安部公房のおすすめランキング

プロフィール

安部公房
大正十三(一九二四)年、東京に生まれる。少年期を旧満州の奉天(現在の藩陽)で過ごす。昭和二十三(一九四八)年、東京大学医学部卒業。同二十六年『壁』で芥川賞受賞。『砂の女』で読売文学賞、戯曲『友達』で谷崎賞受賞。その他の主著に『燃えつきた地図』『内なる辺境』『箱男』『方舟さくら丸』など。平成五(一九九三)年没。

「2019年 『内なる辺境/都市への回路』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安部公房のおすすめランキングのアイテム一覧

安部公房のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『砂の女 (新潮文庫)』や『箱男 (新潮文庫)』や『壁 (新潮文庫)』など安部公房の全272作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

砂の女 (新潮文庫)

18137
3.75

感想・レビュー

著者、安部公房さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。 ---引用開始 安部 公房(あべ こうぼう、192... もっと読む

箱男 (新潮文庫)

7640
3.61

感想・レビュー

箱を被り生活する男、設定が最高に面白かった。内容は意外に複雑で噛み締めて読まないとなかなか理解できなかった。 永瀬正敏主演で映画もやるので絶対に観たい。 もっと読む

壁 (新潮文庫)

6884
3.66
安部公房 1969年5月20日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

この本は、三部で構成されていた。第一部の「S・カルマ氏の犯罪」が第25回芥川賞を受賞したとのこと。 『壁 第ー部 S・カルマ氏の犯罪』 ある日、自分の... もっと読む

他人の顔 (新潮文庫)

3038
3.69
安部公房 1968年12月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

読了:2019.1.9 1951年「壁」で芥川賞を受賞した安部公房の1968年の作品。(これが50年前の作品とは…!) 顔を失い、コンプレックスに押し潰... もっと読む

笑う月 (新潮文庫)

2548
3.51

感想・レビュー

著者が見た不可思議な夢。小説の元ネタとして記録された奇怪な物語の数々。小説とエッセーが混じりあった混沌。昭和50年刊行。 「ルポ 誰が国語力を殺すの... もっと読む

カンガルー・ノート (新潮文庫)

2433
3.57
安部公房 1995年1月30日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ある日突然足に「かいわれ大根」が生えた。 病院へ行くと、医師から「温泉療法」を勧められ、彼を乗せたベットは目的地に向けて走り出した。 ‥‥ 起承転結と... もっと読む

人間そっくり (新潮文庫)

2341
3.66
安部公房 1976年5月4日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

皮肉ではちきれそうな小説だ。安部公房という人はほんとに皮肉が好きだ。そして膨れ上がった自我から生まれる妄想を描くのがうまい。 なんといっても『人間そっく... もっと読む

R62号の発明・鉛の卵 (新潮文庫)

2048
3.62
安部公房 1974年8月27日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「死んだ娘が歌った・・・・・」について 一文あらすじ  家が貧乏なために出稼ぎで上京した少女が、「自由意志」によって殺される話。 メ... もっと読む

第四間氷期 (新潮文庫)

2010
3.76
安部公房 1970年11月27日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

文庫本は昭和45年発行。平成19年現在39刷。昭和33-34年、雑誌「世界」連載。連載が終わって61年経っているのに、古くならないどころか、益々新しく、現... もっと読む

水中都市・デンドロカカリヤ (新潮文庫)

1730
3.61
安部公房 1973年8月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

安部公房の初期短編集。 通読してみたところ、総じて”神話”(旧約聖書も含めて)の世界が通奏低音として流れている。 主人公のコモン君が植物に変身する... もっと読む

燃えつきた地図 (新潮文庫)

1648
3.58
安部公房 1980年1月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「存在しないもの同士が、互いに相手を求めて探り合ってる、こっけいな鬼ごっこ」 後半に出てくるこの一節が本作を要約しているように思う。興信所の職員であ... もっと読む

無関係な死・時の崖 (新潮文庫)

1636
3.62
安部公房 1974年5月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

再読。 初めて読んだのは10年くらい前で表題作の「無関係な死」以外は印象が薄かったのだけど、今回は他の作品もじわじわ楽しめた。 特に面白かったのは複雑な構... もっと読む

方舟さくら丸 (新潮文庫)

1432
3.70
安部公房 1990年10月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

学生時代以来の安部公房。 BOOKOFFで購入。 「砂の女」を読んで新婚旅行で鳥取砂丘に行ったくらいだから、学生時代にはわりと熱心に読んでいたと思う。 安... もっと読む

友達・棒になった男 (新潮文庫)

1420
3.58
安部公房 1987年8月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

[感想] 『友達』のなんだかわからない世界観に強引に引き込んでいく安部公房の描写力、会話力がすごい。 『棒になった男』の棒とは何か?観客に向けて棒の森と言... もっと読む

密会 (新潮文庫)

1382
3.59

感想・レビュー

これほど豊かな肉体が、これほど孤独だというのは、不公平すぎるような気がする。 同時になぜか似合っているような気もした。 もっと読む

飢餓同盟 (新潮文庫)

1076
3.36

感想・レビュー

閉鎖された町、革命がテーマですが、読み進めるうちに小さな組織、例えばご近所付き合いとか学校とかに例えると理解しやすいかと思います。 正気の革命なんてもの... もっと読む

こころの声を聴く―河合隼雄対話集 (新潮文庫)

641
3.67
河合隼雄 1997年12月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 久しぶりに河合先生の「声」を聴いて久々に癒された。 対談はどれも「本」や「作家」に纏わる話が出てきて、しかも対談のお相手がすべてスゴイ。阿部公房に至って... もっと読む

けものたちは故郷をめざす (新潮文庫)

474
3.65
安部公房 1970年5月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

◯名著。表現力が際立って良いと感じる。情景と心情が一瞬で頭に入ってくる。荒野で彷徨い続けるあたりは迫真。彼らが何故生きているのか不思議なほど、自分のイメー... もっと読む

けものたちは故郷をめざす (岩波文庫)

410
4.00
安部公房 2020年3月15日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

満州で日本人の両親から生まれ育った少年。ソ連軍の参戦・敗戦・中国内部の対立。満州国は崩壊していく。少年は、混乱の中、日本人の集団から取り残される。 少年は... もっと読む

教科書に載った小説

384
3.60
三浦哲郎 2008年4月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

佐藤雅彦さんの編集された、文字通り「教科書に載っていた小説」が12篇載っている本。 佐藤さんの名は「ピタゴラスイッチ」以来ファンとなって様々な著書を読ん... もっと読む
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