ル・クレジオのおすすめランキング

プロフィール

(Jean-Marie Gustave Le Clézio)
1940年、南仏ニース生まれ。1963年のデビュー作『調書』でルノドー賞を受賞し、一躍時代の寵児となる。その後も話題作を次々と発表するかたわら、インディオの文化・神話研究など、文明の周縁に対する興味を深めていく。主な小説に、『大洪水』(1966)、『海を見たことがなかった少年』(1978)、『砂漠』(1980)、『黄金探索者』(1985)、『隔離の島』(1995)、『嵐』(2014)、『アルマ』(2017)など、評論・エッセイに、『物質的恍惚』(1967)、『地上の見知らぬ少年』(1978)、『ロドリゲス島への旅』(1986)、『ル・クレジオ、映画を語る』(2007)などがある。2008年、ノーベル文学賞受賞。

「2024年 『ブルターニュの歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ル・クレジオのおすすめランキングのアイテム一覧

ル・クレジオのおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『物質的恍惚 (岩波文庫) (岩波文庫 赤 N 509-1)』や『海を見たことがなかった少年―モンドほか子供たちの物語 (集英社文庫)』や『悪魔祓い (岩波文庫) (岩波文庫 赤 N 509-2)』などル・クレジオの全35作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

物質的恍惚 (岩波文庫) (岩波文庫 赤 N 509-1)

400
3.94
ル・クレジオ 2010年5月15日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

この本は、追放された書物である。逃走する書物であり、隠蔽された書物であり、ゆえに、何よりも寛容で、何よりも凄艶な、恍惚の書物である。 本書を隅々まで... もっと読む

海を見たことがなかった少年―モンドほか子供たちの物語 (集英社文庫)

311
3.68
ル・クレジオ 1995年6月20日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

主人公のモンド。 この本を読むと、なんて、美しい響きだろうと思うようになるのです。 モンド、、、風のように、とある町にやってきて去っていってしまう。 ... もっと読む

悪魔祓い (岩波文庫) (岩波文庫 赤 N 509-2)

194
3.58
ル・クレジオ 2010年6月17日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

西欧文明に行き詰まりと限界を感じている著者のル・クレジオが、その対極にある、いわば理想の姿としてインディオの文明を位置付けている。例えば、自己を際立たせる... もっと読む

アフリカのひと ―父の肖像

85
3.55
ル・クレジオ 2006年3月17日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

英国植民地下のモーリシャス島に生まれ、英国軍所属の医師として英国植民地であったアフリカの地を転々とした父への回想。第二次世界大戦による家族との断絶、帝国主... もっと読む

隔離の島 (ちくま文庫)

82
4.00
ル・クレジオ 2020年6月11日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

再読。 https://booklog.jp/users/beta-carotene/archives/1/448083205X もっと読む

ル・クレジオ、映画を語る

81
2.89
ル・クレジオ 2012年6月12日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ル・クレジオの書いたものを読むと、そのしなやかで懐の深い思考に唸らされる。思い起こせば『物質的恍惚』でも彼は日本映画の巨匠ミゾグチを出してシンパシーを綴っ... もっと読む

パワナ くじらの失楽園

75
3.25
ル・クレジオ 1995年5月26日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

2012/12/16購入 もっと読む

ブルターニュの歌

70
4.00
ル・クレジオ 2024年3月6日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

もし私が幼児の頃を遡っても、やはり断片が細切れに浮かんでは事実が霞にかかる。この神秘を。幼少期に戦争の恐怖を被った作者は、理解や記憶とはほど遠い欠片を子... もっと読む

ラガ――見えない大陸への接近

62
4.18
ル・クレジオ 2016年3月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

素晴らしかった。地球上で最も大きな'見えない大陸'を生きる逞しく、しなやかな'水の人々'の物語。遠く海を越えてやってきた野蛮な侵略者たちはいくつもの深い爪... もっと読む

ル・クレジオ、文学と書物への愛を語る

57
3.00
ル・クレジオ 2022年5月31日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

【所蔵館】 中百舌鳥図書館 OPACへ↓ https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode... もっと読む

海を見たことがなかった少年 モンドほか子供たちの物語 (現代の世界文学)

54
4.08
ル・クレジオ 1988年5月2日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

これは既に持っている本なので思い出し登録。たぶん刊行されてすぐくらいに買ったのでもう30年くらい持ってる。(歳がバレる!キャー(^^;;)星5個しか付けら... もっと読む

隔離の島 (単行本)

52
3.86
ル・クレジオ 2013年12月18日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

物語を組み上げることでその人にとっての真実が見つかり、自分のルーツから切断されている寄る辺なさが癒される話として読んだ。繰り返し繰り返し描かれる場景(≒情... もっと読む

52
3.75
ル・クレジオ 2015年10月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ル・クレジオの最新作を発売日に書店に駆けつけ手にすることの喜び。初期の難解さは影を潜め、平易な文章に多少の物足りなさを感じつつも、じんわりと五感を刺激し、... もっと読む

ビトナ ソウルの空の下で

48
3.57
ル・クレジオ 2022年2月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

詩の魅力 Charme de la poésie(日本語字幕) | UTokyo TV https://todai.tv/contents-list/20... もっと読む

偶然 帆船アザールの冒険

44
3.30
ル・クレジオ 2002年3月26日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

宝箱をまたひとつ開けてしまった。でもまだ未読のものがあるから大丈夫。でもまあそんなことどうでもいい。同じ箱を何度開けてもその度ごとに強くしなやかな光の煌め... もっと読む

心は燃える

37
3.00
ル・クレジオ 2017年8月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

私の人生のベスト10冊を選ぶとしたら、一番がル・クレジオの「海を見たことがなかった少年」で、この作者が書いたものをもっと読みたい、と手に取った一冊。読み応... もっと読む

春 その他の季節

33
3.82
ル・クレジオ 1993年9月3日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

読んだらフランス語やりたくなって、ちょっとやった。 もっと読む

飢えのリトルネロ

30
4.00
ル・クレジオ 2011年3月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

村野美優さんは、ル・クレジオ作品の訳者の中で、一番良い。 読みやすい。 私は、フランス語でこの本を読んでから、村野さんの和訳を読み、「ああ、そうだった... もっと読む

巨人たち (1976年)

20
4.50

感想・レビュー

圧巻。怒りに充ちている。資本主義社会の中で武器として操られる言葉の氾濫、我々の意識・無意識に侵入する大量の情報プログラム。人々は慣らされ、蒼白な顔面をして... もっと読む
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