「エッセイ・ノンフィクション」部門は2016年5月1日~2017年4月30日の期間に国内で発売された作品から10タイトルのノミネート作品を選出。その中から読者の投票によって大賞が決定しました。

エッセイ・ノンフィクション部門大賞
メダル

いのちの車窓から

KADOKAWA

星野源さんからのコメント

星野源 自身の著書で賞をいただくのは初めてです。十代の頃、様々なエッセイを読んで文筆家に憧れ、苦手意識のあった文章を細々と続けてきましたが、書くこともすっかり楽しくなった今、一番無理なく自然に書くことができたこの作品で、このような賞をいただけて本当に嬉しいです。夜の中、一人で机に向かった時間は無駄ではなかったと思えます。投票してくださった皆さん。本当にありがとうございました。
星野 源

ブクログ大賞スタッフからのコメント

2014年から『ダ・ヴィンチ』上で連載されていたエッセイと、書き下ろしをまとめた『いのちの車窓から』。「逃げ恥」や「恋」の大ヒット、紅白への出演など、星野さんの怒涛の2年間に書かれたエッセイです。アーティスト、役者、作家として輝きを増していく中で、一人の人間として、星野さんはどんなことを思い、大切にしながら過ごしてきたのか-。
この作品全体に流れる、星野さんの人や情景への深い愛に、読者のわたしたちは強く共感し、自分自身の生活へとその想いを持ち帰ったはずです。
本当に、おめでとうございます!

投票してくれた皆さんからのコメント(一部)

  • 良い作品オンパレードなノミネートですが、一番読んだこの作品へ。 何気ない日常、さりげない人と人の心の通い…そこに潜む優しさを分けてもらえるような、そんな一冊。(@starrywater77 さん)
  • 「余分な言葉を削ぎ落として素直に表現すること」 そうやって表現することの楽しさを気付かせてくれた、私をちょっと変えてくれた1冊です。(@hin_yuta98 さん)
  • 特別な世界にいるけどその生活は私たちとそんなに変わらない。周りにいる人が星野源に自然に寄っていき、ステキな人たちを引き寄せてる理由が分かる1冊です。(@midotan_Aimer さん)
  • いろんなことを乗り越えた今だからこそ書くことができる、肩の力が抜けたエッセイ。けれど、車窓から眺める生活はどれも素敵な世界。日常が一番面白いことに気づく一冊(@greenbird3787 さん)
  • 星野さんが描く人々は、皆とても魅力的で、エッセイを読む前よりも、その人のことを、もっと知りたくなるのです。(@vc66AaZmbH5oZbE さん)
  • 読み始めると星野源さんの世界観に引き込まれ、あっという間に読み終わってしまいました。星野源さんの感性の素晴らしさを感じられました。読んだ後、自分のなんて事のない日常も楽しいものになりました。(ないぞん さん)
  • 源さんの日常を飾らず素朴に真っ直ぐ文章で紡がれてて、源さんの日常を覗かしてもらってる感じです。読んだあとはいつも心が温かくなるし、思わず涙が出てたりします。自分自身の日常の見方も変わる気がします。小さな幸せにたくさん気づける本です。(みるく さん)
  • タイトルの由来を知ったとき、星野さんの発想力に驚きました。一杯のコーヒーを味わうかのように浸透する文章。その温かみは、星野さんの歌と繋がっています。(Summer Snow さん)
  • 実体験をこんなに客観的にとらえることができるとは、というのが最初の感想です。きついこと、辛いこと、ムカつくこと、苦しいことが日々の生活であるとは思いますがそれをすごく前向きにとらえており読んでいて自分のその負の感情を取り除いてくれる気がします。忙しいとは思いますが長編の本を読んでみたいな…(みーちゃん さん)
  • 地獄のような闘病生活から這い上がった男の逆襲劇!とまでは派手でないですが、こんなに注目されるようになっても中身は30代独身男なんだなと思わせる1冊です。いつまでもこのままでいて欲しい。(くりかのこ さん)
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