小野寺健のおすすめランキング

プロフィール

1931年横浜生まれ。翻訳家・横浜市立大学名誉教授。おもな訳書に、ドラブル『碾臼』、ロレンス『息子と恋人』、ブルックナー『秋のホテル』、『オーウェル評論集』など多数。2018年没。

「2022年 『インドへの道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小野寺健のおすすめランキングのアイテム一覧

小野寺健のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『遠い山なみの光 (ハヤカワepi文庫)』や『嵐が丘 (上) (光文社古典新訳文庫)』や『パリ・ロンドン放浪記 (岩波文庫)』など小野寺健の全130作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

遠い山なみの光 (ハヤカワepi文庫)

2359
3.53

感想・レビュー

暗い影に纏われた作品。 時には原爆、時にはネグレクト、そして幽霊。 会話か噛み合わない登場人物。本質ではうまくいかないとわかっているが自らを偽る言葉を吐く... もっと読む

嵐が丘 (上) (光文社古典新訳文庫)

756
3.68

感想・レビュー

ラジオでケイト・ブッシュのWuthering Heightsがかかってホラー的な歌と知った。それまで苦手な恋愛物と遠ざけた本書を読むことに。だけどこれは‥... もっと読む

パリ・ロンドン放浪記 (岩波文庫)

710
4.26

感想・レビュー

『屋根裏部屋の一つには、仮装舞踏会で履くようなアメリカ向けのけばけばしい靴を作っている、ブルガリア人の学生がいた。この学生は六時から十二時までベッドの上に... もっと読む

一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ (中公文庫)

603
3.52

感想・レビュー

津村紀久子さんの「苦手から始める作文教室」の中で、紹介されていたので、すぐ本屋で買って読みました。「動物農場」「1984年」など、全体主義に対する反体制の... もっと読む

嵐が丘 (下) (光文社古典新訳文庫)

594
3.81

感想・レビュー

やっと読み終えた。登場人物達の饒舌さ、過剰な反応、凄惨な行動など珍味過ぎてなかなか飲み込めなかったのだ。下巻終わりの方でようやく腑に落ちる感。解説を読んで... もっと読む

大地 (一) (岩波文庫)

321
3.91
パール・S.バック 1997年2月17日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

亡き父が一番好きだった小説 尊敬する父の感性を感じたくて20年ほど前に読んだ 素晴らしい小説を読めたことに感謝、父との絆を感じる大切な本 もっと読む

回想のブライズヘッド (上) (岩波文庫)

205
3.84

感想・レビュー

ドラマ版(1981年グラナダテレビ)を見始めたので再読。大戦下のイングランド、将校チャールズ・ライダーはある貴族の領地に駐屯する。ブライズヘッドという名を... もっと読む

オーウェル評論集 (岩波文庫)

182
3.84

感想・レビュー

「ナショナリズムとは何か」と問う時、最も明確な指標を与えてくれる作家。ナショナリズムが帰属するのは国家民族に限らず、本質的に権力志向と結びついている。WW... もっと読む

博物館の裏庭で (新潮クレスト・ブックス)

178
3.71

感想・レビュー

「私は存在している!」と受胎の瞬間から始まるルビーと一族の物語。母や祖母曾祖母らの年代記が行きつ戻りつ描かれる。夕飯のメニューや服装、誰かの冗談やピリピリ... もっと読む

大地 (二) (岩波文庫)

176
3.84
パール・S.バック 1997年2月17日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

王龍が亡くなり、物語は彼の息子たちの時代になりました。 3人の息子たちは、王龍の言いつけに背き、それぞれの理由で土地を手放していきます。長男は放蕩に、次... もっと読む

一杯のおいしい紅茶

161
3.59

感想・レビュー

『1984年』や『動物農場』で有名なイギリスの作家、ジョージ・オーウェルのエッセイ。 ユーモアたっぷりに当時の世の中を語っています。 紅茶に関する本を... もっと読む

大地 (四) (岩波文庫)

158
3.88
パール・S.バック 1997年4月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

山﨑豊子『大地の子』と同じ中国を背景にしたせいか、同質性を探ってしまう。人間も植物と同じように、種がまかれた時期・土壌に影響されて一生を過ごす。自分だけの... もっと読む

大地 (三) (岩波文庫)

157
3.86
パール・S.バック 1997年3月17日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

物語は王龍の息子たちから、孫たちの時代に移ります。 王虎は息子・王元を、自分と同じ軍人にしようと教育しましたが、王元は祖父のように土に惹かれていまました... もっと読む

回想のブライズヘッド (下) (岩波文庫)

149
3.91

感想・レビュー

主人公の在り方は好きではないが彼/彼女がそのようでしかいられないことは理解できる、というタイプの小説がすきだ。その観点で、本書は自分にとっては優れた小説だ... もっと読む

遠い山なみの光 (ハヤカワepi文庫)

131
3.73
カズオ・イシグロ 電子書籍 2001年8月31日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

カズオ・イシグロの長編処女作。 中盤が読みにくかったのだけど後半は一気読みした。 不気味な世界観とか。力が及ばない無力感に落ち込むが惹かれてしまう。 もっと読む

インドへの道 (河出文庫)

130
4.11
E.M.フォースター 2022年10月6日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

前半ではイギリス人とインド人が分かり合える希望がある。しかしある事件をきっかけにその希望が途絶えたように思われ、インド人アジズの反英感情は爆発する。それで... もっと読む

嵐が丘(上) (光文社古典新訳文庫)

120
3.45
E・ブロンテ 電子書籍 2010年1月20日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

AmazonUnlimitedで読了 子供の頃読んだ新潮文庫の詳細は、もう覚えていない。鴻巣友季子さんの新訳は手元に持っていて、人に貸したら返ってき... もっと読む

20世紀イギリス短篇選 (上) (岩波文庫)

119
3.36
小野寺健 1987年7月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

そしてもちろん、その後読みました、 「20世紀イギリス短篇集」の上巻。 立ち読みした時は下巻の方に飛びついた私だったけど… 読みながらふと気... もっと読む

女たちの遠い夏 (ちくま文庫)

107
3.20

感想・レビュー

純文学的作品。確かに日本の情緒が感じられて海外でうける作品だろうなと思った。 母になっても母親じゃなく女として生きる女は毒親が多いな。娘が見ているのを分か... もっと読む

秋のホテル (ブルックナー・コレクション)

102
3.53

感想・レビュー

臆病で慎重に人生を生きてきた孤独な女の繊細な心理が硬質な文章で静謐に描かれていた。感情の起伏を押し殺し、綴られる文章が逆に情緒を奏でるさまは見事としか言い... もっと読む
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