野崎歓のおすすめランキング

プロフィール

野崎 歓(のざき・かん):1959年新潟県生まれ。フランス文学者、翻訳家、エッセイスト。放送大学教養学部教授、東京大学名誉教授。2001年に『ジャン・ルノワール――越境する映画』(青土社)でサントリー学芸賞、2006年に『赤ちゃん教育』(講談社文庫)で講談社エッセイ賞、2011年に『異邦の香り――ネルヴァル「東方紀行」論』(講談社文芸文庫)で読売文学賞、2019年に『水の匂いがするようだ――井伏鱒二のほうへ』(集英社)で角川財団学芸賞受賞、2021年に小西国際交流財団日仏翻訳文学賞特別賞受賞。プレヴォ、スタンダール、バルザック、サン=テグジュペリ、ヴィアン、ネミロフスキー、トゥーサン、ウエルベックなどフランス小説の翻訳多数。著書に『こどもたちは知っている――永遠の少年少女のための文学案内』(春秋社)、『フランス文学と愛』(講談社現代新書)、『翻訳教育』(河出書房新社)、『アンドレ・バザン――映画を信じた男』(春風社)、『夢の共有――文学と翻訳と映画のはざまで』(岩波書店)ほか。

「2025年 『翻訳はおわらない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

野崎歓のおすすめランキングのアイテム一覧

野崎歓のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『素粒子 (ちくま文庫)』や『うたかたの日々 (光文社古典新訳文庫)』や『地図と領土 (ちくま文庫)』など野崎歓の全126作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

素粒子 (ちくま文庫)

1338
3.86

感想・レビュー

『闘争領域の拡大』に次ぐウエルベックの二作目。フランスでベストセラーになったらしい。 ウエルベックは博識な作家だが、本書もごたぶんにもれず数学、分子生物... もっと読む

うたかたの日々 (光文社古典新訳文庫)

863
3.67
ボリス・ヴィアン 2011年9月13日 本で見る

感想・レビュー

雲やネズミなどの擬人化があり、なんともポエティックだなと思っていたが、案の定、詩から散文になっていった作品とのこと。「美しい女とジャズ、これがすべてで、あ... もっと読む

地図と領土 (ちくま文庫)

835
4.02
ミシェル・ウエルベック 2015年10月7日 本で見る

感想・レビュー

2012年頃、壊疽を起こしつつも自己増殖をやめない市場経済とその中での生活に倦んでウィリアム・モリス社会主義を標榜した。同時期に発行された、作中で度々モリ... もっと読む

赤と黒 (上) (光文社古典新訳文庫)

774
3.63
スタンダール 2007年9月6日 本で見る

感想・レビュー

モーム選の世界十大小説のひとつ。(読むのは、カラマーゾフの兄弟、戦争と平和、ゴリオ爺さん、に続いて四作品目) 発表は、1830年七月革命直後、執筆は七月... もっと読む

浴室 (集英社文庫)

655
3.41

感想・レビュー

十年以上ぶりの再読。 最初に読んだ時ほどの新鮮さはないけれど、盲目にあたらしい!すごい!とならずに冷静に読んでも面白かった。 訳も上手い。 トゥーサンの既... もっと読む

赤と黒 (下) (光文社古典新訳文庫)

607
3.73
スタンダール 2007年12月6日 本で見る

感想・レビュー

下巻の後半は凄かった。 読んでいて思わず「えーっ!?なんで?嘘やん」って声が出る事、数回。あまりに劇的な展開の為、読む速度が加速した。エンタメ小説では?と... もっと読む

ちいさな王子 (光文社古典新訳文庫)

605
3.92

感想・レビュー

「大切なものは、目には見えないんだよ」 いや、わいには見える(やめとけ) はい、世界的名作『星の王子さま』じゃなくて『小さな王子』を光文社古典新訳文庫... もっと読む

地図と領土

519
3.91
ミシェル・ウエルベック 2013年11月1日 本で見る

感想・レビュー

最も新しく面白いウエルベック。孤独に対する穏やかな諦めが読む者を慰撫する、美しい小説だ。また、現代アートや労働をめぐる記述は2010年代の現代性を感じさせ... もっと読む

滅ぼす 上

409
3.75
ミシェル・ウエルベック 2023年7月27日 本で見る

感想・レビュー

2026年12月23日、インターネット上に拡散される謎の映像とメッセージ、財務大臣をギロチンで斬首するフェイク映像は、相当に手が込んだレベルの高い映像で。... もっと読む

人類の深奥に秘められた記憶

352
4.51

感想・レビュー

1938年、デビュー作『人でなしの迷宮』でセンセーションを巻き起こし、「黒いランボー」とまで呼ばれた作家T・C・エリマン。しかしその直後、作品は回収騒ぎと... もっと読む

ある秘密 (新潮クレスト・ブックス)

349
3.59
フィリップグランベール 2005年11月30日 本で見る

感想・レビュー

第二次世界大戦時におけるドイツナチスのユダヤ人に対するジェノサイト(大量虐殺)の物語は多く語られている。 今でもドキュメント映像として時より引用されている... もっと読む

映画とは何か (上) (岩波文庫 578)

333
3.94
アンドレ・バザン 2015年2月17日 本で見る

感想・レビュー

A「映画なんて、ただの娯楽じゃん」 B「いやいや、映画とは真の芸術ですぞ」 C「映画も芸術だとは思うけど、絵画の方が高尚な芸術って感じがする」 D「... もっと読む

滅ぼす 下

287
3.98
ミシェル・ウエルベック 2023年7月27日 本で見る

感想・レビュー

「何が何でも物語作品が必要である。自分以外の誰かの人生が語られていなければならない」 これは物語終盤、主人公がある危機に陥るが、「読書」によって一時的に... もっと読む

フランス組曲

275
4.44

感想・レビュー

<私はもう絶対に人間の集団に対して怨恨を募らせたりはしまいと心に誓う。たとえその怨恨がいかに正当なものであろうとも、また、相手の人種、宗教、信念、偏見、過... もっと読む

カメラ (集英社文庫(海外))

274
3.22
野崎歓 1996年6月20日 本で見る

感想・レビュー

相変わらず何言ってるのか分からない もっと読む

マノン・レスコー (光文社古典新訳文庫)

267
3.69
アベ・プレヴォ 2017年12月7日 本で見る

感想・レビュー

G・プッチーニのオペラの原作。絶世の美女に一目惚れし、純愛を捧げた青年が人生を踏み外して転落していく物語。とても面白かったです。 時は18世紀前半のフラ... もっと読む

ムッシュー (集英社文庫)

209
3.40
野崎歓 1995年6月20日 本で見る

感想・レビュー

「この世界の耐えがたさ、人を疲弊させずにおかぬ下らなさを、そのまま微笑ましい情景へと転じてしまう天使的な存在、それがムッシューなのだ(あとがきより)」静か... もっと読む

火の娘たち (岩波文庫)

199
4.00

感想・レビュー

ネルヴァルは随分昔に『暁の女王と精霊の王の物語』を読んだ程度だったのだけれど、今回岩波文庫から通勤電車で読んだら腱鞘炎になりそうなほど分厚い(600頁)文... もっと読む

ランサローテ島

198
3.59
ミシェル・ウエルベック 2014年5月22日 本で見る

感想・レビュー

スペイン領ランサローテ島をウエルベックが旅行する。波に浸食された岩肌が名物のランサローテ島は、北大西洋上のアフリカ寄りに位置し(モロッコのすぐ西)、サボテ... もっと読む

ためらい (集英社文庫(海外))

186
3.40
野崎歓 1999年1月20日 本で見る

感想・レビュー

ベビーカーに息子を乗せ、友人ポール・ビアッジが住むサスエロという海辺の村を訪れた主人公が、その友人に会うのをためらい続けながら日が過ぎていく物語。その抽象... もっと読む
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