久世光彦のおすすめランキング

プロフィール

久世光彦

一九三五(昭和十)年、東京生まれ。東京大学文学部美術史学科卒。TBSを経て、テレビ番組制作会社を設立、ドラマの演出を手がける。九三年『蝶とヒットラー』でドゥマゴ文学賞、九四年『一九三四年冬――乱歩』で山本周五郎賞、九七年『聖なる春』で芸術選奨文部大臣賞、二〇〇〇年『蕭々館日録』で泉鏡花賞を受賞。一九九八年紫綬褒章受章。他の著書に『早く昔になればいい』『卑弥呼』『謎の母』『曠吉の恋――昭和人情馬鹿物語』など多数。二〇〇六年(平成十八)三月、死去。

「2022年 『蕭々館日録 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

久世光彦のおすすめランキングのアイテム一覧

久世光彦のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『本なんて!作家と本をめぐる52話』や『一九三四年冬―乱歩 (新潮文庫)』や『もうすぐ絶滅するという煙草について』など久世光彦の全147作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。

本なんて!作家と本をめぐる52話

357
3.25
芥川龍之介 2015年7月17日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

作家と本。なんかもっと愛に溢れた話が多いのかと思ったけれど、恋人ではなく家族のような、当たり前にそこにある存在という感じなのかな。 もっと読む

一九三四年冬―乱歩 (新潮文庫)

294
3.76

感想・レビュー

くるたんさんのレビューを見て読み始めました もともと、江戸川乱歩が好きなので、このタイトルですぐに読みたくなりました。 外国人ばかりが逗留する張ホテル... もっと読む

もうすぐ絶滅するという煙草について

241
3.30
芥川龍之介 2018年2月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

煙草に一家言ある物書きはやはり面白い。 もっと読む

皆川博子の辺境薔薇館: Fragments of Hiroko Minagawa

237
4.53
皆川博子 2018年5月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

短編やインタビューや、皆川作品を愛する多くの小説家や編集者たちの寄稿文など。 皆川博子さんにまつわる色々が詰まっていて、これは堪らない。 読みながら、... もっと読む

一九三四年冬―乱歩 (創元推理文庫)

187
3.79
久世光彦 2013年1月20日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

TBSのプロデューサーとして、向田邦子とのタッグによるTVドラマなどを手掛けた久世光彦の作家としての代表作。スランプに陥った江戸川乱歩が麻布のホテルに泊ま... もっと読む

おいしい女たち 飲食男女 (文春文庫)

172
3.43
久世光彦 2006年4月7日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

エッセイのような掌編という感じでしょうか。全てが本当にあったこととは思えないけれど久世さんの中ではあったことなのかなと思う。それはそれで良いし嫌いじゃない... もっと読む

向田邦子との二十年 (ちくま文庫)

162
3.94
久世光彦 2009年4月8日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

脚本家・作家である向田邦子のテレビドラマの演出家として長年タッグを組んだ久世光彦が語る彼女との思い出の数々。 あくまで仕事をメインとしたパートナーで... もっと読む

桃 (中公文庫)

150
3.66

感想・レビュー

こんな文章、書いてみたい。 もっと読む

早く昔になればいい (新潮文庫)

150
3.40

感想・レビュー

生前、久世光彦さんを取材した時に、この本について触れたことがある。昭和10年代には、しーちゃんのような気の触れた子がたくさんいたらしい。昭和恐慌〜日中戦争... もっと読む

陛下 (中公文庫)

141
3.71

感想・レビュー

「久世さんの二・二六事件」とでも呼ぶべき小説。 金木犀の香りとともに現れる美しい人の幻影…「恋闕」と呼ぶには些か甘美…に取り付かれた 主人公の陸軍... もっと読む

怖い絵 (文春文庫)

129
3.43

感想・レビュー

怖い絵の通り、暗い話が多い。 青春時代の少し大人びた、エロスを感じる絵との出合い。 そんな中で、何とも形容しがたい青春の経験と想い出から、怖い絵の真相... もっと読む

蕭々館日録 (中公文庫)

109
4.09
久世光彦 2004年6月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

久世流 〝吾輩は猫である〝 的作品。 主人公である幼女麗子から見た視点 実在をモデルした文豪たちをシニカルに、時にコミカルな情景で語られる。 迫りくる不吉... もっと読む

あのころ、こんな暮らしがあった 昭和恋々 (文春文庫)

93
3.24
山本夏彦 2002年6月7日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

2006年に亡くなられた時、もう久世さんの美文・名文には出会えないのかと、ずいぶんと寂しかったものだ。 でも「人は死して・・」なのだね。 ちゃんとこう... もっと読む

美の死―ぼくの感傷的読書 (ちくま文庫)

93
3.46
久世光彦 2006年3月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

著者の保守派・浪曼派的な読書傾向の背後に職業軍人だった父上の影が見え隠れするのは気のせいか。 もっと読む

触れもせで―向田邦子との二十年 (講談社文庫)

90
3.77

感想・レビュー

数ある作家のエッセイの中で一番好きな本かもしれない。 向田邦子とのエピソードがとても綺麗な日本語でつづられていて、著者の向田邦子への思いが伝わってくるし、... もっと読む

聖なる春 (新潮文庫)

87
3.32

感想・レビュー

もしクリムトが「幸福」という題を与えられても、彼は至福に輝く人々ではなく、煉獄にのたうつ男女の姿しか描かなかったろう。〈不幸〉は描写することはできても、〈... もっと読む

陛下 (新潮文庫)

83
3.48

感想・レビュー

2・26事件にまつわるお耽美小説。 北一輝は義眼に”とある細工”をほどこしている、という凄まじい演出が。知的なエロスとは彼のことを言うと思った!笑 未... もっと読む

昭和幻燈館 (中公文庫)

82
3.62
久世光彦 1992年8月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

昭和への追憶を綴ったエッセイ集。妖しく艶めかしい。映画、文学、建築、挿絵、童謡、歌謡曲、狂女、制服と対象は多岐に渡る。戦時下で人外境を夢見た久世少年は、死... もっと読む

永遠の太宰治 (文藝別冊)

73
3.86
安藤宏 雑誌 2019年5月11日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

宮教大OPAC https://www.lib.miyakyo-u.ac.jp/opac/volume/616967 もっと読む
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