深沢七郎のおすすめランキング

プロフィール

大正三年(一九一四)、山梨県に生まれる。旧制日川中学校を卒業。中学生のころからギターに熱中、のちにリサイタルをしばしば開いた。昭和三十一年、「楢山節考」で第一回中央公論新人賞を受賞。『中央公論』三十五年十二月号に発表した「風流夢譚」により翌年二月、事件が起こり、以後、放浪生活に入った。四十年、埼玉県にラブミー農場を、四十六年、東京下町に今川焼屋を、五十一年には団子屋を開業して話題となる。五十六年『みちのくの人形たち』により谷崎潤一郎賞を受賞。他に『笛吹川』『甲州子守唄』『庶民烈伝』など著書多数。六十二年(一九八七)八月没。

「2018年 『書かなければよかったのに日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

深沢七郎のおすすめランキングのアイテム一覧

深沢七郎のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『楢山節考 (新潮文庫)』や『人間滅亡的人生案内 (河出文庫)』や『言わなければよかったのに日記 (中公文庫)』など深沢七郎の全138作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

楢山節考 (新潮文庫)

1949
3.79
深沢七郎 1964年8月3日 本で見る

感想・レビュー

1.著者;小説家。中学の頃からギターに熱中し、ギタリストになった。エルヴィス・プレスリーのファンで、「短編しか書けないのは、マンボやロカビリーのような小説... もっと読む

人間滅亡的人生案内 (河出文庫)

668
3.08
深沢七郎 2016年1月7日 本で見る

感想・レビュー

『楢山節考』を久しぶりに再読したので、その流れで本書にたどり着いた。1971年初版。ということで、悩みもお返事もほぼ1960年代ということになるかと思われ... もっと読む

言わなければよかったのに日記 (中公文庫)

434
3.62
深沢七郎 1987年1月1日 本で見る

感想・レビュー

・当時の文豪達とのおもしろエピソード・思い出話・小噺集 の3段構造。 作家の自叙伝の中ではかなり笑えた。 ピュアだったんだなあ。。。 もっと読む

とっておき名短篇 (ちくま文庫)

384
3.29
アンソロジー 2011年1月1日 本で見る

感想・レビュー

読み飛ばしたのもあるものの、なんかすごい短編集。 大正から昭和初期って、すんごいのを発行してたのね。。今やとコンプラに引っ掛かりそう。。と思いながら読む。... もっと読む

みちのくの人形たち (中公文庫)

371
3.57
深沢七郎 2012年5月23日 本で見る

感想・レビュー

例によってバッグに読みかけの本が入っていなかったある日の午後、移動中に読む本を買おうと駅までの道のりを少し遠回りしてブックオフに寄った。 家に帰れば栞を挟... もっと読む

笛吹川 (講談社文芸文庫)

234
4.04
深沢七郎 2011年5月11日 本で見る

感想・レビュー

分かりづらく凄いものを読んでしまった感。 表題の笛吹川に沿って、武将と農民の六代に渡る盛衰を淡々と見せられてしまう。 町田康氏の「どうにもならない」とい... もっと読む

庶民烈伝 (中公文庫)

203
3.76
深沢七郎 2013年1月23日 本で見る

感想・レビュー

んー、面白い。 別に唸る様な仕掛けも美しい表現も綺麗な締まりないが、表題通りの、当時の“庶民”の苛烈な生活がつらつらと描かれている。 序章の、“庶民”の... もっと読む

言わなければよかったのに日記 (中公文庫)

189
3.40
深沢七郎 2017年8月19日 本で見る

感想・レビュー

多分、最初に読んだのは中学生の頃だと思う。 きょう、奈良の「ふうせんかずら」で発見して嬉しくなったので、即決で入手した。 冒頭の正宗白鳥先生との思... もっと読む

須賀敦子が選んだ日本の名作 60年代ミラノにて (河出文庫)

158
4.36
須賀敦子 2020年12月8日 本で見る

感想・レビュー

15年位前に傾倒していた須賀敦子さん。彼女による日本文学アンソロジーの逆輸入版のような本書。須賀さんの編者解説もあり今まで避けてたものも読めてしまった。再... もっと読む

生きているのはひまつぶし (光文社文庫 ふ-22-1)

154
3.29
深沢七郎 2010年10月13日 本で見る

感想・レビュー

ー おいらが気持ちいい事は、ちょっと、まあ、寂しいような時だ。シャーベットのような味がするんだ。寂しいって痛快なんだ。 楢山節考も深沢七郎もよく知らず、... もっと読む

楢山節考/東北の神武たち 深沢七郎初期短篇集 (中公文庫)

110
3.67
深沢七郎 2014年9月23日 本で見る

感想・レビュー

今までにない読書体験だった。 深沢七郎は、言わなければよかったのに日記を読んで、楢山節考を読まなきゃとおもい、古本屋で購入。 エッセイに度々出てきていた... もっと読む

生きているのはひまつぶし 深沢七郎未発表作品集

105
3.41
深沢七郎 2005年7月21日 本で見る

感想・レビュー

「未発表作品集」とはよくいったもので、実態は口述筆記の寄せ集め。出版社はうまい。 「庶民」「実感」「現実」みたいなものに後ろめたさを抱えていきる軟弱... もっと読む

人間滅亡的人生案内

100
3.14
深沢七郎 2013年7月17日 本で見る

感想・レビュー

2013年発行。著者のことは「楢山節考」の著者であること以外の知識しかありません。内容は、昭和40年代くらいの20歳前後の若者たちからの相談に対して、著者... もっと読む

風流夢譚

72
3.38
深沢七郎 電子書籍 2012年10月13日 本で見る

感想・レビュー

この作品の裏側に思想を持ち出すのはナンセンスじゃないかな。物語の内容としてはショッキングかも知れないけど、事件のきっかけとなった場面よりも夢の中の不条理さ... もっと読む

深沢七郎コレクション 流 (ちくま文庫)

63
3.90
深沢七郎 2010年11月1日 本で見る

感想・レビュー

6作品収録されており、民俗を題材にした「東北の神武たち」「みちのくの人形たち」と、役者を題材にした「千秋楽」「女形」「流転の記」にざっと分けられる。『楢山... もっと読む

深沢七郎の滅亡対談 (ちくま文庫)

62
3.76
深沢七郎 1993年1月1日 本で見る

感想・レビュー

山下清との対談が、とてもよい印象を受けた。大神様と野坂昭如との対談は非常に面白かった。座談会のあたりは苦笑いしながら読み切る。一番印象に残ったのは、大江健... もっと読む

書かなければよかったのに日記 (中公文庫)

57
4.00
深沢七郎 2018年12月21日 本で見る

感想・レビュー

あいかわらず、なんだかとぼけた内容。 もっと読む

深沢七郎 (ちくま日本文学全集 052)

56
3.52
深沢七郎 1993年1月1日 本で見る

感想・レビュー

「言わなければよかったのに日記」だけ読んだ。 深沢が作家たちと話をして後悔したりしたことを書いている。ある作家の家の庭木に登って庭を偵察した話は笑った。 もっと読む

生まれることは屁と同じ 深沢七郎対談集

50
3.54
深沢七郎 2012年11月1日 本で見る

感想・レビュー

唐十郎との対談がびっくりするほど面白かった。ちょっとした一言にも重みがある。 でも基本的には対談というよりも、深沢七郎が語り手になってしまっている感じ笑 もっと読む

泪 (百年文庫 92)

48
3.85
深沢七郎 2015年1月2日 本で見る

感想・レビュー

家族や故人への慈しみに溢れた三編。 “ただお互いに、惹き合っていれば、それでいいと思っていた” この一節が印象的でとても好き。 家族だからこそ距離が... もっと読む
全138アイテム中 1 - 20件を表示

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