「ビジネス書」部門は2017年5月1日~2018年7月31日の期間に国内で発売された作品から5タイトルのノミネート作品を選出。その中から読者の投票によって大賞が決定しました。
ビジネス書部門大賞
ブクログ大賞スタッフからのコメント
「不確実性」をメインテーマとして話題の一冊『エンジニアリング組織論への招待』が、話題になったビジネス書たちを押しのけブクログ大賞ビジネス書部門で大賞を受賞しました!著者は多数の会社への技術組織のアドバイザリーを務める広木大地さんです。
タイトルからエンジニア向けの本という印象を持たれますが、不確実な時代においての組織やプロジェクトのマネジメントについて書かれています。内容も論理的かつ体系的に書かれており、読者からも賞賛のレビューが多く集まっています。受賞、おめでとうございます!
投票してくれた皆さんからのコメント(一部)
- ビジネス書大賞は、3年後、5年後、10年後にも古びない本という観点で、間違いなく @hiroki_daichi によるこの本に決まってますね。(@kentaroさん)
- まだ3章までしか読めてないけど、既に20年分くらいの謎が解けた感があります!(@hkobaさん)
- 今までの仕事を思い出して、色々な思いが込み上げてきてきつつ、新しい方向から光が当たる感じで凄い本でした!(@bonarさん)
- 昨今の「バズる本」は下記の構成を取られていることが多いように感じられる。・実績や肩書きなどで、文章に権威性を持たせる。・問題を単純化し、シンプルなメッセージで伝える。もちろんそれが悪いことだとは思わない。自らの主張を分かりやすく再構成し、より受け入れられやすい形に変換できるのは素晴らしい能力だからだ。一方で、この本はそういった手法とは対極に位置する。「自らは誰か」と言うのは抜きにして、「ただ論理を積み重ね主張を構成する」という構成を取っている。私の目には、ある種の男らしさすら感じられるような「実力を持って納得させる」本に見えた。(ドラレプさん)
- エンジニアリング組織論、というタイトルだが、実際はエンジニア以外の組織全般に関わるマネジメントについて丁寧に紹介してくれた本だった。会社以外のサークルや家庭すら組織であるから、どこへいってもこの知識は役に立つ。リーダーやマネジャーだけでなく、構成員がこれを理解していれば、もっと組織の雰囲気はよくなり、生産性も上がるはず。いろいろな場面で活用していきたいと思った。(mojaeさん)
- 会社組織だけに限らず、あらゆる人間が関わる状況と、それに伴う課題の解決に対して、持つべき指針を本書は提供してくれる。控えめに言って名著。(ボンヌさん)
- 今までこのようなエンジニアリングとマネジメントとの関係(相互の理解不足など)を分かりやすく示した本はありそうでなかった。読んで本当に目から鱗が落ちる思いをしました!(えっちーさん)