中野重治のおすすめランキング

プロフィール

中野重治

一九〇二(明治三五)年、福井県生まれ。小説家、評論家、詩人。第四高等学校を経て東京帝国大学独文科卒業。在学中に堀辰雄、窪川鶴次郎らと詩誌『驢馬』を創刊。日本プロレタリア芸術連盟やナップに参加。三一年日本共産党に入党するが、のちに転向。小説「村の家」「歌のわかれ」「空想家とシナリオ」を発表。戦後、新日本文学会を結成。四五年に再入党し、四七年から五〇年、参議院議員として活動。六四年に党の方針と対立して除名された。七九(昭和五四)年没。主な作品に『むらぎも』(毎日出版文化賞)、『梨の花』(読売文学賞)、『甲乙丙丁』(野間文芸賞)、『中野重治詩集』などのほかに、『定本中野重治全集』(全二八巻)がある。

「2021年 『歌のわかれ・五勺の酒』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中野重治のおすすめランキングのアイテム一覧

中野重治のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『村の家・おじさんの話・歌のわかれ (講談社文芸文庫 なB 6)』や『太宰よ! 45人の追悼文集: さよならの言葉にかえて (河出文庫 か 0-10)』や『中野重治詩集 (岩波文庫 緑 83-1)』など中野重治の全314作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

村の家・おじさんの話・歌のわかれ (講談社文芸文庫 なB 6)

131
3.56
中野重治 1994年3月4日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

いわゆるプロレタリア文学と『梨の花』風の小さな男の子の視点で見た世界小説が入り混じった短編集。いきなりこの本から中野重治を読んだら混乱しそう。 よか... もっと読む

太宰よ! 45人の追悼文集: さよならの言葉にかえて (河出文庫 か 0-10)

119
3.78
青山光二 2018年6月5日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

今年の桜桃忌はさくらんぼを片手に遥々三鷹までお墓参りに訪れようと考えていたのですが、昨今の情勢を考慮してお墓参りは一旦延期し、昨年蔦屋書店で購入した本書を... もっと読む

中野重治詩集 (岩波文庫 緑 83-1)

97
3.44
中野重治 1978年12月18日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

プロレタリア文学の詩人として名高い中野重治だが、作風が初期より次第に変化しているように思う。「雨の降る品川駅」が代表作という。当作品は惜別の歌だが、完成度... もっと読む

教科書で読む名作 セメント樽の中の手紙ほかプロレタリア文学 (ちくま文庫 き 41-6 教科書で読む名作)

78
3.50
葉山嘉樹 2017年3月8日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

中野重治「菊の花」、小林多喜二「蟹工船」を読みたくて。解説として芥川の「プロレタリア文学論」と、鶴見俊輔・松尾尊兌の対談「中野重治『愛しき者へ』を読む」(... もっと読む

梨の花 (岩波文庫 緑 83-3)

74
3.75
中野重治 1985年4月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

中野重治(1902-1979)の没後40年を記して......と思つてゐたら、年越しをしてしまひました。 詩集もいいけれど、ここではわたくしの好きな『梨... もっと読む

五勺の酒,萩のもんかきや (講談社文芸文庫 なB 4)

48
3.78
中野重治 1992年8月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

あまり憶えていないが、骨董などを扱ったり、頑固おやじが出てくる上での、ほのぼの劇だったような。とにかくこの作家の作風は濃い。コテコテでんがなー。 もっと読む

オオカミに冬なし

47
4.20

感想・レビュー

池澤夏樹さんの愛読書として、『わたしのなつかしい一冊』という本に紹介されていたので、手に取りました。正確に言うと、去年の冬に一度図書館で借りて、再読に挑戦... もっと読む

続・酔っぱらい読本 (講談社文芸文庫 よA 13)

42
3.60
永井龍男 2013年1月11日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

今回は、やや物足りず。 酔っ払い、というタイトルなのだが、かなり固い話が多く、 (酔っ払いが嫌い、という話まである) 豪快な酒の楽しみ・苦しみの話が... もっと読む

歌のわかれ・五勺の酒 (中公文庫 な)

37
3.57
中野重治 2021年12月22日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「歌」 リアリズムこそが文学の至上目的であり その実現のためには センチメンタルやメランコリーを排除しなければならないという 若き作者の決意表明をしたため... もっと読む

ちくま日本文学全集 39 中野重治

33
3.63
中野重治 1992年9月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ちくま日本文学全集039 中野重治。 中野重治の作品から感じられるのは、まず「まごころ」ということです。そうして作者のその姿勢に打たれます。 ... もっと読む

藝術に関する走り書的覚え書 (岩波文庫 緑 83-2)

29
3.00
中野重治 1978年11月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

『「郷土望景詩」に現れた憤怒』『啄木に関する断片』『芥川氏のことなど』収録。 もっと読む

むらぎも (講談社文芸文庫 なB 1)

28
3.57
中野重治 1989年5月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

政治色が強すぎて、逆に好き。登場人物の無駄な多さにごっちゃになる。でも冒頭からの流れは好きだ。少し前、古き良き日本の、ちょい悪学生たちの何気ない日々だと感... もっと読む

夜明け前のさよなら (愛蔵版詩集シリーズ)

27
3.67
中野重治 2000年2月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

初期の抒情詩が特に好き。仰々しくなく、シンプルな言葉から立ち現われてくる光景が、悲しみや孤独を伝えてくる。思想詩・抵抗詩はずいぶんと激しくてなんだか驚いて... もっと読む

本とつきあう法 (ちくま文庫 な 3-1)

24
2.33
中野重治 1987年2月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 正直告白すると、全く知らない著者のほとんど興味のない分野の本でして、恐らく、この本に私が出会い読み切る確率は、限りなく奇跡に近いと思われます。  ... もっと読む

あけびの花 (講談社文芸文庫 なB 5 現代日本のエッセイ)

18
3.50
中野重治 1993年6月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「どしどし」という言葉をよく使っている。エッセイの書き癖というやつだろうか。中野重治と「どしどし」には、どういった関係があるのだろう。この世にはいない本人... もっと読む

歌のわかれ (新潮文庫 な 3-1)

18
4.00
中野重治 1950年7月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 全五編収録。ほとんどの漢字が旧字体なので、ところどころ読めません。「定價90圓」って何円……?  町歩きがテーマの『歌のわかれ』は、金沢市内がモデ... もっと読む

新編原爆詩集

17
3.50
峠三吉 1995年7月7日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

2001年,修学旅行下見で「サダコ」とともに購入。 もっと読む
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