小沼丹のおすすめランキング

プロフィール

小沼丹
一九一八年、東京生まれ。四二年、早稲田大学を繰り上げ卒業。井伏鱒二に師事。高校教員を経て、五八年より早稲田大学英文科教授。七〇年、『懐中時計』で読売文学賞、七五年、『椋鳥日記』で平林たい子文学賞を受賞。八九年、日本芸術院会員となる。海外文学の素養と私小説の伝統を兼ね備えた、洒脱でユーモラスな筆致で読者を得る。九六年、肺炎により死去。没後に復刊された『黒いハンカチ』は日常的な謎を扱う連作ミステリの先駆けとして再評価を受けた。その他の著作に『村のエトランジェ』『小さな手袋』『珈琲挽き』『黒と白の猫』などがある。

「2022年 『小沼丹推理短篇集 古い画の家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小沼丹のおすすめランキングのアイテム一覧

小沼丹のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『黒いハンカチ (創元推理文庫)』や『アンソロジー ビール』や『栞子さんの本棚2 ビブリア古書堂セレクトブック (角川文庫)』など小沼丹の全93作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。

黒いハンカチ (創元推理文庫)

452
3.42
小沼丹 2003年7月12日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

昭和32年4月から33年3月まで、雑誌「新婦人」に読み切り連載という形で発表された作品です。 主人公はA女学院のニシ・アズマ先生。女学院が舞台になっ... もっと読む

アンソロジー ビール

372
3.31
東海林さだお 2014年7月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

明治生まれの文豪や料理研究家、平成の今をときめく人気小説家まで、41名の手になる、ビールにまつわるエッセイ集。 書き手も様々なら、内容も様々。 うまいビ... もっと読む

栞子さんの本棚2 ビブリア古書堂セレクトブック (角川文庫)

277
3.22
江戸川乱歩 2018年10月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

江戸川乱歩、他『栞子さんの本棚2 ビブリア古書堂セレクトブック』角川文庫。 三上延の『ビブリア古書堂の事件手帖』に登場した古今東西の名作集、第2弾。残念... もっと読む

懐中時計 (講談社文芸文庫)

199
3.81
小沼丹 1991年9月4日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

朴訥とした文体…と思いきや、 風とか小川とか、そういう物の「さらさら」と 流れていく様な、読んでいて非常に心地の良い 美しい(雅やかとは異なる)短編... もっと読む

村のエトランジェ (講談社文芸文庫)

137
3.84
小沼丹 2009年7月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

これは取っ付きの遅さを後悔した良作家。 短編が得意なのか、作品ごとに柔軟で多面的な魅力がある。 一貫しているのは上品さと小気味いいユーモア、読んでいて楽... もっと読む

小沼丹 小さな手袋/珈琲挽き 大人の本棚

103
3.54
小沼丹 2002年2月22日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

古書店で古雑誌をめくっていたら、ごく短い小説が掲載されていて、その場で読み始めたら引き込まれ、最後まで読んでしまった。それが小沼丹というかわった名前の小説... もっと読む

太宰よ! 45人の追悼文集: さよならの言葉にかえて (河出文庫)

89
3.57
青山光二 2018年6月5日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

今年の桜桃忌はさくらんぼを片手に遥々三鷹までお墓参りに訪れようと考えていたのですが、昨今の情勢を考慮してお墓参りは一旦延期し、昨年蔦屋書店で購入した本書を... もっと読む

小沼丹推理短篇集-古い画の家 (中公文庫 お 99-1)

83
3.83
小沼丹 2022年10月21日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

推理小説はあまり得意じゃないけど、これは面白く読めた。解説でも述べられているように、それは私小説や随筆と地続きの表現だからだと思う。あまり人が死なないし、... もっと読む

珈琲挽き (講談社文芸文庫)

82
4.18
小沼丹 2014年2月11日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

だいぶ前に雑誌で、「coffeeが飲みたくなる本」と紹介されていました。 85篇の随筆集ですが、珈琲について書かれているのは1編のみで、それほど珈琲が飲... もっと読む

小さな手袋 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

81
3.59
小沼丹 1994年7月5日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

中学生の教科書で読んだ。 面白かった。 もっと読む

(029)湖 (百年文庫)

79
3.63

感想・レビュー

読友さんから知り得たシリーズ、百年文庫。フィッツジェラルド目当てに「湖」を図書館で借りた。3人の作家の短編集。グレートギャツビーのギャツビー氏がデイジーを... もっと読む

古書ミステリー倶楽部III (光文社文庫)

62
2.63
ミステリー文学資料館 2015年5月12日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

やはり今回も琴線に触れる作品には出会えなかった。 本、古書自体がメインになる作品が読みたい。 妖魔夜行シリーズの高井信著「しかばね綺譚」のような作品は... もっと読む

第三の新人名作選 (講談社文芸文庫)

60
4.00
安岡章太郎 2011年8月11日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 吉行淳之介の「驟雨」とかの文章は全然頭に入ってこなくて、読み終わっても何が書いてあったかまったくわからない。昔、そういう失敗をしたので、二度目なので、ゆ... もっと読む

椋鳥日記 (講談社文芸文庫)

57
3.64
小沼丹 2000年9月8日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

作者のロンドンでの生活を小気味良く綴った短編形式の私小説。 私は当時のロンドン(諸外国もだが)の雰囲気は学が浅く詳しくないが、作者と現地の人々との文化や... もっと読む

銀色の鈴 (講談社文芸文庫)

57
4.06
小沼丹 2010年12月15日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

徒然なるままに。 古めかしい邦画を見ているような安心感と、噺家さんの話をきいているような可笑しさがあって、読んでいて心地がいいです。 『その頃、大... もっと読む

ほろ酔い天国 (ごきげん文藝)

50
2.87
坂口安吾 2018年5月17日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

41人の有名作家による、酒にまつわるエッセイ集。太宰治、坂口安吾などかなり昔の人達のものも多い。 粋に酒を飲む、というよりも強くない酒に酔いつぶれたり、... もっと読む

黒と白の猫

47
4.00
小沼丹 2005年9月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

大寺さんの日常。 短編集はやっぱりいいなと思った。 淡々と日常生活が語られるんだけど、まるで主人公のすぐ側で見ているような、こちらが話の中に溶け込... もっと読む

木菟燈籠 (講談社文芸文庫)

43
3.88
小沼丹 2016年12月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

そうなんだよねえ、すんなりした文章のようでいなかがら、なんだか引っかかるのは、後書きで堀江敏幸が言うように、「ふたつの地層がぶつかりあって」「時間の小さな... もっと読む

埴輪の馬 (講談社文芸文庫)

39
3.90
小沼丹 1999年3月4日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「〜かしらん?」の多さよ。 気に入ったのは翡翠、煙、ゴムの木、13日の金曜日、大きな鞄。 もっと読む

春風コンビお手柄帳

30
3.14
小沼丹 2018年7月4日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

小沼丹生誕百年記念で刊行された少年少女小説の推理編。表題作シリーズ5作を含む15作が収録されている。 日常の謎、にしては容赦ない事件も描かれるが、少年少... もっと読む
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