花田清輝のおすすめランキング

プロフィール

作家・文芸評論家。1909年(明治42)、福岡市に生まれる。旧制福岡中学から鹿児島の第七高等学校に進むも、出席日数不足により退学。1928年(昭和3)九州大学文学部哲学科の聴講生となる。1929年(昭和4)京都大学文学部英文科選科に入学。1931年(昭和6)第8回サンデー毎日大衆文芸賞入選作「七」を同誌に発表、同年11月同学中退。1933年(昭和8)上京、三宅雪嶺や中野正剛らの主宰した『我観』(後に『東大陸』と改名)誌等に寄稿。1939年(昭和14)『東大陸』の編集者となり、中野正剛の弟・中野秀人らと「文化再出発の会」を結成、機関誌『文化組織』を発行。1940年(昭和15)に『東大陸』編集の職を辞し、以後サラリーマン社、木材通信社、軍事工業新聞社などの記者を務める。戦後、東京都北多摩郡狛江村に移り、『復興期の精神』、『錯乱の論理』、『二つの世界』等を刊行し注目を浴びる。1947年(昭和22)岡本潤、加藤周一、中野秀人、中村眞一郎らと「綜合文化協会」を結成、機関誌『綜合文化』を発行。同年、埴谷雄高、野間宏、岡本太郎、関根弘らと「夜の会」結成。1952年(昭和27)には雑誌『新日本文学』の編集長となる(2年後更迭)。1957年(昭和32)、安部公房、佐々木基一、玉井五一、野間宏、長谷川四郎らと「記録芸術の会」結成、機関誌『現代芸術』を創刊。この頃『アヴァンギャルド芸術』『さちゅりこん』『政治的動物について』等の著書を刊行。高見順や埴谷雄高、吉本隆明らとの論争を繰り広げたほか、文学から政治、映画、芸術に至る幅広い分野における批評活動で若い世代の思潮に大きな影響を与えた。戯曲「泥棒論語」で第1回週刊読売新劇賞、『鳥獣戯話』で毎日出版文化賞を受賞。1974年(昭和49)9月23日没。その他の著書として評論集『近代の超克』、小説『小説平家』、戯曲『爆裂弾記』等がある(一部は講談社文芸文庫として復刊)ほか、『花田清輝評論集』(岩波文庫)、『花田清輝著作集』(全7巻、未来社)『花田清輝全集』(全15巻/別巻2、講談社)等の作品集が刊行されている。

「2014年 『花田清輝批評集 骨を斬らせて肉を斬る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

花田清輝のおすすめランキングのアイテム一覧

花田清輝のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『復興期の精神 (講談社文芸文庫)』や『図説 百鬼夜行絵巻をよむ (ふくろうの本)』や『アヴァンギャルド芸術 (講談社文芸文庫)』など花田清輝の全188作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

復興期の精神 (講談社文芸文庫)

164
3.26
花田清輝 2008年5月10日 本で見る

感想・レビュー

 出版されたのは1946年10月とまさに「復興期」であるが、中に収められたエッセイの大部分が太平洋戦争の最中である41年から43年に書かれている。つまり、... もっと読む

図説 百鬼夜行絵巻をよむ (ふくろうの本)

100
3.32
田中貴子 2007年10月11日 本で見る

感想・レビュー

澁澤龍彦の百鬼夜行についての随想。 いつもの性癖に素直な博覧強記ぶり…。 もっと読む

アヴァンギャルド芸術 (講談社文芸文庫)

69
3.06
花田清輝 1994年1月1日 本で見る

感想・レビュー

もう少し意地悪く生きても良いのかしら。 もっと読む

図説 百鬼夜行絵巻をよむ (ふくろうの本)

69
3.44
田中貴子 1999年6月1日 本で見る

感想・レビュー

付喪神は九十九髪 立春の前の煤払え 土佐光信の絵巻は、描線の肥細がよし 器物と生き物の百鬼夜行 もっと読む

復興期の精神 (講談社学術文庫)

52
3.71
花田清輝 1986年1月1日 本で見る

感想・レビュー

「SF魂」で。 ¥ mmsn01- 【要約】 ・ 【ノート】 ・ もっと読む

鳥獣戯話 小説平家 (講談社文芸文庫)

47
3.57
花田清輝 1988年1月1日 本で見る

感想・レビュー

10/20 読了。 「願わくば今生世俗の文字の業、狂言綺語のあやまりをもって、翻して当来世々讃仏乗の因、転法輪の縁とせむ」から始めて、「善人なほもて往生を... もっと読む

新編・日本幻想文学集成 (2)

39
3.50
澁澤龍彦 2016年8月25日 本で見る

感想・レビュー

第2巻は『エッセイの小説』。 収録作家は澁澤龍彦、吉田健一、花田清輝、幸田露伴。 何となく前半と後半で作風がきっぱり別れているような1冊だった。特に花... もっと読む

七;錯乱の論理;二つの世界 (講談社文芸文庫)

31
3.43
花田清輝 1989年1月1日 本で見る

感想・レビュー

埴谷雄高さんの紹介より。 もっと読む

室町小説集 (講談社文芸文庫)

29
3.00
花田清輝 1990年1月1日 本で見る

感想・レビュー

日本のルネサンス時代を花田清輝が捉えるのではなく、創りあげる。未完成な部分が魅力的だ もっと読む

随筆三国志 (講談社文芸文庫)

27
3.60
花田清輝 2007年5月1日 本で見る

感想・レビュー

なかなか独創的な主張を展開されている。 しかしながらほとんど共感できなかった。 それでも面白かったら善しとしよう。 もっと読む

恥部の思想 (講談社文芸文庫)

20
3.00
花田清輝 1991年1月1日 本で見る

感想・レビュー

映画とかの評論が多いが、癖のある作家なので真意をくみ取ることが肝要。でも反社会勢力とつきあっている、なんて今じゃ堂々といえないね。 もっと読む

昭和文学全集 (27)

20
2.50
福田恆存 1989年2月10日 本で見る

感想・レビュー

福田恒存が一番面白かった。何より、言葉がいい。 一番面白くなかったのは花田清輝。少しも論理的な文章ではない。 あとは、面白いものもあれば面白くないもの... もっと読む

もう一つの修羅 (講談社文芸文庫)

17
4.00
花田清輝 1991年1月1日 本で見る

感想・レビュー

読まないかも もっと読む

俳優修業 (講談社文芸文庫)

13
3.00
花田清輝 1991年1月1日 本で見る

感想・レビュー

「花田清輝もいままで遠巻きに見てたかんじだけど、この文庫は買ってみるつもりです」 「『文庫』の大航海。」(杉浦日向子+佐高信) 『日本人の死角』(徳間... もっと読む
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