與那覇潤のおすすめランキング

プロフィール

1979年生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。専門は日本近現代史。2007年から15年にかけて地方公立大学准教授として教鞭をとり、重度のうつによる休職をへて17年離職。歴史学者としての業績に『翻訳の政治学』(岩波書店)、『帝国の残影』(NTT出版)。在職時の講義録に『中国化する日本』(文春文庫)、『日本人はなぜ存在するか』(集英社文庫)。共著多数。
2018年に病気の体験を踏まえて現代の反知性主義に新たな光をあてた『知性は死なない』(文藝春秋)を発表し、執筆活動を再開。本書の姉妹編として、学者時代の研究論文を集めた『荒れ野の六十年』(勉誠出版)が近刊予定。

「2019年 『歴史がおわるまえに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

與那覇潤のおすすめランキングのアイテム一覧

與那覇潤のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『中国化する日本 日中「文明の衝突」一千年史』や『心を病んだらいけないの?: うつ病社会の処方箋 (新潮選書)』や『病と障害と、傍らにあった本。』など與那覇潤の全63作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

中国化する日本 日中「文明の衝突」一千年史

1070
4.09
與那覇潤 2011年11月19日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

新自由主義を「中国化」と置き換えている部分があるので、言葉は刺激的だが、中国との関係性で歴史を見てみるという視点が新鮮。面白い。護送船団方式VS個人主義、... もっと読む

心を病んだらいけないの?: うつ病社会の処方箋 (新潮選書)

771
3.83
斎藤環 2020年5月27日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「テーマは精神疾患だけではなく、現代日本を概観する対談本」 うつを患った過去のある歴史学者と精神科医による、全九回分の対談。 まえがきは與那覇氏、... もっと読む

病と障害と、傍らにあった本。

552
4.11
齋藤陽道 2020年10月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

12人の筆者による12通りの人生。 彼ら彼女らの病気や障害のこと。 そして本との関わりを彼ら自身で綴る。 本に助けられた、という経験は、本好きの方なら多... もっと読む

知性は死なない 平成の鬱をこえて

476
3.68
與那覇潤 2018年4月6日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

うつ病を発症して大学を退職したことを契機に、反知性主義が力を増した時代を重ねて論評する。後半はがぜん読みごたえがあり、天皇制を言葉と身体の関係において説明... もっと読む

中国化する日本 増補版 日中「文明の衝突」一千年史 (文春文庫 よ 35-1)

431
3.86
與那覇潤 2014年4月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

近世(初期近代、early modern)の中国に注目する 近世は日本史だけではない 世界ではじめに近世に入ったのは「宋朝の中国」 ヨーロッパの近代啓蒙... もっと読む

日本人はなぜ存在するか

358
3.67
與那覇潤 2013年10月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 教養の講義を豪腕で纏めたもの。ギデンズのreflexivityを軸に社会科学(と人文)のトピックを整理している。  ひょっとしたら与那覇さんの最高傑作... もっと読む

2035年の世界地図――失われる民主主義、破裂する資本主義 (朝日新書)

301
3.37

感想・レビュー

個人的に未来予測ものには目がないです。 特に4名中3名(エマニエルトッド、マルクスガブリエル、ジャックアタリ)が好きな方でもあり、読まない訳にはいかない... もっと読む

平成史―昨日の世界のすべて

285
3.62
與那覇潤 2021年8月6日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

以前にも岩波ジュニア新書『10代に語る平成史』(9784005008780)という本のレビューにも書いたけれども、「結局さ、平成ってどんな時代だったん?」... もっと読む

日本の起源 (atプラス叢書05)

278
3.65
東島誠 2013年8月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

日本の起源 (atプラス叢書05) もっと読む

「日本史」の終わり 変わる世界、変われない日本人

223
3.92
池田信夫 2012年9月19日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

中国のような皇帝がルールを決めて統治する社会ではなく、欧米のような法治国家でもなく。日本は江戸時代から続く村社会で課題を解決する仕組みが今も根付いている。... もっと読む

過剰可視化社会 「見えすぎる」時代をどう生きるか (PHP新書)

220
3.40
與那覇潤 2022年5月14日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

千葉雅也氏と與那覇潤氏との対話 「新たなるノーマル主義」を超克せよー哲学 文学との対話 千葉氏と與那覇氏は東大で1学年ちがいで、東大と北京大学との... もっと読む

歴史がおわるまえに

192
3.32
與那覇潤 2019年9月14日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

72 文化論 関東派の文芸評論、小林秀雄→ゼロ年代 故郷=伝統を失ってリセットされた人間はどう生きるのか 関西派の国学・新国学、本居宣長・上田秋成・保田與... もっと読む

PLANETS vol.8

183
4.07
宇野常寛 2013年1月4日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

最近テレビでもよく見る宇野常寛さんの雑誌。どう見ても写真集な装丁だけど中身は文芸評論な雑誌。 「僕たちは<夜の世界>を生きている」ということで、仕事... もっと読む

日本人はなぜ存在するか (集英社文庫)

183
4.05
與那覇潤 2018年5月18日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

そもそも民族的な起源の話やDNAを期待して読むと的外れな本である。 この本のテーマは再帰性。 何が、どんな思想が「そのもの」を作ってきたのかを考える思考... もっと読む

歴史なき時代に 私たちが失ったもの 取り戻すもの (朝日新書)

166
3.68
與那覇潤 2021年6月18日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

『平成史』を読んで、興味を持った與那覇さんの著作。インタビュー、書評、時評を集めたものなので、歴史学界隈の人々や状況への怒りのような通底するものはあるもの... もっと読む

知性は死なない 平成の鬱をこえて 増補版 (文春文庫 よ 35-2)

151
3.84
與那覇潤 2021年11月9日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

2021年12月17日。 大阪市北区の「西梅田こころとからだのクリニック」で放火事件が発生。 たくさんの方が犠牲になった痛ましい事件。 ここでは「リワー... もっと読む

ボードゲームで社会が変わる: 遊戯するケアへ (河出新書)

147
3.43
與那覇潤 2023年11月17日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

與那覇潤、小野卓也『ボードゲームで社会が変わる』読了。ボドゲテーマ初の新書。シリアスゲーム批判(危惧)を活字で読んだのは初めてかも。 ボードゲーム哲学とい... もっと読む

心を病んだらいけないの?―うつ病社会の処方箋―(新潮選書)

128
4.05
斎藤環 電子書籍 2020年5月27日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

対話を重視した精神科の治療「オープンダイアローグ」の日本における先駆者の斉藤環氏。 リワークプログラムに通い心の病と立ち向い、現在の立場で活躍をする與那... もっと読む

史論の復権 (新潮新書 546)

119
3.14
與那覇潤 2013年11月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

【由来】 ・図書館の新書アラート。 【期待したもの】 ・サラッと読む。著者は自分よりひとまわり若い。春日太一というところで興味を持った。 【要約】 ・... もっと読む

新書494 ナショナリズムの現在 (朝日新書)

115
3.36

感想・レビュー

ネトウヨと呼ばれながら、右翼的思想(歴史観)を持たず、国益に反する言動を取っていること。阿部首相が「爺ちゃんの名にかけて」(笑)政治を行っていることは、な... もっと読む
全63アイテム中 1 - 20件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×