石田千のおすすめランキング

プロフィール

石田千(いしだ・せん)
福島県生まれ、東京都育ち。國學院大學文学部卒業。2001年、『大踏切書店のこと』で第1回古本小説大賞を受賞。「あめりかむら」、「きなりの雲」、「家へ」の各作品で、芥川賞候補。16年、『家へ』(講談社)にて第3回鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞。16年より東海大学文学部文芸創作学科教授。著書に『月と菓子パン』(新潮文庫)、『唄めぐり』(新潮社)、『ヲトメノイノリ』(筑摩書房)、『屋上がえり』(ちくま文庫)、『バスを待って』(小学館文庫)、『夜明けのラジオ』(講談社)、『からだとはなす、ことばとおどる』(白水社)、『窓辺のこと』(港の人)他多数があり、牧野伊三夫氏との共著に『月金帳』(港の人)がある。

「2022年 『箸もてば』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石田千のおすすめランキングのアイテム一覧

石田千のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『あめりかむら (新潮文庫)』や『月と菓子パン (新潮文庫)』や『きなりの雲』など石田千の全37作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

あめりかむら (新潮文庫)

589
3.40
石田千 2024年7月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

初読みの石田千さんの書く文章に、あっという間に引き込まれた。 『あめりかむら』の冒頭、「冬の雷がやぶれ、窓に響く。」や、『夏の温室』の「暗いうわさはしみ... もっと読む

月と菓子パン (新潮文庫)

502
3.66
石田千 2007年7月30日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

何気ない日常を綴ったエッセイ集。 近所の豆腐屋の味を比べたり、パンを買ってワインの組み合わせを楽しんだり、プールに通い水泳の上達ぶりを綴ったり。 弁当箱... もっと読む

きなりの雲

412
3.92
石田千 2012年1月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

力を貸して。 転校先に馴染めず、編物教室で大人に交じって黙々と編物をしていたちさちゃんが ある日の編物教室のあと、迎えにきたお父さんの顔を見るなり、言っ... もっと読む

月と菓子パン

399
3.67
石田千 2004年4月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

とても美味しそうで楽しいエッセイでした~♪ 出戻り猫のチャーちゃんの話は、クスッとしたり、ホロリとさせられたり、忙しかったけど。 家の近くに”猫みち”... もっと読む

きなりの雲 (講談社文庫)

260
3.88
石田千 2017年3月15日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

失恋で日常を失ったさみ子が 編み物通してあたらしい場所に辿り着くまでの物語。 情景描写が柔らかく、 毛糸の質感が伝わるような温かい文体で 安心して読み進... もっと読む

きんぴらふねふね

259
3.82
石田千 2009年5月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

とととん、と一口大に 切りそろえられた文章は シャキシャキ食感が小気味良く ついつい ページを捲る手がとまらなくなってしまう。 味付けは若干... もっと読む

バスを待って

247
3.59
石田千 2013年6月14日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

読み終わるのにずいぶんと日数を要してしまった。 というのも、この短編集は先を先をと急いで読むようなものではない。 寝る前に今日の一編を読み余韻に浸りな... もっと読む

窓辺のこと

213
3.71
石田千 2019年12月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

一文が、簡潔で潔い。そして流れるように淡々と。石田千さんのエッセイは読んでいて心地いい。 過去に想いを馳せ現在を見つめる中で、老いていく親への思い、子ど... もっと読む

あめりかむら

205
3.41
石田千 2011年8月31日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

石田千さんは初読み。 表題作「あめりかむら」は、寛解を目前に病気の再発を告げられたみっちゃんが、うまく関係を築けなかった戸田くんの事を回想しながら物語が進... もっと読む

箸もてば

197
4.20
石田千 2017年5月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

2017年発行、2つの連載をまとめた石田千さんの食エッセイ。楽しく読めました。 季節に寄り添った食事の支度や、下ごしらえの様子が目に浮かび、湯気が漂って... もっと読む

夜明けのラジオ

187
3.98
石田千 2014年1月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

日常の慌ただしさから離れて、夜中にひとり聞くFMラジオ放送が好きです。中でもFM東京のジェットトリーム、NHKFMのラジオ深夜便は、読書と一緒に夜更かしの... もっと読む

箸もてば (ちくま文庫 い-73-2)

185
4.27
石田千 2022年8月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

箱根本箱で、ブックディレクターさんにセレクトしてもらったうちの一冊。曰く、食にまつわるエッセイで、他のエッセイストは柔らかい文体の人が多いけれど、ちょっと... もっと読む

バスを待って (小学館文庫)

181
3.66
石田千 2016年2月5日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

バスに揺られながら読むのにぴったりな、 バスにまつわる短編集。 20篇それぞれの人生模様が愛おしく思える。 「みどりちゃんの友だち」という作品が、 中で... もっと読む

平日 (文春文庫)

175
3.50
石田千 2012年3月9日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

今も昔も関西暮らしだが、東京へ何年か赴任したことがあった。帰任することが決まり最後の休みにどこへ行こうかと思って、上野動物園へ繰り出してみた。人気者のパン... もっと読む

役たたず、 (光文社新書)

161
3.69
石田千 2013年3月15日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

新書という事もあってか、いつもとは少し違う味わいの石田千さん。 でもやっぱりしみじみ味わいたくなる文書ばかり。 石田千さんの意図的であろうひらがなの使... もっと読む

しろい虹

156
3.69
石田千 2008年1月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

白という色について書くという発案で書かれ文章は、白をほとんど書くことなく綴られていました。 読みはじめていくと、次から次にやったことや思ったことが語られ... もっと読む

家へ

140
3.38
石田千 2015年10月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

からだのこわばりが、ほどけてゆく。 いかっていた肩に、ゆっくりじわじわと血が戻ってきた。 新聞配達の人が通り過ぎたあと、 まだ世の中が動き出す前... もっと読む

ヲトメノイノリ

132
3.92
石田千 2018年1月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

初めての作家さんだったので、様子も分からず、前半はあまり好みではないなあと思いつつ折り返しまできてこのまま終わるのかなと思いきや、タイトルのオトメノイノリ... もっと読む

店じまい

131
3.29
石田千 2008年9月22日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

著者が見届けた「店じまい」を集めたエッセイ。 店内の貼り紙で閉店を知らされる瞬間も、シャッターの貼り紙で閉店してしまったことを知る瞬間も、決定的な喪... もっと読む

からだとはなす、ことばとおどる

129
4.04
石田千 2016年3月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

『もしくは、かばいながら生きてきたはずの傷が、もうしみていなかった。いつかの、いつのまにかの結果が、頭ではない水路から流れてくる』ー『ふれる』 石田... もっと読む
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