木村榮一のおすすめランキング

プロフィール

1943 年、大阪市生まれ。神戸市外国語大学名誉教授。著書に『ラテンアメリカ十大小説』ほか、訳書にバルガス= リョサ『緑の家』、コルタサル『遊戯の終わり』、リャマサーレス『黄色い雨』ほか。

「2021年 『永遠の家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

木村榮一のおすすめランキングのアイテム一覧

木村榮一のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『コレラの時代の愛』や『悪魔の涎/追い求める男: 他八篇 (岩波文庫 赤 790-1)』や『緑の家(上) (岩波文庫)』など木村榮一の全64作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

コレラの時代の愛

1158
3.98

感想・レビュー

「ビター・アーモンドを思わせる匂いがすると、ああ、この恋も報われなかったのだなとつい思ってしまうが、こればかりはどうしようもなかった。薄暗い家の中に踏み込... もっと読む

悪魔の涎/追い求める男: 他八篇 (岩波文庫 赤 790-1)

1021
3.87
コルタサル 1992年7月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

アルゼンチン出身の作者。父親の仕事で世界を転々として過ごす。 南米作家は、家族の転勤や、自身が外交官やジャーナリストという「旅行作家」タイプが多くいて、一... もっと読む

緑の家(上) (岩波文庫)

811
3.79
M.バルガス=リョサ 2010年8月20日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

交通手段として主に川を船で移動する。その先々で色々な人物が出てくる。と同時に下流の街での少年グループの徘徊の様子が入る。とくにそれぞれ両方の土地に居る女性... もっと読む

わが悲しき娼婦たちの思い出

650
3.51

感想・レビュー

「満九十歳の誕生日に、うら若い処女を狂ったように愛して、自分の誕生祝いにしようと考えた」 冒頭でこうこられたら引き込まれずにはいられません。 売れない... もっと読む

緑の家(下) (岩波文庫)

539
3.99
M.バルガス=リョサ 2010年8月20日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ペルー沿岸の砂の町とアマゾン奥地の密林を舞台に、様々な人間たちの姿と現実を浮かび上がらせる、物語の壮大な交響楽。 ずっと気になっていた「緑の家」ようや... もっと読む

黄色い雨 (河出文庫 リ 5-1)

503
4.08

感想・レビュー

『黄色い雨』以前単行本を読んだレビューはこちら。 https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/478972... もっと読む

遊戯の終わり (岩波文庫)

479
3.82
コルタサル 2012年6月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

たった3ページの短編だが、最後の文で現実と異世界とが交わる。  最初はラストが近づくと「あと数行で終わっちゃうけどどうしたいの?」と思ったら、見事に繋が... もっと読む

物語の作り方: ガルシア=マルケスのシナリオ教室

441
3.68

感想・レビュー

最高!!! 作家を目指すなら、これです! 作家になってから、無茶苦茶感動しました。 凄いなって、一言、それしか出ません。 ヘリの中か何かテロ状況下... もっと読む

精霊たちの家 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-7)

393
4.40

感想・レビュー

実在する具体的な地名は出てこないが、アジェンデの出身地であるチリを舞台、あるいはモデルにしていることは間違いない。 物語の中心は、地主エステーバン・トゥ... もっと読む

ラテンアメリカ十大小説 (岩波新書)

380
3.95
木村榮一 2011年2月19日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ラテンアメリカ文学のマイブーム再燃により再読。ただし、ストーリー紹介=ネタバレは気になるかも。自分としては、複雑なストーリーのインストとして便利ではありま... もっと読む

黄色い雨

361
3.88

感想・レビュー

「彼らがソブレプエルトの峠に付く頃には、たぶん日が暮れ始めているだろう。黒い影が波のように山々を覆って行くと、血のように赤く濁って崩れかけた太陽がハリエニ... もっと読む

族長の秋 他6篇

361
3.82

感想・レビュー

マジックリアリズム・クズ文学の名作。版を変えての再読だけれど、二回目も変わらず大統領はいじらしい。暴虐で卑怯で臆病なのに、あの愛の報われなさがかわいらしく... もっと読む

アウラ,純な魂 他4篇: フエンテス短篇集 (岩波文庫 赤 794-1)

311
4.06

感想・レビュー

メキシコの作家。父親の仕事で世界を転々と育ったため、内外から祖国を眺めた視点を持つ。これはねっとりした悪夢と現実の混じった不気味さの漂う短編集ですが、文章... もっと読む

エル・アレフ (平凡社ライブラリー)

280
3.86

感想・レビュー

衒学的で神秘的でありつつ、同時に妙に俗っぽく、 そこが面白いボルヘスの短編集。 情報量が非常に多いので、 フムフムとページを捲るものの、 一編読了... もっと読む

精霊たちの家 上 (河出文庫 ア 8-1)

223
4.09

感想・レビュー

冒頭からわりとインパクトある展開で、さすがという感じ。この第一章で最後まで読むか読まないか決まるんじゃないかてことぐらい。そして最後までこのシーンが何度も... もっと読む

螺旋

222
3.78

感想・レビュー

★★★ コーアン出版社に勤める編集者のダビットは、社長のコーアンに呼ばれ秘密の指令を受ける。 コーアン出版社は、謎の作家トマス・マウドによるSF大河小... もっと読む

バートルビーと仲間たち

214
3.52

感想・レビュー

メルヴィルの小説「代書人バートルビー」の主人公、バートルビーに連なる芸術家たちを論じたエッセイのような小説。つまり、世界や人生に対してノンを突きつけた人々... もっと読む

狼たちの月

204
4.00

感想・レビュー

1937年、スペイン内戦に敗れ、敗残兵となりひっそりと山に身を隠しながら生き延びる者たちの9年間。 静謐な文章で、月明かりや星空の描写が印象的だ。 ... もっと読む

秘密の武器 (岩波文庫)

203
3.70
コルタサル 2012年7月19日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

アルゼンチンの作家コルタサルの第三短編集、 全5編で、作品の舞台は作者が長く暮らしたパリ。 解説によれば、 収録作はいずれもコルタサル本人の内面の問... もっと読む

無声映画のシーン

177
3.77

感想・レビュー

問うべきは死後に人生があるかどうかではなく、死ぬ前に人生があるかどうかである。 母親が持っていた昔の写真を眺めているうちに、どこかで聞いたこの言葉が... もっと読む
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