小野正嗣のおすすめランキング

プロフィール

1970年大分生まれ。東京大学大学院単位取得退学。パリ第8大学文学博士、現在、明治学院大学文学部フランス文学科専任講師(現代フランス語圏文学)
著書に『水に埋もれる墓』(朝日新聞社、2001年、第12回朝日新文学賞)
『にぎやかな湾に背負われた船』(朝日新聞社、2002年、第15回三島由紀夫賞)

「2007年 『多様なるものの詩学序説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小野正嗣のおすすめランキングのアイテム一覧

小野正嗣のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『九年前の祈り』や『アイデンティティが人を殺す (ちくま学芸文庫)』や『九年前の祈り (講談社文庫)』など小野正嗣の全76作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

九年前の祈り

1012
2.75
小野正嗣 2014年12月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

繊細な性格で、すぐパニックを起こす息子の子育てに悩んでいた女性が、昔世話になった、「みっちゃん姉」のことを回想する物語。身近に似た境遇の子を育てた人がいる... もっと読む

アイデンティティが人を殺す (ちくま学芸文庫)

560
3.66

感想・レビュー

知られるように、人間とは実に不可解な存在である。1人の個人の中で矛盾があったり、あるいは急に翻意が生じたりすることもしょっちゅうだろう。そうした動的な人間... もっと読む

九年前の祈り (講談社文庫)

318
3.11
小野正嗣 2017年12月15日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

大分県、佐伯市を中心にして主人公の心の内の葛藤を表した作品集。それぞれの短編は関係しているようだが、名前が違ったりしていて独立した短編と考えると霊的な次元... もっと読む

アデン、アラビア/名誉の戦場 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-10)

231
3.44
ジャン・ルオー 2008年11月11日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

たぶん、10年後のわたしはこれを読んで眉をひそめるだろう。だからこそ、いま読まなきゃダメなんだ。 高校時代、北海道はとにかく遠かった。世界中でもあん... もっと読む

ファミリー・ライフ (Shinchosha CREST BOOKS)

227
3.71

感想・レビュー

同じようなありふれた不幸を経験したものとしては、心から共感できるものだった。 子どもに突然訪れた不幸は、もちろん人生を変えるが、その変わり方は親ときょう... もっと読む

フランツ・ファノン『黒い皮膚・白い仮面』 2021年2月 (NHK100分de名著)

227
4.25
小野正嗣 2021年1月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「フランツ・ファノン『黒い皮膚・白い仮面』」小野正嗣著、NHK出版、2021.02.01 131p ¥576 C9410 (2021.04.04読了)(... もっと読む

三人の逞しい女

193
3.63
マリーンディアイ 2019年5月23日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

フランスでトップともいえる文学賞 ゴンクール賞をゲットした秀作。 初めて聞く名前だった。調べるとアフリカ(セネガル)とフランスの混血という出自。 当作... もっと読む

ミゲル・ストリート (岩波文庫 赤 820-1)

172
3.74
V.S.ナイポール 2019年4月17日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

トリニダード・トバゴの首都ポートオブスベインにある通りの住民の話。いわゆる「はみ出し者」が住民の口に挙がり、結果「そこの住民」となる。退屈な子供らは今起こ... もっと読む

ガラスの宮殿 (Shinchosha CREST BOOKS)

155
3.97

感想・レビュー

抜粋したのは、特に政治的な部分や心理的問題に関わる部分だけれど、ラージクマールとヒロインの恋愛や、彼らの息子たちや、友人の子供たちの人生の悩みや恋愛、家族... もっと読む

経済成長がすべてか?――デモクラシーが人文学を必要とする理由

133
3.79

感想・レビュー

人文科学はビジネスには不要、文科省発のビジネス社会に出て役立たぬ大学の文学部は不要などという議論が数年前にあった。著者のヌスバウム氏はデモクラシーを守るた... もっと読む

大江健三郎 『燃えあがる緑の木』 2019年9月 (NHK100分de名著)

110
3.67
小野正嗣 2019年8月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

大江健三郎作品は今まで読んだことがなかった。 いや、正確に言えば高校時代に「飼育」を読み、生理的な表現の強調が受け入れられず、それからずっと読むのを避け... もっと読む

歓待する文学

98
3.50
小野正嗣 2021年11月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

日曜美術館 - NHK https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/ こころをよむ 歓待する文学 | NHK出... もっと読む

ポータブル・フォークナー

98
3.67

感想・レビュー

満を持して現れたポータブルフォークナー日本語版!長命だった作家のマルカム・ラウリーがアンソロジストとなって米国南部の架空の郡ヨクナパトーファの様々な物語を... もっと読む

残された者たち (集英社文庫)

93
2.55
小野正嗣 2015年5月20日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

登場人物が皆、それぞれの役割をきっちりと演じているような感じがして、それでもその役割の中でどうにかして幸せであると言い聞かせているみたいだ。 2018/... もっと読む

夜よりも大きい (真夜中BOOKS)

90
3.42
小野正嗣 2010年9月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

冒頭の文章がとても好き もっと読む

世界の混乱 (ちくま学芸文庫)

86
4.40

感想・レビュー

小野正嗣の訳が上手いのか、恐ろしいくらい読みやすかったし、面白かった。 『世界の混乱』とあるが、主としてムスリム達がどのような思いを蓄積してきたか、... もっと読む

にぎやかな湾に背負われた船 (朝日文庫)

80
3.10
小野正嗣 2005年10月13日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

大好きな小野正嗣さんの本。 「にぎやかな湾に背負われた船」おもしろかった。 なかなか重たい物語だった。この物語の語り手は女子高生の“わたし”だけれど、... もっと読む

獅子渡り鼻

79
2.81
小野正嗣 2013年1月19日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

前段が分かりにくくついて行けなかったが突然読みやすくなり、終盤また難解なエリアに。結局物語の核となる焦点がぼやけたまま終了した感じ。 もっと読む

ユリイカ2022年7月号 特集=スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ -『戦争は女の顔をしていない』『チェルノブイリの祈り』『セカンドハンドの時代』…耳の作家、声による文学-

74
4.40

感想・レビュー

アレクシエーヴィチさんのインタビューは読み応えあり、ソ連崩壊後のロシアの状況、プーチンの登場と大ロシア主義を掲げるなかでのファシズムの進行、ウクライナを守... もっと読む
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