伊井直行のおすすめランキング

プロフィール

伊井直行(いいなおゆき)
1953年、宮崎県生まれ。83年「草のかんむり」で群像新人文学賞、89年『さして重要でない一日』で野間文芸新人賞、94年『進化の時計』で平林たい子文学賞、2001年『濁った激流にかかる橋』で読売文学賞受賞。他の著書に『お母さんの恋人』『青猫家族輾転録』『愛と癒しと殺人に欠けた小説集』『ポケットの中のレワニワ』『岩崎彌太郎「会社」の創造』『会社員とは何者か? ─会社員小説をめぐって』などがある。

「2016年 『尻尾と心臓』 で使われていた紹介文から引用しています。」

伊井直行のおすすめランキングのアイテム一覧

伊井直行のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『会社員とは何者か? ─会社員小説をめぐって』や『尻尾と心臓』や『岩崎彌太郎─「会社」の創造』など伊井直行の全52作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

会社員とは何者か? ─会社員小説をめぐって

178
3.25
伊井直行 2012年4月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

タイトルがずいぶん前から気になっていた本。「会社員小説」というカテゴリを現代小説の中に規定し、それに当てはまる作品をクラシックから現代作品まで取り上げた評... もっと読む

尻尾と心臓

106
2.96
伊井直行 2016年5月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

九州の食品会社から東京の子会社に出向してきた乾と外資系コンサル出身のデキる女性、笹島がコンビを組んで、営業アシストツール「セルアシ」の開発に取り組むお仕事... もっと読む

岩崎彌太郎─「会社」の創造

96
3.38
伊井直行 2010年5月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

岩崎彌太郎以外についての、作者の主張が多過ぎて、鬱陶しい。もっと淡々と客観的に追っていれば、かなり良かったのに残念。 もっと読む

愛と癒しと殺人に欠けた小説集

87
2.94
伊井直行 2006年11月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

私は十分な癒しとちょっとの愛を感じられた。まえがきにある通り、一般の小説に見られる愛や癒しや殺人は少ない。なんというか、石橋をミリ単位で叩いて渡るような繊... もっと読む

ポケットの中のレワニワ (下)

63
3.23
伊井直行 2009年5月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

本書がとらえる世界観は、けっして甘いものではないのに、 読後感があたたかいのは、 レワニワへのあつかいの、あたたかさと、 登場人物に、偽悪的なひとは... もっと読む

さして重要でない一日 (講談社文芸文庫)

61
3.75
伊井直行 2012年4月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

まるで昔のドラマの中で、主役たちがサクセスストーリーや恋愛に現を抜かしている裏で静かに流れていたモブ達の物語のよう。 エンタメではよく仕事が主題にはなって... もっと読む

濁った激流にかかる橋 (講談社文芸文庫)

58
3.50
伊井直行 2007年7月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

笙野頼子の解説にあるとおり、濁った激流にかかる「橋」が人格化したように存在感をもち、それに翻弄されるかのような住民たちをめぐる連作短篇。橋が意志をもってい... もっと読む

ポケットの中のレワニワ (講談社文庫)

52
3.50
伊井直行 2012年4月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

どなたかの「会社員とは何か?」の感想を読んで、読んでみたくなった記憶が……。 そしてだいぶ長いこと積んであった……。 伊井直行氏の著作を読むのは初めて... もっと読む

青猫家族輾転録

49
2.94
伊井直行 2006年4月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

70年代半ばの就職氷河期に中堅商社に入った「僕」の社内抗争、リストラ、独立、合併と続く社会人としての転変と、一人娘の不登校、不良化を防ごうとする父親、家庭... もっと読む

草のかんむり (講談社文庫 い 54-1)

42
3.11
伊井直行 1990年7月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

文体が誰ぞに似てると思ったら、村上春樹だった。 後半~結末が有耶無耶になっていくあたりも酷似している。 中盤までは読みすすめ易かったのだが・・・ もっと読む

お母さんの恋人

32
2.92
伊井直行 2003年4月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

少し変わった恋愛小説で、恋愛小説っぽくなかった。淡々と進んでいく物語で36歳の綺麗な独身女性を取り巻く物語。 捉え所がなく、ふわっとした感じの物語でした。 もっと読む

濁った激流にかかる橋

30
3.44
伊井直行 2000年7月13日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

恩師の著 すばらしい小説。こんな作品は私には到底かけそうもない。 もっと読む

服部さんの幸福な日

27
3.25
伊井直行 2000年1月31日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

いわゆる装丁買いをした一冊。どんなものかというと、青空に、雲とともに服部さんと思しき人物が浮かんでいるメルヘンな絵である。 平凡なサラリーマンである服部... もっと読む

三月生まれ

19
2.88
伊井直行 1996年1月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

4-06-208143-1 200p 1996.3.10 1刷 もっと読む

さして重要でない一日

16
3.00
伊井直行 1989年9月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 一人称と三人称の間のような独特の地の文が秀逸。低温で綴られる話。ラストでぞっとした。面白いのか怖いのか判断がつけ難い。 もっと読む

本当の名前を捜しつづける彫刻の話

14
2.83
伊井直行 1991年6月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

読みにくいけど読む手が止まらない、面白くないけど面白い、表題作「本当の名前を捜しつづける彫刻の話」が印象深かった もっと読む

進化の時計

10
2.25
伊井直行 1993年1月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「ぼく」大高進之介の状況は、ここ数日で激変していた。父が亡くなり、母は保険金をだまし取られ、九州の田舎の家も立ち退かねばならない。ぼくは仕事をやめて田舎... もっと読む
全52アイテム中 1 - 20件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×