山本周五郎のレビュー数ランキング

プロフィール

山本周五郎(やまもと しゅうごろう)=1903年山梨県生まれ。1967年没。本名、清水三十六(しみず さとむ)。小学校卒業後、質店の山本周五郎商店に徒弟として住み込む(筆名はこれに由来)。雑誌記者などを経て、1926年「須磨寺付近」で文壇に登場。庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説などを発表。1943年、『日本婦道記』が上半期の直木賞に推されたが受賞を固辞。『樅ノ木は残った』『赤ひげ診療譚』『青べか物語』など、とくに晩年多くの傑作を発表し、高く評価された。 

解説:新船海三郎(しんふね かいさぶろう)=1947年生まれ。日本民主主義文学会会員、日本文芸家協会会員。著書に『歴史の道程と文学』『史観と文学のあいだ』『作家への飛躍』『藤澤周平 志たかく情あつく』『不同調の音色 安岡章太郎私論』『戦争は殺すことから始まった 日本文学と加害の諸相』『日々是好読』、インタビュー集『わが文学の原風景』など。

「2023年 『山本周五郎 ユーモア小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山本周五郎のレビュー数ランキングのアイテム一覧

山本周五郎のレビュー数のランキングです。ブクログユーザがレビューをした件数が多い順に並んでいます。
『さぶ (新潮文庫)』や『赤ひげ診療譚 (新潮文庫)』や『樅ノ木は残った(上) (新潮文庫)』など山本周五郎の全1720作品から、ブクログユーザのレビュー数が多い作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

さぶ (新潮文庫)

2463
3.98
山本周五郎 1965年12月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「さぶ」とても良かったです。 同じ年齢の二人(さぶと、栄二)を中心にした物語です。男前で頭も切れ、仕事も出来る栄二。 愚鈍だが純粋で様々な辛さを耐え、... もっと読む

赤ひげ診療譚 (新潮文庫)

1194
3.95
山本周五郎 1964年10月13日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

大長編「樅ノ木は残った」しか読んでなかったので、有名な「赤ひげ」を読んでみた。 赤ひげ先生と見習い医保本登の関係がよい。 もっと読む

樅ノ木は残った(上) (新潮文庫)

1227
3.92
山本周五郎 2003年2月19日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

原田甲斐は、国元では、野獣のように山で暮らし。江戸では、にこやかに人と接し……。 江戸時代前期に仙台藩伊達家で起こったお家騒動「伊達騒動」を書いたもので... もっと読む

アンソロジー お弁当。

749
3.49
武田百合子 2013年8月31日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ここ数年、テレビや新聞で食育の大切さを説くニュースや記事を目にする機会が多い。 そのたびに、「なんでぇ、子育てってのは両親揃ってするもんだろ。母の手作り... もっと読む

樅ノ木は残った(下) (新潮文庫)

847
4.15
山本周五郎 2003年2月19日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

仙台藩伊達家62万石で起こったお家騒動「伊達騒動」の第3巻です。 第3巻は、寛文4年(1664年)正月2日から始まります。 万治3年(1660年)の藩... もっと読む

小説日本婦道記 (新潮文庫)

624
3.92
山本周五郎 1958年10月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

(再読)この四半世紀で価値観がだいぶ変容したように思う。この作品が発表された時代においても賛否両論あったのだが、現代においては更に受け入れがたい諸氏が大半... もっと読む

ながい坂 (上巻) (新潮文庫)

816
4.07
山本周五郎 1971年7月19日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

(01) 普通には時代小説として読まれるだろう。また、文庫版の奥野健男の解説にあるようにビルドゥングスとして、また現代的にはサクセスのコツを含むビジネス... もっと読む

柳橋物語・むかしも今も (新潮文庫)

441
4.02
山本周五郎 1964年4月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

初めての山本周五郎。「柳橋物語」「むかしも今も」の2篇。 「柳橋物語」が宝塚の「川霧の橋」という演目の原作ということで手に取りました。丁度月組新トップコ... もっと読む

ながい坂 (下巻) (新潮文庫)

650
4.12
山本周五郎 1971年7月19日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

山本周五郎の長篇時代小説『ながい坂〈上〉〈下〉』を読みました。 『寝ぼけ署長』、『五瓣の椿』、『赤ひげ診療譚』、『おさん』に続き、山本周五郎の作品です。 ... もっと読む

寝ぼけ署長 (新潮文庫)

537
3.45
山本周五郎 1981年8月27日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

戦後の『新青年・探偵小説特大号』に覆面作家として掲載され好評を得たという、山本周五郎唯一の短編探偵小説10篇。 動作は鈍く、言葉はたどたどしく、風采のあが... もっと読む

(002)絆 (百年文庫)

224
3.80
海音寺潮五郎 2010年10月12日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

漢字一文字をテーマに、古今東西の名短篇3篇を収めた百年文庫、読むのは2冊目。日本人作家と海外作家、どちらも入っているのがいいな…と思って選んだのが「絆」。... もっと読む

町奉行日記 (新潮文庫)

473
3.77
山本周五郎 1979年3月26日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

わたくしです物語 は山本周五郎作品の中でも飛び抜けた傑作だと思います、ぜひご一読ください! もっと読む

人情裏長屋 (新潮文庫)

431
3.80
山本周五郎 1980年9月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

2月14日は山本周五郎の命日である(昭和42年没)。かつて少年は、時代小説に目覚めたあと、司馬遼太郎派に行くか、山本周五郎派に行くか別れた。わたしは、山本... もっと読む

五辧の椿 (新潮文庫)

335
3.57
山本周五郎 1964年9月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

この作品では、いつものというか、自分の中のイメージとは違う山周。舞台設定はおなじみの江戸なのだが、お話がかなりぶっ飛んでいる。 復讐劇なのですが、リァリ... もっと読む

青べか物語 (新潮文庫)

536
3.65
山本周五郎 1964年8月12日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

その集落に住んでる人たちや関係のある人たちの事や出来事を 作者の目線で綴った短編集なのですが、まぁ読み難かったこと! 方言なんでしょうか? 訛りその... もっと読む

〆切本2

629
3.40
森鷗外 2017年10月7日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

一作目でお腹いっぱいだったはずなのに、二作目まで読んでしまった。 〆切りに苦しめられる作家さんたちの言い訳エッセイや詫び状たち。 私的な書簡・手紙など... もっと読む

ちいさこべえ (1) (ビッグコミックススペシャル)

515
3.76
望月ミネタロウ マンガ 2013年3月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

火事により実家の工務店が焼け 両親を亡くした若棟梁の茂次は、 父の言葉 「どんなに時代が変わっても人に大切なものは、人情と意地だぜ」を胸に再建を誓い... もっと読む

親不孝長屋: 人情時代小説傑作選 (新潮文庫)

362
3.69
池波正太郎 2007年6月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「神無月」が良かったです。特にラストの文章には、しびれました。 もっと読む

季節のない街 (新潮文庫)

386
3.71
山本周五郎 1970年3月18日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

プールのある家とがんもどきが心に残った。 子供のような大人と大人のような子供。 イトーヨーカドーでごはんを食べながら読んだ。 平日のお昼は小さい子供... もっと読む

ちいさこべ (新潮文庫)

432
3.80
山本周五郎 1974年5月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

4つの物語から成る短編集である。どの物語も歴史を設定に置いた時代小説とよばれるものである。  一つ目の物語”花筵”は、藩の政治における不正やそれをめぐる... もっと読む
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