開高健のおすすめランキング

プロフィール

開高 健(かいこう・たけし):1930年、大阪生まれ。大阪市立大学を卒業後、壽屋宣伝部(現サントリー)にてコピーライターとして活躍。同時に創作を続け、57年『パニック』でデビュー。58年『裸の王様』で芥川賞、ベトナム戦争現地へ赴いた経験に基づく『輝ける闇』で68年に毎日出版文化賞、79年『玉、砕ける』で川端康成文学賞、81年に一連のルポルタージュ文学について菊池寛賞を受賞。ほか『日本三文オペラ』『ロビンソンの末裔』『オーパ!』『最後の晩餐』など、代表作・受賞歴多数。89年逝去。

「2024年 『新しい天体』 で使われていた紹介文から引用しています。」

開高健のおすすめランキングのアイテム一覧

開高健のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『輝ける闇 (新潮文庫)』や『パニック・裸の王様 (新潮文庫)』や『夏の闇 (新潮文庫)』など開高健の全601作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

輝ける闇 (新潮文庫)

1695
3.68
開高健 1982年10月27日 本で見る

感想・レビュー

シエスタ・読書・中国将棋・映画、はてはぶらり町歩きと、当初は従軍記者(正確には朝日新聞社の臨時特派員)とは思えない比較的のんびりとした前線生活だった。この... もっと読む

パニック・裸の王様 (新潮文庫)

1365
3.57
開高健 1987年1月1日 本で見る

感想・レビュー

逃げることの出来ない孤独な仕組みの中に、全く想像の及ばない構造の中に、囚われてしまっていると気づいた時の怖さ… 4作品どれも少し気分が悪くなるような怖... もっと読む

夏の闇 (新潮文庫)

1062
3.65
開高健 1983年5月27日 本で見る

感想・レビュー

開高健氏による「闇三部作」の第二作目。本書のレビューに入る前に、前日譚というか補足説明をさせていただきたく… 前作の『輝ける闇』を読んだのはロシアによる... もっと読む

オーパ! (集英社文庫)

927
3.75
開高健 1981年3月20日 本で見る

感想・レビュー

開高健の『オーパ!』。昨2021年5月、家族が実家を整理してたらたまたま発掘されて出てきた。丁度コロナ禍でくさくさしていて、すこし後に友達に誘われるまま釣... もっと読む

動物農場 (ちくま文庫)

817
4.04
ジョージ・オーウェル 2013年9月1日 本で見る

感想・レビュー

そんな開高が日本人の集団心理について残した言葉がある。 「日本人は独裁者なき全体主義者なんですが、一度誰かをやっつけていいんだ、コテンパンに叩いていいん... もっと読む

ベトナム戦記 (朝日文庫)

674
3.70
開高健 1990年1月1日 本で見る

感想・レビュー

僧侶は尊敬されるが政権から嫌われたのは旧体制の象徴であるからか。「戦略村」だの「枯葉剤散布」だの馬鹿げた戦略をとったものだが、サイゴン政府の「公開処刑」に... もっと読む

おいしいアンソロジー ビール 今日もゴクゴク、喉がなる (だいわ文庫)

593
3.26
アンソロジー 2023年7月12日 本で見る

感想・レビュー

2014年7月PARCO出版刊のものから2編カットし、5編を追加して 2023年7月だいわ文庫刊。ビールをテーマにした44編のアンソロジー。星新一さんのビ... もっと読む

知的な痴的な教養講座 (集英社文庫)

547
3.45
開高健 1992年5月20日 本で見る

感想・レビュー

決して下品ではない知的な変態トーク。いや、変態とは統計的に少数派を決め付けているだけで、そんな風に呼んではいけない、と開高先生。気に入った女史に門前、頼も... もっと読む

やってみなはれみとくんなはれ (新潮文庫)

486
3.62
山口瞳 2003年8月28日 本で見る

感想・レビュー

父の書斎から拝借した一冊。ベンチャー時代のサントリーを支えた開高健と山口瞳。二人の直木賞作家を輩出したその自由な社風と、やらせてくれるなら人肌脱いで期待に... もっと読む

地球はグラスのふちを回る (新潮文庫)

469
3.59
開高健 1981年11月27日 本で見る

感想・レビュー

ユーモアたっぷりの語り口で読みながらニンマリしてしまう。 下品、不謹慎は御愛嬌。 かと思えば繊細な表現に日本人としての本能的な部分を刺激される。 正直な漢... もっと読む

日本三文オペラ (新潮文庫)

466
3.90
開高健 1971年7月2日 本で見る

感想・レビュー

開高健の初期の作品。 鉄を食らう『アパッチ族』に変貌する主人公のフクスケ。 終戦後の空腹な時代に出会った、謎の集団『アパッチ族』。 そこで、フクス... もっと読む

開口閉口 (新潮文庫)

402
3.59
開高健 1979年12月27日 本で見る

感想・レビュー

この人の文章を読むと綺麗な海底のように世界がちょっと深く蒼く空恐ろしく見える。かといって無機物ではなく、凄まじく人間臭い。万人を魅了する香水にはうんこの匂... もっと読む

風に訊け (集英社文庫)

393
3.70
開高健 1986年1月1日 本で見る

感想・レビュー

若い女性が読むような本じゃないかもしれないけど、内容が内容なだけに素直に面白いと言いづらいだけで、これは誰が読んでも面白いんじゃないかな 大体は下の話だけ... もっと読む

フィッシュ・オン (新潮文庫)

372
3.97
開高健 1974年8月27日 本で見る

感想・レビュー

『オーパ!』がとても面白かったので、開高さんの釣りエッセイを遡って『フィッシュオン』。ところが、さらに前に『私の釣魚大全』があるらしい。また遡らなければ…... もっと読む

最後の晩餐 (光文社文庫)

349
3.72
開高健 2006年3月14日 本で見る

感想・レビュー

そういえば、物を食べることにより、私たちは牛や豚や魚や鳥や野菜を殺しているのだった お皿に並んでいるときはすでに形もなければ、鳴きもしないから忘れていた ... もっと読む

珠玉 (文春文庫)

304
3.69
開高健 1993年1月9日 本で見る

感想・レビュー

人生の鮮やかな記憶を宝石に擬えた3篇からなる、開高氏の遺作。 本当に日本語が巧く重い。性(色)・食・美への気迫ある表現に息を呑む。 大き目の活字と200p... もっと読む

ロマネ・コンティ・一九三五年 六つの短篇小説 (文春文庫)

297
3.62
開高健 2009年12月4日 本で見る

感想・レビュー

最近見た昔のテレビで、開高健氏のことを「話す言葉がすべて小説になっている」という趣旨の紹介をしていたので、興味を持った。 短篇集ならば、と手に取った。 ... もっと読む

もうすぐ絶滅するという煙草について

288
3.26
芥川龍之介 2018年1月31日 本で見る

感想・レビュー

体に悪い、周りに迷惑、そんなことは百も承知、そういう今昔のタバコエッセイばかりを集めた一冊。わかっちゃいるけどやめられない人たちの言い訳集。人間の愚かさと... もっと読む

対談美酒について 人はなぜ酒を語るか (新潮文庫)

261
3.42
開高健 1985年11月27日 本で見る

感想・レビュー

お酒にまつわる数々の悪戯についての記録。 ひと昔前の男性はそれでした!と言うもの。 今ではハラスメントなんだろうけど、そうしたじだいを経て今があり少し懐か... もっと読む

オーパ、オーパ!! アラスカ篇 カナダ・カリフォルニア篇 (集英社文庫)

258
3.64
開高健 1990年11月20日 本で見る

感想・レビュー

「黄金色の黄昏にブラディ・マリーをすすりつつ 今日一日の後味を聞く。 酒の肴は、日光。水しぶき。そして男の心」 しびれました もっと読む
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