中村文則のおすすめランキング

プロフィール

一九七七年愛知県生まれ。福島大学卒。二〇〇二年『銃』で新潮新人賞を受賞しデビュー。〇四年『遮光』で野間文芸新人賞、〇五年『土の中の子供』で芥川賞、一〇年『掏ス摸リ』で大江健三郎賞受賞など。作品は各国で翻訳され、一四年に米文学賞デイビッド・グディス賞を受賞。他の著書に『去年の冬、きみと別れ』『教団X』などがある。

「2022年 『逃亡者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中村文則のおすすめランキングのアイテム一覧

中村文則のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫(日本))』や『教団X (集英社文庫(日本))』や『掏摸(スリ) (河出文庫)』など中村文則の全88作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫(日本))

10254
3.58
中村文則 2012年2月17日 本で見る

感想・レビュー

主人公は、養護施設出身の刑務官 歳の近い死刑の確定が近い未決囚の担当となる。 刑務官は彼との関わりの中で自身の過去、友人の自死等を白日夢のごとく思い出す... もっと読む

教団X (集英社文庫(日本))

8480
2.98
中村文則 2017年6月22日 本で見る

感想・レビュー

3分の2はただただ面白かった。3分の1はひたすらに難しかった。でも嫌な難しさじゃなかった。 生き方、生きるとはどういうことか。世界とは。そういったことは普... もっと読む

掏摸(スリ) (河出文庫)

6926
3.51
中村文則 2013年4月9日 本で見る

感想・レビュー

作中のスリ行為の描写に息を呑む。 極限まで研鑽された技術、高度な状況判断、人間心理の操作は一瞬の芸術にまで到達している(不謹慎だが)。 ... もっと読む

教団X

5264
3.13
中村文則 2014年12月15日 本で見る

感想・レビュー

作者の主張が渋滞を起こし、物語の印象を散漫でボヤけたものにしている。 各人物の行動原理が俗的なもので いくら神秘さや崇高さを纏わせようとし... もっと読む

銃 (河出文庫)

5101
3.69
中村文則 2012年7月6日 本で見る

感想・レビュー

2002年第34回新潮新人賞 中村文則さんのデビュー作でリニューアル刊行版 「銃」 雨降り仕切る河原で 男子大学生が動かない男を見つける その男の傍には... もっと読む

去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫)

4206
3.21
中村文則 2016年4月9日 本で見る

感想・レビュー

ちょっと分かりにくいけど、現実と虚構が混じり合って面白かった もっと読む

遮光 (新潮文庫)

3890
3.60
中村文則 2010年12月24日 本で見る

感想・レビュー

新年から暗い気持ちになることが、僕にとっては 重要なんじゃないかと思い、読みました。  素晴らしい読後感でしたね、何かに導かれるように、陰鬱な気持ちになり... もっと読む

土の中の子供 (新潮文庫)

3790
3.36
中村文則 2007年12月21日 本で見る

感想・レビュー

相変わらず、中村文則さんの作品は暗くて好きです。ただ暗いだけでなく、自分も経験したことあるような、どこか暗部の懐かしささえ感じる。主人公に共感してしまう自... もっと読む

去年の冬、きみと別れ

3518
3.10
中村文則 2013年9月24日 本で見る

感想・レビュー

中村さんの新作『列』で触発され、読み直しました。本書は2014年本屋大賞ノミネートされ、映画にもなった作品です。 ただ、再読ですが、内容は全く覚えておらず... もっと読む

R帝国 (中公文庫)

2892
3.59
中村文則 2020年5月21日 本で見る

感想・レビュー

「1984年」の支配者はビッグブラザーだったが、中村文則が描くディストピア小説では民とその同調圧力が国家を方向づけている。 もっと読む

私の消滅 (文春文庫)

2558
3.59
中村文則 2019年7月10日 本で見る

感想・レビュー

前に読んだのは五年前 だったかしら。 物語の中心に精神科医 による記憶操作があり ます。 記憶が揺らげば自分と いうアイデンティティ も揺らぐ。 即... もっと読む

2444
3.45
中村文則 2023年10月5日 本で見る

感想・レビュー

列。比較的日常に目にすることもある光景ではあるが、たしかに奇妙なものでもある。 長い列に対して、その先の期待感を感じるも方もいれば、並ぶことに対してネガテ... もっと読む

王国 (河出文庫)

2375
3.47
中村文則 2015年4月7日 本で見る

感想・レビュー

「掏摸」兄妹編、ということで。作品そのものが兄妹ということなのですね。 施設で育ち、今は、要人・著名人の弱みを作為的に作り上げる仕事で報酬を得る女性、ユリ... もっと読む

あなたが消えた夜に (毎日文庫)

2325
3.28
中村文則 2018年11月7日 本で見る

感想・レビュー

チグハグな印象。 前半はまるで普通の警察小説。 子供時代の闇を抱えた主人公所轄男刑事とユニークな警視庁女刑事が組んで、連続通り魔事件を追いま~す。... もっと読む

私の消滅

2129
3.32
中村文則 2016年6月18日 本で見る

感想・レビュー

ある精神科医の物語。記憶を無くした『僕』が、自分の手記を読み、自分は複雑な家庭で育った精神科医であることを知る。しかし、その記憶は『私』である精神科医が仕... もっと読む

悪意の手記 (新潮文庫)

2055
3.71
中村文則 2013年1月29日 本で見る

感想・レビュー

主人公が体感した悪意というもの  その性質を何とか把握したいという手記をつづった物語 主人公は難病を患い、絶望が憎悪を育て、悪というものに吸い込まれ飲み... もっと読む

掏摸

1802
3.34
中村文則 2010年8月3日 本で見る

感想・レビュー

主人公の男がスリをする場面、男の目線と指先の感覚がリアル過ぎて、まるで私自身の身に起きているような感覚に陥る。子どもと接点を持った時の男の心情を思うと少し... もっと読む

R帝国

1781
3.48
中村文則 2017年8月19日 本で見る

感想・レビュー

SF小説ぽく読むこともできるんだけど、あえて使われたアルファベットの国名や組織名が実在する名前を感じさせる ハマりはしないけど、フィクションとか陰謀論だと... もっと読む

悪と仮面のルール (講談社文庫)

1740
3.70
中村文則 2013年10月16日 本で見る

感想・レビュー

「掏摸」の兄弟編といった感じでしょうか。 今回の「王国」は、邪の家系を維持する血筋の頂点が、表社会で財閥を築き上げよう裏社会まで支配しているといったところ... もっと読む

迷宮 (新潮文庫)

1573
3.44
中村文則 2015年3月30日 本で見る

感想・レビュー

事件後の現場に、あざやかな折鶴が扮飾されていた事から“折鶴事件”と呼ばれる一家惨殺事件。妖しく美しい母親、その妻を異常に愛する父親、その家庭環境からか精神... もっと読む
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