パトリック・モディアノのおすすめランキング

プロフィール

(Patrick Modiano)1945年フランス生まれ。1968年に『エトワール広場』でデビュー。1972年に『パリ環状通り』でアカデミー・フランセーズ小説大賞、1978年に『暗いブティック通り』でゴンクール賞を受賞。その他の著作に、『ある青春』(1981)、『1941年。パリの尋ね人』(1997)、『失われた時のカフェで』(2007)などがある。2014年、ノーベル文学賞受賞。

「2023年 『眠れる記憶』 で使われていた紹介文から引用しています。」

パトリック・モディアノのおすすめランキングのアイテム一覧

パトリック・モディアノのおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『失われた時のカフェで』や『暗いブティック通り』や『1941年。パリの尋ね人』などパトリック・モディアノの全23作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

失われた時のカフェで

346
3.32

感想・レビュー

ヌーヴェルヴァーグの、そう、たとえば初期のゴダールなんかに撮ってもらいたいような映像感覚の、そんな物語。 カフェ・コンデに現れるミステリアスな若い女性「... もっと読む

暗いブティック通り

199
3.14

感想・レビュー

「すぐれた現代小説はしばしば推理小説的構造をとる」という説があるらしい。「私は何者でもない。その夕方、キャフェのテラスに坐った、ただの仄白いシルエットに過... もっと読む

1941年。パリの尋ね人

196
3.83

感想・レビュー

パリのドイツ軍占領下での、ユダヤ人少女ドラ・ブリュデールの消息を探す記録。 残酷な戦争の記憶を、尊い命を奪われた人びとの運命を忘れることはできない。 ... もっと読む

さびしい宝石

193
3.57

感想・レビュー

この本は、アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真が表紙となっている。パリのカフェの一瞬を捉えた写真だが、この小説の物語とシンクロしていて印象深い。 物... もっと読む

八月の日曜日

131
3.59

感想・レビュー

表紙を飾るリトグラフがプロムナード・デ・ザングレなのだろうか。棕櫚の並木が海岸通に沿って消失点に向かって遠ざかっていく。地中海から差す光を受けて立つ男が曳... もっと読む

パリ環状通り 新装版

108
3.05

感想・レビュー

「事態の緊迫化した」時節、「私」は怪しげな連中に接近するために、フォンテーヌブローの森のはずれのある村にいた。静かな村に突然やってきた得体の知れない連中。... もっと読む

イヴォンヌの香り

92
3.77

感想・レビュー

モディアノ中毒という言葉があるそうですが、分かりますわかります。すでに中毒に。 この本は、幻のような主人公が、幻のようなイヴォンヌ、その友人のマントらと、... もっと読む

ある青春 (白水Uブックス 197 海外小説永遠の本棚)

86
3.57

感想・レビュー

「次々と打ち寄せては砕け散る波」 主人公はルイとオディール 二人の二十歳の頃の放浪 ブロシエ、ベリューヌ、ブジャルディ……。 二人がその頃関わった年上の... もっと読む

迷子たちの街

62
3.40

感想・レビュー

まずは二度読んでほしい。初読時に読み過ごしていた人名や住所、年月日といった、一見細々と感じられる記述に何度も立ちどまり、作者が行間から目くばせしているのに... もっと読む

嫌なことは後まわし

60
4.00

感想・レビュー

モディアノの自伝的小説。父母と別れた主人公と弟が、素性のわからない少し奇妙な、どこか哀しい人々に出会い、別れていく。1940年代のフランスを舞台に、記憶の... もっと読む

エトワール広場/夜のロンド

59
3.00

感想・レビュー

どこまでが現実で,どこからが妄想?幻覚?非現実なのか,途中からあいまいになってくる。 改行の少ない文章も手伝って,読んでいる間ずっと,不思議な感覚だった... もっと読む

廃墟に咲く花

49
3.50

感想・レビュー

“その男が少しずつ壁のなかに溶けていった。“ この一文で読み手は儚さを知る。存在を事実を流さざるを得ない焦燥みたいな感情は少しも見せず飄々と幕をひいて... もっと読む

眠れる記憶

48
3.86

感想・レビュー

読みながら、古い記憶の中から不意に流れ出てくるものの不思議さに打たれていた。モディアノが綴るのは、大体が不在を巡る物語なのだけど、年々読者に心優しくなって... もっと読む

あなたがこの辺りで迷わないように (フィクションの楽しみ)

44
3.00

感想・レビュー

モディアノの小説を読むと、まるで「あの頃」で人生が本当は終わってしまい、残りの人生が夢であるかのように錯覚する。知りたかった真実が示されない過去の中でわた... もっと読む

サーカスが通る

43
3.87

感想・レビュー

再読。モディアノの綴る物語に入っていくとき、ある種の苦々しさと悔恨の涙をともなう。謎を謎のまま、秘密を秘密のままにして、不在になった人は何者だったのだろう... もっと読む

カトリーヌとパパ

42
4.00

感想・レビュー

モディアノは登場人物に関する事柄を事細かに語らないが、いつもスルッとその物語の中に入っていける。まるでその物語の中に自分も存在していたかのように。とてもノ... もっと読む

家族手帳 (フィクションの楽しみ)

41
3.60

感想・レビュー

パトリック・モディアノの自伝的パラレルワールドな家族の物語。「家族手帳」を題材とした表題作短編を皮切りに全15の短編が綴られる。 最初それぞれ家族をテー... もっと読む

地平線 (フィクションの楽しみ)

41
3.29

感想・レビュー

『つまり、彼らはしょっちゅう隣り合わせにいるのだが、それぞれが異なる時間の回廊の中にいるのだ。互いに話をしたくても、水族館のガラスに隔てられた二人のように... もっと読む
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