澤田瞳子のおすすめランキング

プロフィール

1977年京都府生まれ。2011年デビュー作『孤鷹の天』で中山義秀文学賞、’13年『満つる月の如し 仏師・定朝』で本屋が選ぶ時代小説大賞、新田次郎文学賞、’16年『若冲』で親鸞賞、歴史時代作家クラブ賞作品賞、’20年『駆け入りの寺』で舟橋聖一文学賞、’21年『星落ちて、なお』で直木賞を受賞。近著に『漆花ひとつ』『恋ふらむ鳥は』『吼えろ道真 大宰府の詩』がある。

澤田瞳子のおすすめランキングのアイテム一覧

澤田瞳子のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『星落ちて、なお』や『若冲』や『若冲 (文春文庫)』など澤田瞳子の全169作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。

星落ちて、なお

1616
3.49
澤田瞳子 2021年5月12日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

幕末から明治に活躍した浮世絵師・日本画家、河辺暁斎。自ら画鬼と称し、才能もさることながら、絵に対する貪欲な欲求のまま生きたような人物像。その娘、暁翠が父の... もっと読む

若冲

1131
3.77
澤田瞳子 2015年4月22日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

何かを表現する術を持ち合わせた者は、 自分の中に押しとどめられない程の深い悲しみや苦しみをも 約束事のように一緒に持ち合わせてしまうのでしょうか。 江戸... もっと読む

若冲 (文春文庫)

734
3.75
澤田瞳子 2017年4月7日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「若冲」と言えば、多彩な色彩とその美しい彩色を思い出す。「動植綵絵」は、その多色彩もさることながら、写体の生々しさの中に実物とかけ離れた幻想的な鶏、鳳凰、... もっと読む

火定

644
3.73
澤田瞳子 2017年11月21日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

天平年間、平城京における裳瘡(天然痘)の流行を扱った医療時代小説である。天然痘はウイルスが原因だ。古代何度もパンデミックが起きている。現代は根絶しているが... もっと読む

泣くな道真 大宰府の詩 (集英社文庫)

576
3.86
澤田瞳子 2014年6月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

初めての作家。文庫書き下ろしではあるが、ラノベに近い時代小説が多い中で、しっかり時代考証をしていて好感を持った。ただ、キャラは現代によせている。そのせいか... もっと読む

火定(かじょう) (PHP文芸文庫)

395
4.13
澤田瞳子 2020年11月6日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

頂き本 直木賞。 天平の世のパンデミック。 おどろおどろしい表現もありますが、堅苦しくない程よいテンポでさらりと読めます。 もっと読む

月人壮士 (単行本)

358
3.24
澤田瞳子 2019年6月6日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

序章からして難解であった。 聖武天皇である首(おびと)さまの崩御ではじまる。名前の読みからして難しい。人物関係も天皇家・藤原家略図とにらめっこ。この時代... もっと読む

月人壮士 (中公文庫 さ 74-3)

322
3.38
澤田瞳子 2022年12月21日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

螺旋プロジェクト、古代編。 首おびと(聖武天皇)が、崩御し、その御遺詔は「皇太子は道祖王」。それに疑問を持つ葛城王が、藤原系中臣継麻呂と道鏡に、その真偽を... もっと読む

輝山 (文芸書)

300
3.94
澤田瞳子 2021年9月30日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

輝く良作の一冊。 主人公 金吾の目線を軸に描かれた石見銀山で生きる民と政の七年間。 銀山で生活の糧を得る男たち、そこに絡むさまざまな出来事と共に思いも... もっと読む

能楽ものがたり 稚児桜

281
3.44
澤田瞳子 2019年12月20日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

お能の曲目を下敷きにした8話短編集。 能とは全く別物になっているが、これはこれでおもしろい。元話より人間の欲望が前面に出ていて、ゾッとする。 お能の幽... もっと読む

落花

270
3.45
澤田瞳子 2019年3月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

平将門の乱が起きる時期の関東を、京から来た僧の目を通して描く小説。 この時代をありありと描いた作品は珍しく、貴重ですね。 仁和寺の僧・寛朝は、皇族... もっと読む

与楽の飯 東大寺造仏所炊屋私記 (光文社文庫 さ 35-1 光文社時代小説文庫)

253
3.79
澤田瞳子 2018年6月13日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 東大寺の炊屋の親父と仕丁の男を主人公にして、行基から奴婢から次々と現れる様々な階級の人々を巻きこんで、大仏が見つめるもと様々な因縁が交差する話だ。  ... もっと読む

夢も定かに (中公文庫)

241
3.79
澤田瞳子 2016年10月21日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

奈良時代の女官たちの働きぶり。 キャラ設定がわかりやすい歴史小説です。 1300年前の平城京、聖武天皇の御世。 宮廷を支える後宮には、多くの女性... もっと読む

恋ふらむ鳥は

240
3.77
澤田瞳子 2022年7月4日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

天智(葛城)、弘文(大友)、天武(大海人)、持統(讚良)の4代の権力闘争の渦中にいた額田王の半生を描いた物語。万葉集の十二首の長歌・短歌と日本書紀の「天皇... もっと読む

与楽の飯 東大寺造仏所炊屋私記

212
3.41
澤田瞳子 2015年8月18日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

副題にある通り、舞台は東大寺の大仏建立という大事業の工事現場の炊屋(食堂)。 主人公は仕丁(しちょう 国に命じられ労役に当たる役夫)として近江国からやっ... もっと読む

吼えろ道真 大宰府の詩 (集英社文庫)

203
3.69
澤田瞳子 2022年10月20日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「泣くな道真」の続編。道真が太宰府に流されて5ヶ月。唐物の目利きという愉しみを覚えて落ち着いてきたかと思っていたら、延喜への改元の詔を読んで、あろうことか... もっと読む

なぞとき <捕物>時代小説傑作選 (PHP文芸文庫)

202
3.44
和田はつ子 2018年1月9日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

女性作家の捕物時代小説アンソロジー。 「五月菓子」(和田はつ子)、「煙に巻く」(梶よう子)、「六花の涼」(浮穴みみ)、「人待ちの冬」(澤田瞳子)、「... もっと読む

孤鷹の天 上 (徳間文庫)

196
3.81
澤田瞳子 2013年9月6日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

奈良時代が意外と戦乱の時代だったことを知った作品です。澤田瞳子さんの作品は、10冊以上読んでますが、これがデビュー作(だったと思う?)とは思えない傑作で、... もっと読む

満つる月の如し 仏師・定朝

194
3.97
澤田瞳子 2012年3月6日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

1000年も前に生きた人々の苦しみ、悲しみ、希望、宗教観、格差。そんなものが生き生きと胸に迫って来ました。こんな小説が大河ドラマ化されたら毎週見るな~。 もっと読む

日輪の賦 (幻冬舎時代小説文庫)

182
3.86
澤田瞳子 2016年6月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 持統天皇の書き方が「恋ふらむ鳥は」と比べると面白い。持統天皇が統治者となる必然の道筋が「恋ふらむ鳥は」にはあり、この二冊で姉妹編とも言えるだろう。にして... もっと読む
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