ジャン・ジュネのおすすめランキング

プロフィール

ジャン・ジュネ(Jean Genet)
1910年、パリで生まれる。父は不詳。七ヵ月で母親に
遺棄されモルヴァン地方の指物師の家の養子となる。
小学校卒業後わずか一〇日で職業訓練校の寄宿舎から
逃走。放浪する間の微罪のため一五歳で少年院に収監
される。一八歳で軍隊に入隊、中東、モロッコなどに
配属されたのち、1936年脱走する。訴追を逃れるため
贋の身分証でスペイン、イタリア、ユーゴスラヴィ
ア、チェコスロヴァキア、ポーランド、オーストリ
ア、ドイツ、ベルギーを転々とする。

1937年フランスに戻り、以後七年間に窃盗などの罪で
一二回告訴される。1942年、フレンヌ刑務所在監中に
詩集『死刑囚』を出版、以後矢継ぎ早に『花のノート
ルダム』『薔薇の奇蹟』『葬儀』『泥棒日記』など、
犯罪者の、また同性愛者の立場を公然と引き受けた特
異な小説群を発表、コクトー、サルトルらの賞賛を受
け作家としての名声を獲得する。1949年に最終恩赦を
受けたのち六年間沈黙。

1955年から戯曲『黒んぼたち』『バルコン』『屏風』
を発表し劇作家としてカムバックする。1968年以降は
アメリカ黒人解放闘争、パレスチナ解放闘争、移民運
動などに加担、ときおり特異な政治評論を発表してい
たが、1986年パリで死去。パレスチナ滞在期の追憶を
中心とする長編回想記『恋する虜』が絶筆となった。

「1999年 『アルベルト・ジャコメッティのアトリエ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ジャン・ジュネのおすすめランキングのアイテム一覧

ジャン・ジュネのおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『泥棒日記 (新潮文庫)』や『花のノートルダム (光文社古典新訳文庫 Aシ 4-1)』や『ブレストの乱暴者 (河出文庫 シ 3-1)』などジャン・ジュネの全37作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

泥棒日記 (新潮文庫)

912
3.48
ジャン・ジュネ 1968年10月2日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

高校1年の夏休み、 これで読書感想文を書こうとしたら「職員室を混乱に陥れてどうする」と 友人に止められたのでやめた。 代わりに何を選択したのか思い出... もっと読む

花のノートルダム (光文社古典新訳文庫 Aシ 4-1)

343
3.57
ジャン・ジュネ 2010年10月13日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

謎がとけたような 「泥棒で同性愛者だった青年ジュネは獄中でこの処女作を書き、コクトーに見出され、20世紀最大の怪物作家となった。(文学的)超絶技巧を... もっと読む

ブレストの乱暴者 (河出文庫 シ 3-1)

176
3.47
ジャンジュネ 2002年12月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

なんか乗らなかった。 もっと読む

花のノートルダム (河出文庫)

162
3.58
ジャン・ジュネ 2008年12月4日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

それは汚物と体液と腐臭に塗れた、ひとつのサーガだった。緊張した意思の、時には酷く辛い努力によって齎された眼が語る、強烈な詩だった。人殺しの密売人の泥棒のご... もっと読む

葬儀 (河出文庫 シ 3-2)

139
3.74
ジャン・ジュネ 2003年2月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

きれいはきたない、きたないはきれい。とんでもないものを読んでしまった。先に後期の『恋する虜』や政治的テキストを読んで、ジュネの光の部分の思想に触れていなけ... もっと読む

シャティーラの四時間

103
4.27
ジャン・ジュネ 2010年6月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

いつもなら数ページで容易く挫折してしまうほど苦手なジュネだけれど、あのシャティーラの大虐殺直後のルポタージュならばと読んでみた。冒頭から心を鷲掴みにされる... もっと読む

女中たち バルコン (岩波文庫)

102
3.69
ジャン・ジュネ 2010年12月17日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ジュネの5作の戯曲のうち2作品をおさめる。現実と虚構の関係を理知的にとらえた、舞台にふさわしい作品。両作とも幕切れが特にすばらしい。 もっと読む

薔薇の奇跡 (光文社古典新訳文庫 Aシ 4-2)

101
3.33
ジュネ 2016年11月9日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

159Pまで頑張ったが、挫折。イケメンがいっぱい出てくるのに(苦笑)、読めば読むほど苦手意識がわいてくる。回想録型の垂れ流し系文章があわないのか……?ただ... もっと読む

アルベルト・ジャコメッティのアトリエ

81
3.75
ジャン・ジュネ 1999年11月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ジャン・ジュネ「アルベルト・ジャコメッティのアトリエ」 有楽町の無印のあの編集工学研究所がやった本棚から目に飛び込んできた 全然違うけど、判型とかタイト... もっと読む

恋する虜―パレスチナへの旅

78
3.92
ジャン・ジュネ 1994年3月15日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

濃密さ故の毒気に当てられ感想も覚束無いほど憔悴している。魅惑され囚われし者の憔悴だ。否が応でも連日のように目にする現在のガザ地区の悲惨な状況を照らして読む... もっと読む

公然たる敵

41
3.63
ジャン・ジュネ 2011年3月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

後年ジュネは小説の執筆を止め、戯曲からも遠ざかり、ブラックパンサーやパレスチナ解放戦士らと行動を共にし(なんと三里塚闘争の現場にも居たという情報も!)、幾... もっと読む

判決

41
3.67
ジャン・ジュネ 2012年10月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ジュネと言えば、高校時代の文芸部の部室を思い出す。どきどきしながら図書室の書棚に手を伸ばしたが、読んだことはなかった。 もっと読む

ジャン・ジュネ詩集

32
3.83
ジャン・ジュネ 1995年2月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

"わたしの手にかかって死ね わたしの瞳にみとられて息絶えよ"(シュケの漁夫) もっと読む

薔薇の奇蹟 (1956年)

23
4.00

感想・レビュー

ジュネの自伝的作品。自分の犯した犯罪と刑務所時代の話。 苦役と血と暴力と犯罪と男色の世界を描いているのに、これでもかと言うくらい世界が美しい。 詩人の... もっと読む

ジャン・ジュネ全集〈第1巻〉 (1967年)

14
3.50

感想・レビュー

憧れのジャンジュネ全集(全4巻)を手に入れた喜びに嬉々として読み始めたけれどジュネはそんな浮かれて読めるような代物ではない。まずは『葬儀』のみ読了。生田耕... もっと読む
全37アイテム中 1 - 20件を表示

ジャン・ジュネに関連する談話室の質問

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×