増田みず子のおすすめランキング

プロフィール

1948年、東京に生まれる。東京農工大学農学部卒業。77年、「死後の関係」が新潮新人賞の候補となり、その後「個室の鍵」「桜寮」「ふたつの春」が連続して芥川賞候補(その後も合わせて計6回)となるなどして、小説家としてデビュー。85年、『自由時間』(新潮社)で野間文芸新人賞、86年、『シングル・セル』(福武書店)で泉鏡花賞、92年、『夢虫』(講談社)で芸術選奨文部大臣新人賞、2001年、『月見夜』(講談社)で伊藤整文学賞をそれぞれ受賞する。著書として他に、『自殺志願』『降水確率』(以上、福武書店)、『鬼の木』『火夜』(以上、新潮社)、『夜のロボット』『水鏡』(以上、講談社)、『禁止空間』『風草』(以上、河出書房新社)ほか多数。

「2021年 『理系的』 で使われていた紹介文から引用しています。」

増田みず子のおすすめランキングのアイテム一覧

増田みず子のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『浅草紅団・浅草祭 (講談社文芸文庫)』や『シングル・セル (講談社文芸文庫)』や『小説』など増田みず子の全55作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

浅草紅団・浅草祭 (講談社文芸文庫)

204
3.27
川端康成 1996年12月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

昭和初期の浅草を舞台とした都市小説…という雰囲気のあらすじだが、実際は全体の筋が通っていない断片をツギハギした製作途中の原稿といった感じ。しかし、当時の浅... もっと読む

シングル・セル (講談社文芸文庫)

65
3.92
増田みず子 1999年8月13日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

自分にとってのオールタイムベスト小説。 何年かぶりに最初から読み返した。以前よりも受ける感銘は深かったように思う。 わからないからこそわかりたくてどうし... もっと読む

小説

52
3.50
増田みず子 2020年11月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

増田みず子19年ぶりの新刊。この人がもう75歳になると知り感慨を覚えた。 自身の病いや親の介護などで慌ただしくしているうちに出版社と疎遠になり依頼がなく... もっと読む

現代小説クロニクル 1980~1984 (講談社文芸文庫)

45
3.50
日本文藝家協会 2014年12月11日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

どれもこれも文学じゃないと味わえない気持ち、ザラつきを持っている作品だった。 個人的に思うことがあり、特に坂上弘さんの巻末エッセイに感銘を受けた。 「... もっと読む

シングル・セル (福武文庫)

22
3.80
増田みず子 1970年1月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

大学院で生物学を学んでいる椎葉幹央は、論文を執筆するために「松の家」という小さな旅館に滞在していました。 高校生のときに父をなくし、身寄りのなくなっ... もっと読む

理系的

21
4.50
増田みず子 2021年9月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

家族関係、学生時代の研究、結婚生活、読むことと書くこと、非常勤講師として学生への小説指導、ジムでの運動と出会い、退職後の日々などについて闊達に述べられる。... もっと読む

火夜

19
3.86
増田みず子 1998年10月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

友人の感想文を読んで手に取る。 しかしまあ暗い。 作者の先祖のドキュメンタリーと自身の半生の自伝風小説、だろうか。 なんというか、中二病の大人の文章だ。自... もっと読む

自殺志願 (福武文庫)

18
3.50
増田みず子 1970年1月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

はぁー 読んで後悔暗い気持ちになった 主人公達は他者を「否認」「否定」する そのかわりのように自分は「孤独」にひきこもっている 他者が自分に対して気持ちや... もっと読む

アンソロジスト vol.4 (ポケットアンソロジー)

18
3.33
永山裕美 2023年1月31日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ポケットアンソロジー 小島なお『卵焼きかわいそう』 ハッ、と感覚が開くような気持ちになる作品があって良かった。 タイトルも好き。 もっと読む

季刊 アンソロジスト 2022年 春 創刊号 (ポケットアンソロジー)

17
南木佳士 2022年4月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

太田靖久『父の自転車と母の赤い車』 ポケットアンソロジーで買って読んだ。 そもそもこのポケットアンソロジーというものが存在することをこの度知って、とても... もっと読む

自由時間

15
4.33
増田みず子 1984年10月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

作者のテーマとしての家族との関係や孤独願望がよく表れている。失踪して20年後、思いきって実家を見に行ったらすでになくなっていたシーンがいい。そのあとのテレ... もっと読む

月夜見

14
3.00
増田みず子 2001年1月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ママハハの千代さんが入院した。彼女の代わりに岩崎アパートの管理人を始めた作家の百々子。更年期。不安。 (2005.4読了) もっと読む

ふたつの春 (福武文庫)

13
4.20
増田みず子 1970年1月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

著者の第一作である「死後の関係」など、五作品を収録しています。 著者は長編『シングル・セル』において、単体としての人間生命を観察するという試みをおこ... もっと読む
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