余華のおすすめランキング

プロフィール

1960年中国浙江省杭州生まれ。両親の職場の病院内で、人の死を身近に感じながら育つ。幼少期に文化大革命を経験。89年には文学創作を学んでいた北京で天安門事件に遭遇した。80年代中頃から実験的手法による中短篇作品で「先鋒派」作家の一人として注目を浴び、91年『雨に呼ぶ声』(アストラハウス)で長篇デビュー。92年発表の『活きる』(中央公論新社)が張芸謀(チャン・イーモウ)監督により映画化されて話題を呼ぶ。本作『兄弟』は中国で05年に上巻、06年に下巻が発表され、またたくまにベストセラーとなった。他の長篇作品に95年『血を売る男』、17年『死者たちの七日間』(いずれも河出書房新社)、21年『文城』(未邦訳)がある。グランザネ・カブール賞(イタリア)、フランス芸術文化勲章「シュヴァリエ」受賞。作品は全世界で2000万部以上、40以上の言語に翻訳されており、ノーベル賞関係者が中国で必ず面会する作家のひとり。

「2021年 『兄弟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

余華のおすすめランキングのアイテム一覧

余華のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『活きる (中公文庫)』や『兄弟 上 《文革篇》』や『兄弟 上 文革篇 (文春文庫)』など余華の全29作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

活きる (中公文庫)

142
4.37
余華 2019年1月22日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

人間万事塞翁が馬。 いつ何時悲喜劇が起こるかは誰にもわからない。 「人間は平凡な方がいい。どうにかこうにか頑張って、命をつないでいくのだ。」 ... もっと読む

兄弟 上 《文革篇》

131
4.04
余華 2008年6月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

中国文学のエネルギッシュさとスケールの大きさを余す所なく表現した作品。スケールの大きさというのは、登場人物の世代を超えて描かれる時間軸と、中国という国自体... もっと読む

兄弟 上 文革篇 (文春文庫)

106
4.10
余華 2010年12月3日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

中国でベストセラーとなった小説なんだそうな。そして、賛否両論の本なんだそうな。 文化大革命や改革開放といった時代の荒波を、時には乗り越え、時には呑み込ま... もっと読む

兄弟 下 《開放経済篇》

104
3.94
余華 2008年6月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

下巻は、開放経済篇。 上巻の文革篇からうってかわって、凄惨なシーンが、強欲なシーンへ。近代の中国を象徴するような、「金がすべて」の中に「家族は大事」とい... もっと読む

ほんとうの中国の話をしよう

97
3.80
余華 2012年10月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 文化大革命から現代社会にかけて、社会の集団幻想から距離を置いた視点で中国社会の矛盾を淡々と語っている。著者は、父親も文化大革命で打倒され、またその時代の... もっと読む

血を売る男

92
3.80
余華 2013年12月26日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

凄い もっと読む

兄弟

92
3.80
余華 2021年6月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

『兄弟(上)(下)』余華著、泉京鹿訳(文藝春秋) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG https://booklog.k... もっと読む

兄弟 下 開放経済篇 (文春文庫)

84
3.72
余華 2010年12月3日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

上下巻合わせて1000ページ超に、 汚さと下劣さ、猥雑さをばらまいた 文革から開放経済の中国40年は兄弟の物語。 なんかとり憑かれたように読ませ... もっと読む

死者たちの七日間

80
4.12
余華 2014年6月19日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

先日読んだ著者の本を読んでみました。 墓場を 用意していないと 成仏できない という 考えが 広くあるのかな? 中国で 抱えている問題を うまく スト... もっと読む

活きる

66
4.33
余華 2002年3月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

著者、余華さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。 ---引用開始 余華(ユイ・ホア、Yu Hua、漢字日... もっと読む

中国では書けない中国の話

64
3.70
余華 2017年8月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

著者が話しているように、アメリカ、韓国についてのコラムはあるが、日本についてのものがないのは、残念です。 もっと読む

文城 夢幻の町 (単行本)

60
4.40
余華 2022年10月20日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

great もっと読む

雨に呼ぶ声

56
3.27
余華 2020年10月21日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

少し前の中国の農村の人々の生き様が少年の目を通して書かれている。国民性なのか共産党政権のせいか、あまりにも精一杯で体当たりで驚くばかりだった。素晴らしい本... もっと読む

ほんとうの中国の話をしよう (河出文庫)

55
3.89
余華 2017年9月6日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 1960年生まれの著者、日本とは異なる体制の国に生まれるってこういうことなんだろう。 著者の魯迅評にはハッとした。 もっと読む

世事は煙の如し 中短篇傑作選

41
3.33
余華 2017年6月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

表題作、薄暗く不気味な物事が、明瞭な語り口で展開される。なぜかやみつき。 登場人物の記号化で思い出すのは『星座から見た地球』(福永信)、『失脚』(デュレ... もっと読む

活きる (中公文庫)

14
4.67
余華 電子書籍 2019年1月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

資産家の息子から転落し中国共産党の大躍進政策、文化大革命の混乱。貧困に喘ぎ家族を次々に失いながらも なぜ生きるのかを問います。チャンイーモウ監督映画もいつ... もっと読む

活着: ある農夫の一生 (中国現代小説系列)

6
4.67
余華 1997年11月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

下の『活きる』のオリジナル、大河内先生の注がついているので、そのまま読むのがまだ大変な人には助けてくれるでしょう。オリジナルで読んでも泣ける一冊、映画にも... もっと読む
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