野谷文昭のおすすめランキング

プロフィール

1948年生まれ。東京大学名誉教授。ラテンアメリカ文学・映画研究の第一人者。訳書に、ガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』、ボルヘス『七つの夜』、プイグ『蜘蛛女のキス』、ボラーニョ『2666』等。

「2022年 『ガルシア=マルケス中短篇傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

野谷文昭のおすすめランキングのアイテム一覧

野谷文昭のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『予告された殺人の記録 (新潮文庫)』や『2666』や『蜘蛛女のキス (集英社文庫)』など野谷文昭の全57作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

予告された殺人の記録 (新潮文庫)

2748
3.74

感想・レビュー

「百年の孤独」でノックアウトされた 凄すぎてしばらく立ち直れなかった 何からなのだろう? そう百年の孤独がヒタヒタと自分の中に染み込んでいくのを感じ、... もっと読む

2666

825
4.16

感想・レビュー

ふー読み終わった。マラソンを完走したような富士山に登ったような、「やりきることに意味がある」状態になっていた。 非常に評価が高い本作、2段組で800ペー... もっと読む

蜘蛛女のキス (集英社文庫)

618
3.99
マヌエル・プイグ 2011年5月20日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

モリーナとヴァレンティン、2人の人物による全編ほぼ対話形式でストーリーは進みます。 冒頭、映画のあらすじを語り合う場面で始まりますが意見はさっぱり噛み合... もっと読む

七つの夜 (岩波文庫)

423
4.14
J.L.ボルヘス 2011年5月18日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ボルヘスの講演集、1977年ブエノスアイレスにて。 □ 「次から次へと本を引き合いに出しますが、私は考えることよりも記憶することに長けているの... もっと読む

蜘蛛女のキス (集英社文庫)

411
3.93
マヌエル・プイグ 1988年10月20日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

★★★ 同性愛者とテロリスト。まったく違った二人の男が牢獄で同部屋になる。同性愛者はテロリストに夜な夜な映画のストーリーを言って聞かせる。主な筋はそれだ... もっと読む

予告された殺人の記録・十二の遍歴の物語

391
3.97

感想・レビュー

ラテンアメリカ文学。 短編はトスカーナやそれ以外の地域もでてくる。 血生臭く、怪しげで想像を超えた世界に誘われる。 『聖女』の不思議さ。 予告されたはも... もっと読む

20世紀ラテンアメリカ短篇選 (岩波文庫)

349
3.84
野谷文昭 2019年3月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

20世紀ラテンアメリカ短編を4つのグループ分けした短編集。 私がブクログに記載している内容は「大体の本は1度しか読めないし忘れることも多いから、自分が読... もっと読む

ガルシア=マルケス中短篇傑作選 (河出文庫 マ 11-1)

237
4.21

感想・レビュー

ラテンアメリカ文学を読むぞ!と息巻いて全然手を出せていなかったのですが、ついに気になっていたマルケスを読む。 前半の、庶民のやるせなさを強く感じるリアリズ... もっと読む

ラテンアメリカの文学 ラテンアメリカ五人集 (集英社文庫)

228
3.62

感想・レビュー

リョサ「小犬たち」お目当てで。「小犬たち」文体と構成の妙。読みやすいし面白いけど、クエリャルが、はあ、可哀想だ。パチェーコ「砂漠の戦い」素晴らしい!当時の... もっと読む

ケルト人の夢

228
4.00

感想・レビュー

想像をはるかに絶する 衝撃的な残虐な行為が 静かな筆致で描かれていく なんども 本を閉じて ふうっ の ため息が出てしまう 「闇の奥」を書い... もっと読む

フリアとシナリオライター (文学の冒険シリーズ)

190
3.75

感想・レビュー

ラジオ局でニュース記事を書いている“僕”バルガス・リョサは小説家志望の学生。そこに売れっ子ライターのペドロ・カマーチョがやってくる。彼は変り者でパワフルで... もっと読む

エル・スール

142
3.87

感想・レビュー

著者がモデルであろう主人公の少女は、愛憎半ばする父の面影とそれがなぜそうであったのかを追わずにはいられない。父は彼女にとって孤独の先達でもある。その父の自... もっと読む

アメリカ大陸のナチ文学 (ボラーニョ・コレクション)

138
3.67

感想・レビュー

架空の作家たちの生涯を描いた小説で、作家たちは直接繋がることもあるけど、ナチズムの信望者と文学者という部分で、作品の中では一本筋が通ってる気がした。文学と... もっと読む

蝶の舌 (BOOK PLUS)

128
3.06
マヌエル・リバス 2001年7月13日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 “小さなものに輝きを―”  『蝶の舌』  内気な少年の心の支えとなった理科教師。しかし、やがて巻き起こるスペイン内戦の波が友情に影を刺し、彼らにも... もっと読む

純真なエレンディラと邪悪な祖母の信じがたくも痛ましい物語: ガルシア=マルケス中短篇傑作選

121
3.47

感想・レビュー

人生の不条理さと、そこに生きる人々の生々しい息づかいが聞こえてくるようです。ただ、どこか教訓あって、学ぶ事も多くあって、不思議なほどに、それらが全て美しい... もっと読む

予告された殺人の記録 (新潮・現代世界の文学)

95
3.92

感想・レビュー

G. G.マルケスの作品は、私にとってふたつめとなる。『百年の孤独』に続いて読んだのは、作家本人がその長編以上だと自賛するこちら。 共同体の崩落という共... もっと読む

フリアとシナリオライター (河出文庫)

92
3.50

感想・レビュー

https://cool.obirin.ac.jp/opac/volume/927818 もっと読む

赤い唇 (ラテンアメリカの文学) (集英社文庫)

86
3.68
プイグ 1994年11月18日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

作者はアルゼンチン人。 手紙、単語の羅列、報告書、口に出す言葉を心の本心、独白、ラジオドラマ、という形式に現れる男女の恋模様は、駆け引き、報復、浮気... もっと読む

チリ夜想曲 (ボラーニョ・コレクション)

83
4.21

感想・レビュー

死の淵にある神父がこれまでの人生を回想をする物語。 詩を思わせる言葉の連なり、記憶の断片が次々と現れては絡みあう。最後は、チリの動乱を描きながら文学論にも... もっと読む

南国に日は落ちて

72
3.72
マヌエル・プイグ 1996年10月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

アルゼンチン中流階級出身の姉妹。今では年を取り大切な人も亡くしてきた。ブレノスアイレスに住む姉のニディアが、リオデジャネイロに住む妹のルシを訪ね、二人でひ... もっと読む
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