富岡多惠子のおすすめランキング

プロフィール

詩人・小説家。1935年、大阪市生まれ。評論に、『近松浄瑠璃私考』『中勘助の恋』(読売文学賞)、『釋迢空ノート』(毎日出版文化賞)、『西鶴の感情』(大佛次郎賞)ほかがある。

「2013年 『折口信夫の青春』 で使われていた紹介文から引用しています。」

富岡多惠子のおすすめランキングのアイテム一覧

富岡多惠子のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『釈迢空歌集 (岩波文庫)』や『大阪文学名作選 (講談社文芸文庫)』や『現代小説クロニクル (1975-1979) (講談社文芸文庫)』など富岡多惠子の全35作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

釈迢空歌集 (岩波文庫)

67
3.43
折口信夫 2010年7月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

釈迢空の短歌、1,734首を収める。かなり感情を露わにした歌の多いことに驚いた。 太平洋戦争中のものや、養嗣子の戦死を悼む歌は心を打つ。 文庫という手... もっと読む

大阪文学名作選 (講談社文芸文庫)

60
3.50
富岡多惠子 2011年11月11日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

大阪出身、また大阪に縁の深い作家の短編作品を集めたもの。特に大正後期から第二次大戦直後の作品が多い。作品がつくられて100年もたってはいないが、読んでいる... もっと読む

現代小説クロニクル (1975-1979) (講談社文芸文庫)

49
3.75
アンソロジー 2014年10月11日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

『岬』と、『玉、砕ける』が特に好きだった。 (『岬』について)最後の征服が堪らない。積み重ねられてきた、乾いた、短い文章が、あの瞬間にふっとこちらに牙を... もっと読む

釋迢空ノート (岩波現代文庫 文芸 106)

42
3.71
富岡多惠子 2006年7月14日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

折口信夫が創作活動を行うとき、「釋迢空」という不思議な筆名を使う。 「釋迢空」とは死者の名前だ。 折口信夫が、何故「釋迢空」という死者の名前を名乗るように... もっと読む

折口信夫の青春

26
3.88
富岡多惠子 2013年6月21日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

面白い。面白い。面白いなぁ。3回の自殺未遂、学生時代の若僧侶との同棲、男性弟子との養子縁組、若い多くの男性弟子と寝食を共にしてのゲイを公言しての晩年の生活... もっと読む

隠者はめぐる

24
4.50
富岡多惠子 2009年7月3日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 情報過多社会である現代では、想像できない生き方と思うが、中世から近世まで日本社会では存在したと思われる「遁世」という生き方について、大阪人である著者があ... もっと読む

湖の南 大津事件異聞 (岩波現代文庫 文芸 192)

21
4.25
富岡多惠子 2011年10月14日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ひとはただ真直にさへするならば折れず曲らず失せることなし  畠山勇子    今週は2冊の本を読み比べてみたい。1891年(明治24年)に起きた「大津... もっと読む

当世凡人伝 (講談社文芸文庫)

21
4.50
富岡多惠子 電子書籍 1993年6月3日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

短編の中でも川端康成文学賞を受賞している「立切れ」は年老いた落語家の生活が描かれている。溝川を見て主人公が思う、また子供が落ちて死んでいないかな、という妄... もっと読む

ト書集

14
3.67
富岡多惠子 2012年8月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

潔い文章が、良い。 著者の創作以外の文に触れることがあまりないので、有難い本だ。 もっと読む

現代にとって短歌とは何か (短歌と日本人 I)

12
3.75
岡井隆 1998年12月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

短歌という方法 田中綾 もっと読む

「とはずがたり」を旅しよう 古典を歩く9 (講談社文庫)

7
2.67
富岡多惠子 1998年1月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

源氏物語の世界が現実に在った!後深草院の「女房」二条(久我あかこ)の後深草との一四歳での初夜から、恋人・「雪の曙」、「有明の月」、近衛大殿との関係、この二... もっと読む
全35アイテム中 1 - 20件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×