藤枝静男のおすすめランキング

プロフィール

1907年、静岡県藤枝町生まれ。本名勝見次郎。成蹊実務学校を経て第八高等学校に入学、北川静男、平野謙、本多秋五らと知り合う。このころ志賀直哉を訪ね、小林秀雄、瀧井孝作を知る。1936年に千葉医科大学を卒業、医局、海軍火薬廠共済病院などを経て妻の実家である眼科医院に勤め、1950年に浜松市で開業。1947年『近代文学』9月号に本多秋五らが考案した筆名・藤枝静男で「路」を発表。その後も眼科医のかたわら小説を書く。1993年、肺炎のため死去。 主な著作に、芥川賞候補となった「イペリット眼」「痩我慢の説」「犬の血」などがあり、『空気頭』が芸術選奨文部大臣賞、『愛国者たち』が平林たい子賞、『田紳有楽』が谷崎潤一郎賞、『悲しいだけ』が野間文芸賞を受賞している。

「2012年 『田紳有楽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤枝静男のおすすめランキングのアイテム一覧

藤枝静男のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『田紳有楽・空気頭 (講談社文芸文庫)』や『悲しいだけ・欣求浄土 (講談社文芸文庫)』や『群像短篇名作選 1970~1999 (講談社文芸文庫)』など藤枝静男の全74作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。

田紳有楽・空気頭 (講談社文芸文庫)

542
3.88
藤枝静男 1990年6月5日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

【田紳有楽】 骨董屋の部屋を訪れた男が、自己流処世術を語り庭の池に飛び込むところから物語は始まる。 男は池に沈められている朝鮮生まれの抹茶茶碗の柿の蔕... もっと読む

悲しいだけ・欣求浄土 (講談社文芸文庫)

169
3.70
藤枝静男 1988年12月5日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「一家団欒」「悲しいだけ」が一番すき。欣求浄土の方はまだ若干自嘲気味というか、笑えるところもあったけど(ポルノ映画のくだりとかとにかくスケベなことばっか考... もっと読む

群像短篇名作選 1970~1999 (講談社文芸文庫)

53
3.83
三浦哲郎 2018年4月12日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

この文庫に載っている作品を読んで改めて読みたいと思った作家は 吉村昭 山田詠美 (笙野頼子) もっと読む

(055)空 (百年文庫)

42
3.33
北原武夫 2010年12月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

主人公の女性の思い立ったら実行の潔さが読んでいて恐ろしく感じられてしまった『聖家族』。 時代もあるのだろうけれど私は薄気味悪さを感じて苦手です。 ... もっと読む

現代小説クロニクル 1980~1984 (講談社文芸文庫)

40
3.67
野間宏 2014年12月11日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

どれもこれも文学じゃないと味わえない気持ち、ザラつきを持っている作品だった。 個人的に思うことがあり、特に坂上弘さんの巻末エッセイに感銘を受けた。 「... もっと読む

藤枝静男随筆集 (講談社文芸文庫)

31
3.17
藤枝静男 2011年1月8日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

若い頃の話や、友人であった平野謙や本多秋五についての話、骨董についての話など、いろいろと取り混ぜた静男随筆集。随筆を真面目に集成すると、割りと同じような文... もっと読む

愛国者たち (講談社文芸文庫)

23
3.50
藤枝静男 2013年4月11日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

【由来】 ・図書館の講談社アラートで 【期待したもの】 ・どういう人間群像?「国家」というものについての理解を深めたいし、「日本」に対する理解も深めたい... もっと読む

或る年の冬 或る年の夏 (講談社文芸文庫)

20
3.80
藤枝静男 1993年11月2日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

若い頃の思想、性に対する苦悩を描いた表題作は少し時代背景が違うのか普遍性は感じられらなかった。 もっと読む

志賀直哉・天皇・中野重治 (講談社文芸文庫)

17
3.50
藤枝静男 2011年11月11日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

もともと藤枝静男をどうやって知っただろう、と思い出すと笙野頼子さんの文章がきっかけではなかったかと思う。「田紳有楽」「空気頭」すごくヘンテコな小説を書く人... もっと読む

最後の酔っぱらい読本 (講談社文芸文庫)

15
4.00
吉行淳之介 2014年10月11日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

悪酒時代以外の作品は全部楽しく読んだ もっと読む

妻を失う 離別作品集 (講談社文芸文庫)

14
5.00
富岡幸一郎 2014年11月11日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

袖のところ一すじ青きしまを織りてあてなりし人今はなしはや  山崎 斌【あきら】  作者は、「草木染」の名付け親として知られる染織家。掲出歌の「あて... もっと読む

今ここ

13
2.50

感想・レビュー

「午後八時、日没とともに床に入る。腹がへったので右脚を切って食い、明日の活力にそなえてストロンチウム90を十錠飲んで平和な眠りにつく。」(70.日記) ... もっと読む

田紳有楽 (講談社文庫)

10
4.00

感想・レビュー

滅茶苦茶ぶりが面白かった もっと読む

虚懐

9
4.00

感想・レビュー

庭を行きかう動物たち、今はいない肉親の思い出、近所で起きた火事。ばらばらなモティーフが脈絡なく、かつてと変わらない硬く無駄のない文体で並べられている。作家... もっと読む
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