久世光彦のおすすめランキング

プロフィール

久世光彦

一九三五(昭和十)年、東京生まれ。東京大学文学部美術史学科卒。TBSを経て、テレビ番組制作会社を設立、ドラマの演出を手がける。九三年『蝶とヒットラー』でドゥマゴ文学賞、九四年『一九三四年冬――乱歩』で山本周五郎賞、九七年『聖なる春』で芸術選奨文部大臣賞、二〇〇〇年『蕭々館日録』で泉鏡花賞を受賞。一九九八年紫綬褒章受章。他の著書に『早く昔になればいい』『卑弥呼』『謎の母』『曠吉の恋――昭和人情馬鹿物語』など多数。二〇〇六年(平成十八)三月、死去。

「2022年 『蕭々館日録 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

久世光彦のおすすめランキングのアイテム一覧

久世光彦のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『一九三四年冬―乱歩 (新潮文庫 く-20-1)』や『一九三四年冬 乱歩 (創元推理文庫)』や『飲食男女 おいしい女たち (文春文庫)』など久世光彦の全150作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

一九三四年冬―乱歩 (新潮文庫 く-20-1)

328
3.76
久世光彦 1997年2月1日 本で見る

感想・レビュー

くるたんさんのレビューを見て読み始めました もともと、江戸川乱歩が好きなので、このタイトルですぐに読みたくなりました。 外国人ばかりが逗留する張ホテル... もっと読む

一九三四年冬 乱歩 (創元推理文庫)

215
3.79
久世光彦 2013年1月20日 本で見る

感想・レビュー

江戸川乱歩が実際に失踪した4日間のホテル暮らしを下地にした本作。ホテルでの生活中に書かれる作品の幻想性と内省する中年作家の現実性のギャップがすごく良かった... もっと読む

飲食男女 おいしい女たち (文春文庫)

184
3.44
久世光彦 2006年4月7日 本で見る

感想・レビュー

エッセイのような掌編という感じでしょうか。全てが本当にあったこととは思えないけれど久世さんの中ではあったことなのかなと思う。それはそれで良いし嫌いじゃない... もっと読む

向田邦子との二十年

176
3.94
久世光彦 2009年4月1日 本で見る

感想・レビュー

脚本家・作家である向田邦子のテレビドラマの演出家として長年タッグを組んだ久世光彦が語る彼女との思い出の数々。 あくまで仕事をメインとしたパートナーで... もっと読む

桃 (中公文庫)

162
3.66
久世光彦 2005年3月23日 本で見る

感想・レビュー

こんな文章、書いてみたい。 もっと読む

早く昔になればいい (新潮文庫)

159
3.39
久世光彦 1998年12月1日 本で見る

感想・レビュー

狂女をかつて陵辱した事のある中年が、数十年ぶりの故郷で幻想に囚われる。 自己の正当化、蛮行の神聖化が公然と行われ進む物語に、虫唾が走る読者も一定層いると思... もっと読む

陛下 (中公文庫)

147
3.71
久世光彦 2003年3月23日 本で見る

感想・レビュー

自身の不勉強もあり二・二六事件のバックグラウンドがイマイチの為、全体的に趣旨が掴みづらかった。 当時、雲の上の存在だった“陛下”の幻想的で耽美な表現、傾倒... もっと読む

怖い絵 (文春文庫 く-17-1)

146
3.42
久世光彦 1997年1月1日 本で見る

感想・レビュー

怖い絵をテーマにして展開する短編集。昭和20年代を舞台にした私小説風の書き方なんだけれど、読んでいるうちに幻想小説に思えてくるこの妖しさは何なのだろう?「... もっと読む

蕭々館日録 (中公文庫)

112
4.09
久世光彦 2004年6月25日 本で見る

感想・レビュー

久世流 〝吾輩は猫である〝 的作品。 主人公である幼女麗子から見た視点 実在をモデルした文豪たちをシニカルに、時にコミカルな情景で語られる。 迫りくる不吉... もっと読む

美の死 ぼくの感傷的読書 (ちくま文庫)

102
3.48
久世光彦 2006年3月1日 本で見る

感想・レビュー

再読 演出家・作家 久世光彦さんの書評集。「人のことを書くのは、面白いことなのだ。会ったこともないのに、その人と親しくなれたような気がする。ほんの少し... もっと読む

昭和恋々 あのころ、こんな暮らしがあった (文春文庫)

97
3.24
山本夏彦 2002年6月7日 本で見る

感想・レビュー

2006年に亡くなられた時、もう久世さんの美文・名文には出会えないのかと、ずいぶんと寂しかったものだ。 でも「人は死して・・」なのだね。 ちゃんとこう... もっと読む

陛下 (新潮文庫)

96
3.52
久世光彦 1999年3月2日 本で見る

感想・レビュー

2・26事件にまつわるお耽美小説。 北一輝は義眼に”とある細工”をほどこしている、という凄まじい演出が。知的なエロスとは彼のことを言うと思った!笑 未... もっと読む

触れもせで 向田邦子との二十年 (講談社文庫)

95
3.77
久世光彦 1996年1月1日 本で見る

感想・レビュー

数ある作家のエッセイの中で一番好きな本かもしれない。 向田邦子とのエピソードがとても綺麗な日本語でつづられていて、著者の向田邦子への思いが伝わってくるし、... もっと読む

聖なる春 (新潮文庫)

95
3.35
久世光彦 1999年12月27日 本で見る

感想・レビュー

グスタフ・クリムトの贋作を描き続ける男の話。 耽美的かつデカダンス色強く、170p程の軽いボリュームだが重さのある作品。 表題の聖なる春とは何か、うまく... もっと読む

昭和幻燈館 (中公文庫)

92
3.62
久世光彦 1992年1月1日 本で見る

感想・レビュー

昭和への追憶を綴ったエッセイ集。妖しく艶めかしい。映画、文学、建築、挿絵、童謡、歌謡曲、狂女、制服と対象は多岐に渡る。戦時下で人外境を夢見た久世少年は、死... もっと読む

卑弥呼 (新潮文庫)

74
3.74
久世光彦 2000年6月28日 本で見る

感想・レビュー

私にとって久世光彦さんと言えば「寺内貫太郎一家」ではなく「時間ですよ」でもない。 私にとって久世さんと言えば「刑事ヨロシク」だ。 当時肩をカクカクさせ... もっと読む

謎の母 (新潮文庫)

73
3.44
久世光彦 2001年6月28日 本で見る

感想・レビュー

無頼派の旗手、太宰治に朽木糺という名を付し、15歳の女学生さくらの心を通してその死までを描いた作品。あたたかさと厳しさと冷静さを持って朽木を見つめるさくら... もっと読む

きみと出会えたから 34人がつづる愛犬との日々 (PHP文芸文庫)

73
3.50
アンソロジー 2015年11月6日 本で見る

感想・レビュー

34人の名文家の手になる愛犬についてのエッセイ・アンソロジー。犬のお腹に発疹を見つけて不安になり病院に行ったら「おへそです」と言われたとか(小川洋子),犬... もっと読む

一九三四年冬‐乱歩

71
3.79
久世光彦 1993年12月1日 本で見る

感想・レビュー

スランプ中の江戸川乱歩の様子が切実だけどユーモラス、なおかつ共感もできてたいへん楽しく読めた。 当時の探偵文壇まわりや乱歩周辺の人々のことも、乱歩視点を通... もっと読む
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