坂口安吾のおすすめランキング

プロフィール

(さかぐち・あんご)1906~1955
新潟県生まれ。東洋大学印度倫理学科卒。1931年、同人誌「言葉」に発表した「風博士」が牧野信一に絶賛され注目を集める。太平洋戦争中は執筆量が減るが、1946年に戦後の世相をシニカルに分析した評論「堕落論」と創作「白痴」を発表、“無頼派作家”として一躍時代の寵児となる。純文学だけでなく『不連続殺人事件』や『明治開化安吾捕物帖』などのミステリーも執筆。信長を近代合理主義者とする嚆矢となった『信長』、伝奇小説としても秀逸な「桜の森の満開の下」、「夜長姫と耳男」など時代・歴史小説の名作も少なくない。

「2022年 『小説集 徳川家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

坂口安吾のおすすめランキングのアイテム一覧

坂口安吾のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『堕落論 (新潮文庫)』や『白痴 (新潮文庫)』や『堕落論 (角川文庫)』など坂口安吾の全2574作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

堕落論 (新潮文庫)

3632
3.64
坂口安吾 2000年5月30日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

この一、二ヶ月、私は堕落している。元々、社会的ポジションなど無かったのだから、内々で堕落している。ほんの数ヶ月前、長年続いた精神的肉体的拘束が、突然無くな... もっと読む

白痴 (新潮文庫)

3403
3.59
坂口安吾 1949年1月3日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

特に青鬼の褌を洗う女ですが 一応奥様がモデルとされていますが 可愛くってしょうがない感じが にじみ出ております ひねくれた溺愛が心をくすぐりました... もっと読む

堕落論 (角川文庫)

2119
3.87
坂口安吾 2007年6月23日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 焦土、と言っていいだろう。家は焼け落ち、田畑は荒れて、路傍には浮浪者がうずくまる。人々は闇市に行列を作り、娼婦と孤児が夜の街を徘徊する…。どこか遠い国の... もっと読む

桜の森の満開の下 (講談社文芸文庫)

1935
3.75
坂口安吾 1989年4月3日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

[桜の森…]桜は本来は畏怖の対象だったというグッとくる書き出し。美しさの中にグロテスクが内包された幻想的な怪奇小説。亭主を殺された美女は、殺した山賊を尻に... もっと読む

桜の森の満開の下・白痴 他十二篇 (岩波文庫)

1808
4.05
坂口安吾 2008年10月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

桜の森の満開の下;1947年(昭和22年)。 満開の桜が恐ろしいのは美しすぎるせいではあるまい。美を所有せんとする執着が怖いのだ。代償を厭わなくなる狂気... もっと読む

不連続殺人事件 (角川文庫)

1486
3.51
坂口安吾 2006年10月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

戦後間もない田舎の豪邸に招待された癖のある人達。そこで事件が‥。人物一覧を自分で作らないとついていけなかったが、論理的で読み応えあるミステリーで大満足。か... もっと読む

堕落論 (集英社文庫)

1390
3.70
坂口安吾 1990年11月20日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

独善、ごまかし、虚飾、強がりを全て捨て去り、そこに何か残っているものを見つけ大事にしろ── そういう普遍的な言葉と捉えた。 もっと読む

堕落論 (280円文庫)

1104
3.76
坂口安吾 2011年4月15日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

天皇制に対する舌鋒鋭い文章に驚く。 P26 藤原氏や将軍家にとって何がために天皇制が必要であったか。何がゆえに彼ら自身が最高の主権を握らなかったか。それ... もっと読む

堕落論・日本文化私観 他二十二篇 (岩波文庫)

1014
4.07
坂口安吾 2008年9月17日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

坂口安吾(1906-1955)の代表的な評論を収録したもの。安吾は「生きる」ということに対して常に誠実であろうとした、という強い印象を受ける。「生きる」こ... もっと読む

堕落論 (角川文庫クラシックス)

872
3.62

感想・レビュー

タイトルに惑わされるなかれ。すばらしい、良書である。私は、坂口安吾が大好き‼ もっと読む

明治開化 安吾捕物帖 (角川文庫)

810
3.42
坂口安吾 2008年6月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

短編集。 テイストがバラエティーに富んでいて、複数の本を読んでいるような異なる読みごたえ。 時代背景が明治ということもあるだろうが、国や法制が固まりき... もっと読む

堕落論

788
3.61
坂口安吾 電子書籍 2012年9月13日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ポストアポカリプスの世界が現実味を帯びてきた昨今、この先めちゃめちゃ引用されそうな。 いやほんと今こそみんな読むがいいと思う。 「戦争がどんなすさまじ... もっと読む

桜の森の満開の下

780
3.78
坂口安吾 電子書籍 2012年9月13日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

読む前に想像していた以上に、グロテスクで怪しく、けれどもどこか美しさのある、不思議な作品でした。 鈴鹿峠にて、旅人の追い剥ぎを生業としていた山賊の男。彼... もっと読む

不連続殺人事件 (新潮文庫)

688
3.50
坂口安吾 2018年8月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

古今東西、多くの文豪たちがミステリ仕立ての小説を書いている。物語の多くが何らかの謎をはらんだものであるからそれは当然のことであり、また当人たちもミステリを... もっと読む

肝臓先生 (角川文庫)

483
3.47
坂口安吾 1997年12月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

個人的にドキッとするタイトル。私は好きです。 もっと読む

ちくま日本文学009 坂口安吾 (ちくま文庫)

462
3.76
坂口安吾 2008年2月6日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

安吾の代表作をほぼ網羅した編纂本。小説もエッセイも初読の作品が並ぶけど、その作品が作家の体をなした徹底的に現実的な社会史観の語り部としての部分特に面白く読... もっと読む

白痴・二流の人 (角川文庫)

437
3.51
坂口安吾 1970年2月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

二流の人とは、戦国時代の奇才軍師・黒田如水のことです。彼ほどの才能をもった人物がなぜ二流なのか、二流だったのか。それを無頼派の坂口安吾が解き明かします。 もっと読む

不良少年とキリスト (新潮文庫)

373
4.06
坂口安吾 2019年5月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

坂口安吾めちゃくちゃ良い、、! 「自殺とあっては、翌朝、目がさめないから、ダメである。」 はっとさせられる部分もあり、笑える部分もあり。 坂口さんはウィッ... もっと読む

桜の森の満開の下 (立東舎 乙女の本棚)

344
3.59
坂口安吾 2019年12月19日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

桜の森の花の下は、美しくも不気味で恐ろしい世界。美しさは時に人を狂わせる魔術。 女との生活、また都での暮らしを経て、山賊の心境の変化と孤独が描かれている。... もっと読む

風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇 (岩波文庫)

309
4.16
坂口安吾 2008年11月14日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

再読。10年ぶり。舞台が下北沢から代田橋だったことを忘れていた。 もっと読む
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