杉本苑子のおすすめランキング

プロフィール

杉本苑子

大正十四(一九二五)年、東京に生まれる。昭和二十四年、文化学院文科を卒業。昭和二十七年より吉川英治に師事する。昭和三十八年、『孤愁の岸』で第四十八回直木賞を受賞。昭和五十三年『滝沢馬琴』で第十二回吉川英治文学賞、昭和六十一年『穢土荘厳』で第二十五回女流文学賞を受賞。平成十四年、菊池寛賞を受賞、文化勲章を受勲。そのほかの著書に『埋み火』『散華』『悲華水滸伝』などがある。平成二十九(二〇一七)年没。

「2021年 『竹ノ御所鞠子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

杉本苑子のおすすめランキングのアイテム一覧

杉本苑子のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『華の碑文―世阿弥元清 (中公文庫 A 97)』や『孤愁の岸(上) (講談社文庫)』や『天智帝をめぐる七人 (文春文庫)』など杉本苑子の全564作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。

華の碑文―世阿弥元清 (中公文庫 A 97)

147
3.82
杉本苑子 1977年8月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

当時の社会的な背景などがよくわかるものだった。とても熱烈で繊細な美しさのある小説だったが、文章は難しく読むのに時間がかかる。 もっと読む

孤愁の岸(上) (講談社文庫)

143
3.78
杉本苑子 1982年2月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

宝暦治水の話。「頂上至極」と同じ内容であるが、こちらは上下巻の長編。昭和57年に第1刷発行と古い本です。 もっと読む

天智帝をめぐる七人 (文春文庫)

119
3.39

感想・レビュー

意外と日本書紀に忠実に書いているが、虚構でもいいからドラマをもっと盛り込んでほしいなあ 間人皇后が一時天皇だったというのもなんだかなあ ハラタワケ... もっと読む

孤愁の岸(下) (講談社文庫)

107
3.76
杉本苑子 1982年2月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

宝暦治水。職務上の責任をとり切腹した者が50名、疫病で命を落とした者が202名、さらに仲間に斬られた者、事故死した者、薩摩藩士はどれだけ辛かっただろう。予... もっと読む

檀林皇后私譜 上巻 (中公文庫 A 97-6)

100
3.59
杉本苑子 1984年11月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

勉強した内容が出てきてうれしい つか、勉強していないと全く此の本の良さが分からないね 残念なのは「淡路廃帝」が早良親王だと書いている事 淳仁天皇です... もっと読む

散華―紫式部の生涯〈上〉 (中公文庫)

98
3.59
杉本苑子 1994年1月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

紫式部の生涯の前編。子供の頃から始まり越前下りに同行するまでの話ですが、大半は激動の政変のあらすじみたいです。思っていたのとは少し違いましたが、真実の愛を... もっと読む

檀林皇后私譜 下巻 (中公文庫 A 97-7)

97
3.72
杉本苑子 1984年11月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

歴史の中で一度は目にしたことがある「橘家」 名家として名高い家系から歴史上唯一立后した橘嘉智子。藤原氏が台頭する中、なぜ橘氏出身の嘉智子が皇后として唯一無... もっと読む

穢土荘厳〈上〉 (文春文庫)

90
3.63
杉本苑子 1989年5月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ちょっと前に図書館で借りたけど、本が古すぎて破れそうで躊躇ううちに期限が来て返却。最初の場面はうちから徒歩5分くらいの近くなので、すぐ引き込まれてはいまし... もっと読む

山河寂寥 上―ある女官の生涯 文春文庫 す 1-27

76
3.63

感想・レビュー

参った!超多忙時期に杉本様の本は避けるべきです(;_;)うっかり手にとって…はまってしまったわ。まるで映画を観るように物語が展開していく。二条の后も良かっ... もっと読む

傾く滝 (講談社文庫)

74
3.79

感想・レビュー

若くして自殺した美貌の八世市川団十郎の破滅的な恋の苦悩と悦楽。恋人は仇持ちの浪人。・・・辛いけど最高に面白いよ。 杉本苑子の本がほとんど絶版なのは本当に悲... もっと読む

春日局 (集英社文庫)

74
3.58
杉本苑子 2010年6月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「女形の歯」目当てで。沢村田之助、よく書かれる伝説の人だな。なかなかどんな書かれ方でも酷だけど、彼の人生自体が実際一番、という 表題の春日局以外はなんとも... もっと読む

穢土荘厳〈下〉 (文春文庫)

67
3.63
杉本苑子 1989年5月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

(上巻から続く)この小説では奈良期の抗争を、蘇我氏の流れを汲む皇族たち(元明・元正天皇・御名部皇女ら)と藤原氏との歴史的相克とみる。乙巳の変の完全決着をつ... もっと読む

赤ひげ横丁―人情時代小説傑作選 (新潮文庫)

66
3.41
池波正太郎 2009年9月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

いずれも、名うての時代小説作家の、医術がテーマの好短編集。 特に、山本周五郎と乙川優三郎の2作品が◎。 もっと読む

竹ノ御所鞠子 (中公文庫 す 3-31)

65
3.23
杉本苑子 2021年11月19日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

鞠子の母は若狭局(比企能員の娘)ではなく、木曾義仲の娘説をとっているのが興味深かった。義時と政子亡き後も繰り返される謀略と、家族4人の悲惨な最期には、やり... もっと読む

山河寂寥 下―ある女官の生涯 文春文庫 す 1-28

64
3.70

感想・レビュー

平安初期、偏見ではありますがどうも埋もれがちなこの時代だけど見事に埋められた杉本先生、やっぱり素晴らしいなと…読んでいて本当に飽きない。 藤原淑子という1... もっと読む

朝日文庫時代小説アンソロジー『おやこ』

63
3.64
池波正太郎 2020年4月7日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

子どものできなかった私にとって、縁あって4年半前に家族を持つことができた。孫の誕生で同居しつつある今、家族についてしっとり考えさせられるこの頃である。本書... もっと読む

風の群像―小説・足利尊氏〈上〉 (講談社文庫)

60
3.43

感想・レビュー

室町時代はヒーローもヒールもいて面白そうなんですが、錯綜としていて分かりづらく、とっつきの悪さがあります。杉本さんなら、捉えどころのない足利尊氏を活き活き... もっと読む

二条院ノ讃岐 (中公文庫)

59
3.20
杉本苑子 1985年11月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

父が良かったというので読んでみた。平家が隆盛を極める前後の時代において、二条院讃岐という女性について、4人の女声が語るという王朝物語。歴史の素養があると楽... もっと読む

猟奇文学館〈3〉人肉嗜食 (ちくま文庫)

59
3.41
村山槐多 2001年1月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

カニバリズムをテーマにしたアンソロジー。 人の肉を食べるという禁忌は、怖いけど指の隙間から覗いてみたい的な怪しげな魅力があって、結構好きなテーマだったり... もっと読む
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