「海外小説」部門は2016年5月1日~2017年4月30日の期間に国内で発売された作品から5タイトルのノミネート作品を選出。その中から読者の投票によって大賞が決定しました。
海外小説部門大賞
ブクログ大賞スタッフからのコメント
第二次世界大戦中の逸話をもとにした小説、『アウシュヴィッツの図書係』がブクログ大賞海外小説部門を制しました!本とその豊かな世界を死守しようと試みる少女たちの雄姿を描くことで、劣悪な極限状況の中でも失われない本の価値、人間性の価値を示す作品です。小さな英雄たちと、本の意味を描いたこの作品にも多くのコメントが寄せられました。大賞をきっかけに、多くの方々の目にふれることを願ってやみません。ブクログ大賞受賞、おめでとうございます。
投票してくれた皆さんからのコメント(一部)
- 訳者の豊かな人間性と、多角的感性が言の葉に宿り、本の素晴らしさを伝えている。(HIT さん)
- 本の持つパワーを新ためて認識させられた!(スーザン さん)
- 生きていくうえで本がどれだけの力を私たちに与えてくれるのかがヒシヒシと伝わってきます。特に若い人たちに読んでもらいたい作品です。(あささぼてん さん)
- 極限の状況の中での人間模様を描くヒューマンドラマと思うから。(Luna さん)
- 本の表紙からは想像がつかない内容です。アウシュビッツ強制収容所の様子が、生々しく伝わってきます。 今、戦争をけしかけている人たちに読んでもらいたい。 戦争は二度と起こしてはいけない事を学んでもらいたい(ムカりん さん)