金子文子のおすすめランキング

プロフィール

金子文子(1903年〜1926年) 
1903年横浜に生まれる。出生届がだされず就学できなかった。父が家を出
て母の妹と同棲、母も男との同居をくり返す。「家財道具を売り、床板をはずして薪にかえた」ほどの貧困な暮しであった。1912年9歳から16歳まで、養女として父方の祖母に迎えられ、朝鮮で生活する。だが、「無籍者」として虐待をうけ食事さえ満足に与えられなかった。朝鮮人のおかみさんから「麦ごはんでよければ」と声をかけられ、「人間の愛」に感動し、日本人が権力を振るい朝鮮人を搾取するさまを目の当たりにする。1919年日本にかえされる直前、3.1独立運動に遭遇する。
1920年17歳で上京。新聞売りや「女給」などで自活しながら苦学する。キリスト教、仏教、社会主義、無政府主義の思想に出会う。22年朴烈と知り合い、雑誌『太い鮮人』を創刊。 23年9月3日、関東大震災の混乱の中逮捕、「治安警察法違反」で予審請求される。26年3月25日、「大逆罪」で死刑判決。のち恩赦により無期懲役に減刑されるが、7月23日獄中にて縊死。「すべての人間は人間であるという、ただ一つの資格によって」「平等」であると確信した文子は、「権力の前に膝を折って生きるよりは、死してあくまで自分の裡に終始」した。23歳であった。

「2006年 『金子文子 わたしはわたし自身を生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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何が私をこうさせたか――獄中手記 (岩波文庫)

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感想・レビュー

フレディみかこ『両手にトカレフ』を読み、初めて金子文子さん(実在の人物)を知り、読んでみました。 知っているつもりのこの時代の女性の扱いは、現代のペット以... もっと読む
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