安部公房のおすすめランキング

プロフィール

安部公房
大正十三(一九二四)年、東京に生まれる。少年期を旧満州の奉天(現在の藩陽)で過ごす。昭和二十三(一九四八)年、東京大学医学部卒業。同二十六年『壁』で芥川賞受賞。『砂の女』で読売文学賞、戯曲『友達』で谷崎賞受賞。その他の主著に『燃えつきた地図』『内なる辺境』『箱男』『方舟さくら丸』など。平成五(一九九三)年没。

「2019年 『内なる辺境/都市への回路』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安部公房のおすすめランキングのアイテム一覧

安部公房のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『砂の女 (新潮文庫)』や『箱男 (新潮文庫)』や『壁 (新潮文庫)』など安部公房の全228作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。

砂の女 (新潮文庫)

16724
3.75

感想・レビュー

第一章は、松本清張かと思われる様なミステリアスの幕開けとなり、数ページで物語に引き込まれる。 そして、理論的な砂の描写と、詳細な昆虫の写実に 現実に戻され... もっと読む

箱男 (新潮文庫)

7159
3.61

感想・レビュー

◯大変面白いが難解だった。 ◯なんとなく箱男という匿名性と、「見る、見られる」の関係性がテーマであるということは読んでいて分かったが、中盤以降顕著になる語... もっと読む

壁 (新潮文庫)

6446
3.67
安部公房 1969年5月20日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「砂の女」が面白かったのでこちらにもチャレンジしたが正直難解過ぎて理解出来ず入り込め無いまま読了。 自分の存在の希薄さについて書いてるんだろうか…? 理解... もっと読む

他人の顔 (新潮文庫)

2846
3.69
安部公房 1968年12月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

読了:2019.1.9 1951年「壁」で芥川賞を受賞した安部公房の1968年の作品。(これが50年前の作品とは…!) 顔を失い、コンプレックスに押し潰... もっと読む

笑う月 (新潮文庫)

2373
3.52

感想・レビュー

再読。 「藤野君のこと」だけは思い出すと読みたくなるので、たぶん5読目くらい。 何故か(本気で分からない)藤野君が気になる。 最初に読んだのはおそら... もっと読む

カンガルー・ノート (新潮文庫)

2241
3.57
安部公房 1995年1月30日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

書影は文庫版だが単行本で読んだ。 あえて前情報は入れずに読んだ。どうもこれが安部公房の遺作と言われているらしい。 今回はどんな奇妙な出来事が起きる... もっと読む

人間そっくり (新潮文庫)

2182
3.66
安部公房 1976年5月4日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

皮肉ではちきれそうな小説だ。安部公房という人はほんとに皮肉が好きだ。そして膨れ上がった自我から生まれる妄想を描くのがうまい。 なんといっても『人間そっく... もっと読む

R62号の発明・鉛の卵 (新潮文庫)

1935
3.62
安部公房 1974年8月27日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「死んだ娘が歌った・・・・・」について 一文あらすじ  家が貧乏なために出稼ぎで上京した少女が、「自由意志」によって殺される話。 メ... もっと読む

第四間氷期 (新潮文庫)

1885
3.76
安部公房 1970年11月27日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

文庫本は昭和45年発行。平成19年現在39刷。昭和33-34年、雑誌「世界」連載。連載が終わって61年経っているのに、古くならないどころか、益々新しく、現... もっと読む

水中都市・デンドロカカリヤ (新潮文庫)

1609
3.61
安部公房 1973年8月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

安部公房の初期短編集。 通読してみたところ、総じて”神話”(旧約聖書も含めて)の世界が通奏低音として流れている。 主人公のコモン君が植物に変身する... もっと読む

燃えつきた地図 (新潮文庫)

1545
3.57
安部公房 1980年1月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「存在しないもの同士が、互いに相手を求めて探り合ってる、こっけいな鬼ごっこ」 後半に出てくるこの一節が本作を要約しているように思う。興信所の職員であ... もっと読む

無関係な死・時の崖 (新潮文庫)

1511
3.62
安部公房 1974年5月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

再読。 初めて読んだのは10年くらい前で表題作の「無関係な死」以外は印象が薄かったのだけど、今回は他の作品もじわじわ楽しめた。 特に面白かったのは複雑な構... もっと読む

方舟さくら丸 (新潮文庫)

1340
3.70
安部公房 1990年10月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

学生時代以来の安部公房。 BOOKOFFで購入。 「砂の女」を読んで新婚旅行で鳥取砂丘に行ったくらいだから、学生時代にはわりと熱心に読んでいたと思う。 安... もっと読む

友達・棒になった男 (新潮文庫)

1334
3.58
安部公房 1987年8月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

安部公房の戯曲集。 □ 「友達」(1967年) トモダチ、つながり、共有、共生、協働、共同体。切断=孤独からの疎外、接続=関係への疎外。現代は... もっと読む

密会 (新潮文庫)

1290
3.58

感想・レビュー

箱男ぶりの安部公房なので、箱男の見る・見られるというトピックから考えてこちらは聴覚的な切り込み方が魅力だった。 理解と難解が交互にやってくる感じで読むのに... もっと読む

飢餓同盟 (新潮文庫)

1014
3.36

感想・レビュー

閉鎖された町、革命がテーマですが、読み進めるうちに小さな組織、例えばご近所付き合いとか学校とかに例えると理解しやすいかと思います。 正気の革命なんてもの... もっと読む

こころの声を聴く―河合隼雄対話集 (新潮文庫)

607
3.69
河合隼雄 1997年12月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 久しぶりに河合先生の「声」を聴いて久々に癒された。 対談はどれも「本」や「作家」に纏わる話が出てきて、しかも対談のお相手がすべてスゴイ。阿部公房に至って... もっと読む

けものたちは故郷をめざす (新潮文庫)

443
3.68
安部公房 1970年5月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

◯名著。表現力が際立って良いと感じる。情景と心情が一瞬で頭に入ってくる。荒野で彷徨い続けるあたりは迫真。彼らが何故生きているのか不思議なほど、自分のイメー... もっと読む

教科書に載った小説

371
3.61
三浦哲郎 2008年4月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

佐藤雅彦さんの編集された、文字通り「教科書に載っていた小説」が12篇載っている本。 佐藤さんの名は「ピタゴラスイッチ」以来ファンとなって様々な著書を読ん... もっと読む

榎本武揚 (中公文庫)

336
3.55
安部公房 1990年2月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

毎年4~5月くらいになると幕末ものを読みたくなるのだけれど(命日が多いせい)今年はこれを土方さんの命日(5月11日)あたりから再読。安部公房にしては珍しく... もっと読む
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