永井荷風のおすすめランキング

プロフィール

(ながい・かふう)1879-1959
東京市の現・文京区小石川生まれ。官僚のち実業家の父・久一郎の長男で、早くから江戸・東京の落語、歌舞伎、戯作などに親しむ。文学を志し、広津柳浪に師事して作家活動を始めるが、父の意向で実業を学ぶため1903年からアメリカ、フランスに渡る。帰国後その体験をもとに『あめりか物語』『ふらんす物語』を上梓、注目を集める。実業家となることなく、1910年慶應義塾大学の教授に就任、「三田文学」を創刊。1916年に大学を辞してからは、『濹東綺譚』をはじめとする作品のみならず、実生活も江戸戯作者のごときであった。そのさまは1917年以降の日記『断腸亭日乗』に詳しい。

「2024年 『小説集 蔦屋重三郎の時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

永井荷風のおすすめランキングのアイテム一覧

永井荷風のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『ぼく東綺譚 (岩波文庫)』や『墨東綺譚 (新潮文庫)』や『摘録 断腸亭日乗 (上) (岩波文庫)』など永井荷風の全977作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

ぼく東綺譚 (岩波文庫)

1309
3.63
永井荷風 1948年12月25日 本で見る

感想・レビュー

玉の井の私娼窟を舞台とした、永井荷風58歳の作品。荷風が玉の井を実地調査した話は彼の『断腸亭日乗』で読んだが、それがこのような静かな作品として結晶したこと... もっと読む

墨東綺譚 (新潮文庫)

891
3.43
永井荷風 1951年12月27日 本で見る

感想・レビュー

関東大震災の記憶が残る昭和初期の東京。作者に比した小説家の主人公がふとしたことから玉の井の私娼街で出会った娼婦の家へ入り浸り、ある夏を過ごした様子を作者自... もっと読む

摘録 断腸亭日乗 (上) (岩波文庫)

647
3.77
永井荷風 1987年7月16日 本で見る

感想・レビュー

ブログを続けていくにつれ、果たして日記とどのように違うのか? プロフとは? twitterとは? 掲示板とは? などという思いに駆られることが少なくないの... もっと読む

つゆのあとさき (岩波文庫)

465
3.66
永井荷風 1987年3月16日 本で見る

感想・レビュー

▼「つゆのあとさき」永井荷風、初出1931。昔読んだような気もするし、初めてな気もするし(笑)。という読書でした。東京を舞台とした、言ってみれば社会風俗が... もっと読む

ふらんす物語 (新潮文庫)

448
3.45
永井荷風 1951年7月9日 本で見る

感想・レビュー

当時、刊行直前に発禁処分になったということで気になって読了。外遊の収穫で彼の青春を記念する作品、帰朝の直後明治四十一年終わりから四十二年正月にかけて雑誌発... もっと読む

摘録 断腸亭日乗 (下) (岩波文庫)

430
3.84
永井荷風 1987年8月17日 本で見る

感想・レビュー

 1917(大正6)年、荷風38歳の頃から書き始められ、79歳で亡くなる直前、1959(昭和34)年4月29日まで書き続けられた日記。  荷風はこれ以前... もっと読む

魂がふるえるとき 心に残る物語 日本文学秀作選 (文春文庫)

364
3.40
アンソロジー 2004年12月7日 本で見る

感想・レビュー

作家 宮本輝氏のお勧めの小説は?と、若い人に訊かれることがあるそうです。 宮本氏が勧める本のなかには、絶版され、古書店にも置いていないものがある。 ... もっと読む

ペンギン・ブックスが選んだ 日本の名短篇29

354
3.55
星新一 2019年2月27日 本で見る

感想・レビュー

ジャンルを分けた新旧の作家の短編集。 テーマの分け方が、特に後半の「災厄 天災及び人災」がペンギン・ブックスらしい。序文を含め、村上春樹が3回登場するとこ... もっと読む

あめりか物語 (岩波文庫)

305
3.43
永井荷風 2002年11月15日 本で見る

感想・レビュー

★4.0 「夏の海」 ★3.5 「船室夜話」「酔美人」 明治時代に荷風が見たあめりかと現代のアメリカは根本的にはあまり変わっていないと思うのだけれど。... もっと読む

ふらんす物語 (岩波文庫)

299
3.34
永井荷風 2002年11月15日 本で見る

感想・レビュー

実は一度読んで挫折してしまったこの本。2度目の今回は作者荷風のことも、少し勉強してから読みました。 熱烈なフランスへの憧れは、まるでふらんすそのものに恋... もっと読む

すみだ川・新橋夜話 他一篇 (岩波文庫)

272
3.57
永井荷風 1987年9月16日 本で見る

感想・レビュー

永井荷風『すみだ川』読了。 地味な話だけど、結構良かった。 終わり方も良い。 もっと読む

BUNGO 文豪短篇傑作選 (角川文庫)

200
3.71
アンソロジー 2012年8月25日 本で見る

感想・レビュー

谷崎潤一郎のどフェチと宮沢賢治のメルヘンが並ぶ短編集。 読んだことあるもの、ないものあったが、どれも飽きずに読めた。 たまにはこのあたりのものを読み直し... もっと読む

腕くらべ 新版 (岩波文庫)

194
3.80
永井荷風 1987年2月16日 本で見る

感想・レビュー

芸者(遊女)を題材にした花柳小説。 あまり好きなジャンルじゃないので、気にはなってたが、長いこと読まなかった作品(作家)。 あまり、どういう作家か知らな... もっと読む

日和下駄 (講談社文芸文庫)

169
3.59
永井荷風 1999年10月8日 本で見る

感想・レビュー

1913~14年に連載された東京散策記。つまり、関東大震災前の東京の光景が記録されている。 本書を通読して目を惹くのは、荷風の都市景観論である。たと... もっと読む

永井荷風 (ちくま日本文学 019)

163
3.67
永井荷風 2008年7月1日 本で見る

感想・レビュー

https://cool.obirin.ac.jp/opac/volume/891415 もっと読む

夢の女 (岩波文庫)

140
3.38
永井荷風 1993年4月16日 本で見る

感想・レビュー

 1903(明治36)年、荷風23歳にして米仏渡航直前の小説。  やはり、若書きである。後年の荷風の文章に確かにつながっているものだけれども、いくらか生... もっと読む

江戸芸術論 (岩波文庫)

139
3.50
永井荷風 2000年1月14日 本で見る

感想・レビュー

江戸芸術全般ではなく、主には江戸時代の浮世絵について、大正年間、未邦訳の外国語文献も駆使して、一切図版を使わずに全般的に述べた本。好事家の域を超えて専門家... もっと読む

珊瑚集 仏蘭西近代抒情詩選 (岩波文庫 緑41-6)

133
3.77
永井荷風 1991年11月18日 本で見る

感想・レビュー

文語自由詩への訳出であるが、読み進めるうちに、その雅語的表現が鼻についてくる。 好みもあろうが、やはり文語は定型詩こそ相応しいと思う。 もっと読む

濹東綺譚

127
3.62
永井荷風 電子書籍 2012年9月14日 本で見る

感想・レビュー

昭和初期に墨田川東岸にあった私娼街(玉の井)を舞台に、小説家(大江匡)と世を忍ぶ日陰に棲む女(お雪)との出会いと別れを、季節の移り変わりとともに、やるせな... もっと読む
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