南木佳士のおすすめランキング

プロフィール

南木佳士(なぎ けいし)
1951年、群馬県に生まれる。東京都立国立高等学校、秋田大学医学部卒業。佐久総合病院に勤務し、現在、長野県佐久市に住む。1981年、内科医として難民救援医療団に加わり、タイ・カンボジア国境に赴き、同地で「破水」の第五十三回文學界新人賞受賞を知る。1989年「ダイヤモンドダスト」で第百回芥川賞受賞。2008年『草すべり その他の短篇』で第三十六回泉鏡花文学賞を、翌年、同作品で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞する。ほか主な作品に『阿弥陀堂だより』、『医学生』、『山中静夫氏の尊厳死』、『海へ』、『冬物語』、『トラや』などがある。とりわけ『阿弥陀堂だより』は映画化され静かなブームを巻き起こしたが、『山中静夫氏の尊厳死』もまた映画化され、2020年2月より全国の映画館で上映中。

「2020年 『根に帰る落葉は』 で使われていた紹介文から引用しています。」

南木佳士のおすすめランキングのアイテム一覧

南木佳士のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『ダイヤモンドダスト (文春文庫)』や『医学生 (文春文庫)』や『阿弥陀堂だより (文春文庫)』など南木佳士の全85作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

ダイヤモンドダスト (文春文庫)

908
3.55
南木佳士 1992年2月8日 本で見る

感想・レビュー

医療に携わる人たちを描く短編集。 全て自然の描写がみずみずしいというか、生き生きとした描かれ方で読んでいて気持ちが良いです。冬が好きな自分は「ワカサギを釣... もっと読む

医学生 (文春文庫)

728
3.56
南木佳士 1998年7月10日 本で見る

感想・レビュー

医療・青春小説。 新しく設立された秋田大学医学部を舞台に、四人の医学生たちの苦悩と成長が描かれていた。 著者は、実際に医師として活動。 その体験をもと... もっと読む

阿弥陀堂だより (文春文庫)

688
3.88
南木佳士 2002年8月2日 本で見る

感想・レビュー

小説家として結果を出せず苦しむ夫。優秀な医師として多忙な妻。都会で支え合いながら生活する中、妻は心を病んでいく。夫の故郷信州の山村に戻る決意をする。そこは... もっと読む

信州に上医あり 若月俊一と佐久病院 (岩波新書 320)

158
3.61
南木佳士 1994年1月20日 本で見る

感想・レビュー

とある大学の医学部の授業の課題本と聞いて、興味を持ったので読んでみた。 地域医療のパイオニアである佐久病院の基礎を作った若月さん俊一の評伝である。 芥川賞... もっと読む

トラや (文春文庫)

150
4.00
南木佳士 2010年9月3日 本で見る

感想・レビュー

あんまりにも引きずり込まれるので、言葉がなかなかでない。 やさしく、やはり疾患特有とおもわれる病的な繊細さとか細さと、芯のつよい先生の文学者としての文章... もっと読む

冬物語 (文春文庫)

149
3.36
南木佳士 2002年1月10日 本で見る

感想・レビュー

医師のこういうとこも見てえや?て内容やった たしかに病院に行く人てどっか悪いから行くわけで、人の嫌な面ばっかり見えるんやな…大変や あと芝生、めっちゃわ... もっと読む

猫に教わる

135
3.58
南木佳士 2022年3月8日 本で見る

感想・レビュー

お医者さんだけど、芥川賞を受賞した作家でもある。医者として患者の死に真摯に向き合われていたのだと思う。パニック障害やうつ病も克服して、今。素敵な奥さんや家... もっと読む

山中静夫氏の尊厳死 (文春文庫)

113
3.76
南木佳士 2004年2月10日 本で見る

感想・レビュー

芥川賞受賞直後に読んだ「ダイヤモンドダスト」を読み返したくなった。まるで、この本を読んだあとにそういう日がくるのを待ってたみたいにずっと本棚にしまってある... もっと読む

陽子の一日

106
3.47
南木佳士 2013年1月29日 本で見る

感想・レビュー

南木さんの作品で女性が主人公なんて珍しい、と思ったらこの本の主人公の陽子はデビュー作で描いた人物のようだ。 数十年の時を経て同じ女性のその後に光を当てる... もっと読む

エチオピアからの手紙 (文春文庫)

104
3.53
南木佳士 2000年3月10日 本で見る

感想・レビュー

12月新着 東京大学医学図書館の所蔵情報 https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?bib... もっと読む

トラや

100
3.39
南木佳士 2007年11月30日 本で見る

感想・レビュー

一緒に過ごす猫や犬に、確かに救われた瞬間がある、と しみじみ思える人には、ぜひ手に取ってもらいたい本です。 待合室にあふれる患者を思うと、他の医者... もっと読む

海へ (文春文庫)

99
3.28
南木佳士 2004年10月8日 本で見る

感想・レビュー

心の病と闘い、共に生き、やり過ごし、今は前を向きつつある男の小説。前を向きつつあるのだが、こちらの心が少し沈んだ。誰にでもあり得ること。危ないところで生き... もっと読む

家族 (文春文庫)

88
3.23
南木佳士 2003年8月1日 本で見る

感想・レビュー

老父の死をめぐって家族一人ひとりの内面が描かれている。作者が医師ということもあり、描写が非常にリアル。人生の禁忌に抗う方法として性(裏ビデオ)に執着する老... もっと読む

草すべり その他の短篇 (文春文庫)

88
3.33
南木佳士 2011年9月2日 本で見る

感想・レビュー

南木佳士著 「草すべり」 生と死を見つめてきた医者である南木佳士の山岳小説。四編からなる短編の本ですが、それぞれが違った生を静かに語っている味わい深い本で... もっと読む

草すべり その他の短篇

84
3.52
南木佳士 2008年7月11日 本で見る

感想・レビュー

ネガティブな感情にしがみついたまま放さないのが後悔. 出来事を知的に分析して将来に備えるのが反省. . なるほどね… . 登山の話を読むと 登山が好きな人... もっと読む

山行記 (文春文庫)

78
3.39
南木佳士 2016年5月10日 本で見る

感想・レビュー

新穂高から笠ヶ岳と槍を通る周回や、北岳から農鳥までの大縦走が書かれていますが、声高になる事なく静かに淡々と時が流れて行きます。山行記ではありますが文学作品... もっと読む

神かくし (文春文庫)

71
3.48
南木佳士 2005年4月8日 本で見る

感想・レビュー

南木さんの作品と付き合ってきたが、2005年刊行のこの作品では、病気から立ち直り、まだ不安を残しながらも、診察を続けられるようになった生活が語られている。... もっと読む

小屋を燃す

62
3.20
南木佳士 2018年3月29日 本で見る

感想・レビュー

南木さん、これで筆を折る気なののか?読みながら思うほど、これまでの集大成という印象を受けました。 過去と現在が交錯して描かれます。 過去は、いつも... もっと読む

先生のあさがお

59
3.42
南木佳士 2010年8月9日 本で見る

感想・レビュー

こちらに伝わってこなかったのでつまらなかった。 独りよがりな感じもした。何が言いたいのかなぁ もっと読む
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