泉鏡花のおすすめランキング

プロフィール

(いずみ・きょうか)
1873年金沢市生まれ。1893年、「京都日出新聞」の「冠弥左衛門」連載でデビュー。主要な作品に、「義血侠血」(1894)、「夜行巡査」(1895)、「外科室」(1895)、「照葉狂言」(1896)、「高野聖」(1900)、「婦系図」(1907)、「歌行燈」(1910)、「天守物語」(1917)などがある。1939年没。近年の選集に、『泉鏡花集成』(ちくま文庫、全14巻、1995-1997)、『鏡花幻想譚』(河出書房新社、全4巻、1995)、『新編 泉鏡花集』(岩波書店、全10巻+別巻2、2003-2005)、『泉鏡花セレクション』(国書刊行会、全4巻、2019-2020)など、文庫に『外科室・天守物語』(新潮文庫、2023)、『高野聖・眉かくしの霊』、『日本橋』(ともに岩波文庫、2023)、『龍潭譚/白鬼女物語 鏡花怪異小品集』(平凡社ライブラリー、2023)などがある。

「2024年 『泉鏡花きのこ文学集成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

泉鏡花のおすすめランキングのアイテム一覧

泉鏡花のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『夜叉ケ池・天守物語 (岩波文庫 緑27-3)』や『外科室・海城発電 他五篇 (岩波文庫)』や『歌行燈・高野聖 (新潮文庫)』など泉鏡花の全1642作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

夜叉ケ池・天守物語 (岩波文庫 緑27-3)

1496
3.93
泉鏡花 1984年4月16日 本で見る

感想・レビュー

夜叉ケ池、天守物語、どちらも妖怪が登場する現実と幻想が入り混じった神話のような物語でした。生首を愛でたりグロテスクな描写もあるが、物語は劇的でダイナミズム... もっと読む

外科室・海城発電 他五篇 (岩波文庫)

1408
3.76
泉鏡花 1991年9月17日 本で見る

感想・レビュー

浅学な私にとっての「泉鏡花」といえば「怪奇趣味とロマンティシズム」というように教科書的には習ったものだが、果たして読んでみた率直な所としては怪奇やロマン云... もっと読む

歌行燈・高野聖 (新潮文庫)

1404
3.60
泉鏡花 1967年1月1日 本で見る

感想・レビュー

「外科室」を読んで以来の泉鏡花です。 なかなか文体に馴染めず、行ったり来たりを繰り返しながら読みました。 Googleで解説を検索しつつ、なんとか読了... もっと読む

草迷宮 (岩波文庫 緑27-4)

1027
3.66
泉鏡花 1985年8月16日 本で見る

感想・レビュー

 幼い時に亡き母が歌ってくれた手毬唄をもう一度聞きたいと探し求めて放浪した青年がいわくつきの屋敷に辿り着き、そこで様々な怪異に出会う物語。本筋の主人公とな... もっと読む

高野聖・眉かくしの霊 (岩波文庫)

1022
3.72
泉鏡花 1992年8月18日 本で見る

感想・レビュー

高野聖:1900年(明治33年)。 前置きなく始まる語りで、のっけから物語に引き込まれる。蛭で生理的嫌悪感を煽られた後、謎めいた美女が登場し、あやしの世... もっと読む

高野聖 (角川文庫)

943
3.95
泉鏡花 2013年6月21日 本で見る

感想・レビュー

全体に歯切れ良くリズミカルな文章。擬音語の差し込み方が印象的で好き。最後までぐいぐい読まされてしまう。 初めの収録作品は、まず怒涛のように押し寄せる見慣... もっと読む

鏡花短篇集 (岩波文庫)

726
3.75
泉鏡花 1987年9月16日 本で見る

感想・レビュー

鏡花の文章の美しさの秘密を知りたいー そう思っているうちにもストーリーは煌めいて、 気づけば終わっている。 決して手の届かない宝石のようで、ため息が... もっと読む

春昼(しゅんちゅう) 春昼後刻(しゅんちゅうごこく) (岩波文庫)

707
3.99
泉鏡花 1987年4月16日 本で見る

感想・レビュー

春の昼中のうとうとするような、夢見ごごちというか不思議な気持ちになる。 散策士を通じて「春昼」と「春昼後刻」の2つの物語が結びつく。 ○△×の意味を探る... もっと読む

高野聖 (集英社文庫)

649
3.76
泉鏡花 1992年12月15日 本で見る

感想・レビュー

青空文庫さんにて。もっと読みづらいものかと思っていたため、意外とすんなりと読めて驚いた。表題はラストでそわっと背筋が寒くなった。『外科室』が凄く好き。 もっと読む

外科室 (乙女の本棚)

533
3.75
泉鏡花 2018年12月15日 本で見る

感想・レビュー

泉鏡花文学忌、鏡花忌 また読んでしまった外科室 青空文庫で読んだ2年ほど前のレビューを転記 上 で、手術室の場景が描かれる。美しいであろう伯爵夫人が、... もっと読む

長野まゆみの偏愛耽美作品集 (中公文庫)

433
3.36
アンソロジー 2022年2月22日 本で見る

感想・レビュー

重度積読症さんのレビューから読みたくて。著者の作品はあまり知らないが収録作家達に惹かれた。既読の横溝正史や百閒・漱石の他三島由紀夫「孔雀」岡本かの子「美少... もっと読む

外科室

416
3.67
泉鏡花 電子書籍 2012年9月27日 本で見る

感想・レビュー

おびのりさんのレビューで気になり、読みたいリストにしばらくそのまま。やっと読了。 手術場面から始まり、伯爵夫人の女性は外科手術に必要な麻酔をかたくなに拒む... もっと読む

婦系図 (新潮文庫)

414
3.66
泉鏡花 2000年6月29日 本で見る

感想・レビュー

早瀬主税(ちから)という、オイオイ、と思われるむちゃぶりのドイツ文学士の主人公をめぐる、女性たちの純情あり、妖艶あり、きらびやかで哀れなものがたり。という... もっと読む

高野聖

342
3.74
泉鏡花 電子書籍 2012年9月27日 本で見る

感想・レビュー

青空文庫。 幻想文学の名短編と誉れ高い本作ながら、いつでも読めるのが仇となってなかなか手をつけられずにいたところ、先に読んだ諸作、特に「日本橋」が存外に... もっと読む

海神別荘・他二篇 (岩波文庫)

318
3.73
泉鏡花 1994年4月1日 本で見る

感想・レビュー

夜叉が池等と比べると小粒感が免れない。 ただ戯曲は劇場で見た時はまた違う感想が生まれるものなので、こちらの舞台を見て見たいとも思う。 もっと読む

高野聖 (角川文庫)

303
3.67
泉鏡花 1971年4月10日 本で見る

感想・レビュー

数年前急に、学生の頃の文学史の教科書に載ってる本を読みたくて購入。ここ最近の坂東玉三郎への傾倒で、本棚から出して読んだ。 『義血侠血』『夜行巡査』『外科... もっと読む

泉鏡花 (ちくま日本文学 011)

285
3.90
泉鏡花 2008年3月1日 本で見る

感想・レビュー

舞台の原作を読みたくて読了。古典の知識がないと、読みにくいかな。解説がよかった。 もっと読む

文豪死す

279
3.38
アンソロジー 2024年4月25日 本で見る

感想・レビュー

文豪6名の最後を飾った作品を集めたもの。同じような趣旨で、デビュー作代表作を集めた「文豪誕生」も読んで出版社の策にとても共感している。 表装は今風というか... もっと読む

絵本 化鳥

240
4.29
中川学 2012年10月26日 本で見る

感想・レビュー

現実と空想が入交じる優美で不思議な物語。橋の通行料で暮らす零落した母子。先生は人が動物より偉いと教えるが,少年は人も動物も同じだと思う。川で溺れた少年を美... もっと読む

文豪妖怪名作選 (創元推理文庫)

237
3.72
アンソロジー 2017年8月11日 本で見る

感想・レビュー

【尾崎紅葉「鬼桃太郎」】 桃実より生まれ出でたる桃太郎に攻め込まれて敗北した鬼が島。末代までの恥辱を注ぐべく、武勇優れたる鬼を持って桃太郎の若衆首を挙げ... もっと読む
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