2017年本屋大賞、結果発表迫る!ノミネート10作品を一挙ご紹介!

いよいよ結果発表が迫った2017年本屋大賞!来週4月17日(火)夜に発表されます!14回目を迎える本屋大賞。ノミネート10作品が今年の1月18日(水)に発表されていますが、みなさんはもう読まれましたか?2015年12月1日から2016年11月30日の間に刊行された日本の小説(判型問わずオリジナルの小説)を対象作品とし、書店員さんが実際に読んでみて「面白かった」「お客様にも薦めたい」「自分の店で売りたい」と思った本の上位10作品が選ばれています。今回、来週に控えた大賞発表を前にし今回ノミネート作品と著者を一挙ご紹介いたします!

2017年本屋大賞ノミネート作

西加奈子「i(アイ)」(ポプラ社)

i(アイ)

著者 : 西加奈子

ポプラ社

発売日 : 2016年11月30日

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著者:西加奈子(にし・かなこ)さんについて

1977年イラン首都テヘラン生まれ。カイロ・大阪育ち。2004年、『あおい』でデビュー。07年に『通天閣』で織田作之助賞、13年に『ふくわらい』で河合隼雄物語賞、15年に『サラバ!』で直木三十五賞を受賞。

西加奈子さんの作品一覧

原田マハ「暗幕のゲルニカ」(新潮社)

著者:原田マハ(はらだ・まは)さんについて

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部日本文学科および早稲田大学第二文学部美術史科卒業。馬里邑美術館、伊藤忠商事を経て、森ビル森美術館設立準備室在籍時、ニューヨーク近代美術館に派遣され同館にて勤務。2005年「カフーを待ちわびて」で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞、デビュー。2012年に発表したアートミステリ『楽園のカンヴァス』は第25回山本周五郎賞、第5回R‐40本屋さん大賞、TBS系「王様のブランチ」BOOKアワードを受賞するなど話題を呼び、ベストセラーに。

原田マハさんの作品一覧

村山早紀『桜風堂ものがたり』(PHP研究所)

著者:村山早紀(むらやま・さき)さんについて

1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞。

村山早紀さんの作品一覧

川口俊和『コーヒーが冷めないうちに』(サンマーク出版)

著者:川口俊和(かわぐち・としかず)さんについて

1971年大阪府生まれ。元・劇団音速かたつむり脚本家兼演出家。代表作は「COUPLE」「夕焼けの唄」「family time」等。本作の元となった舞台、1110プロヂュース公演「コーヒーが冷めないうちに」で、第10回杉並演劇祭大賞を受賞。本作が小説デビュー作。

川口俊和さんの作品一覧

村山沙耶香『コンビニ人間』(文藝春秋)

著者:村田沙耶香(むらやま・さやか)さんについて

1979年千葉県生まれ。玉川大学文学部卒業。2003年「授乳」が第46回群像新人文学賞優秀作となりデビュー。09年『ギンイロノウタ』で第31回野間文芸新人賞受賞。13年『しろいろの街の、その骨の体温の』で第26回三島由紀夫賞受賞。本作にて第155回芥川賞受賞。

村田沙耶香さんの作品一覧

小川糸『ツバキ文具店』(幻冬舎)

著者:小川糸(おがわ・いと)さんについて

1973年山形県生まれ。清泉女子大学文学部国文学科卒業。デビュー作『食堂かたつむり』が、大ベストセラーとなる。同書は、2011年にイタリアのバンカレッラ賞、2013年にフランスのウジェニー・ブラジエ小説賞を受賞。

小川糸さんの作品一覧

塩田武士『罪の声』(講談社)

著者:塩田武士(しおだ・たけし)さんについて

1979年兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒。新聞社勤務後、2010年『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞を受賞し、デビュー。他の著書に、『女神のタクト』『ともにがんばりましょう』『崩壊』『盤上に散る』『雪の香り』『氷の仮面』『拳に聞け!』がある。本書『罪の声』にて、第7回山田風太郎賞受賞、「週刊文春」ミステリーベスト10 2016国内部門で第1位となる。

塩田武士さんの作品一覧

森絵都『みかづき』(集英社)

著者:森絵都(もり・えと)さんについて

1968年東京都生まれ。早稲田大学卒業。90年『リズム』で第31回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。95年『宇宙のみなしご』で第33回野間児童文芸新人賞と第42回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を、98年『つきのふね』で第36回野間児童文芸賞を、99年『カラフル』で第四六回産経児童出版文化賞を、2003年『DIVE!!』で第52回小学館児童出版文化賞を受賞するなど、児童文学の世界で高く評価されたのち、06年『風に舞いあがるビニールシート』で第135回直木賞を受賞した。『永遠の出口』『ラン』『この女』『漁師の愛人』『クラスメイツ』など、著書多数。

森絵都さんの作品一覧

恩田陸『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)

著者:恩田陸(おんだ・りく)さんについて

1964年宮城県生まれ。早稲田大学教育学部卒。第3回日本ファンタジーノベル大賞候補となった『六番目の小夜子』で1992年デビュー。2005年『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞と第2回本屋大賞、2006年『ユージニア』で日本推理作家協会賞長篇および連作短編部門賞を受賞、第133回直木賞候補(2005年上期)他、『蒲公英草紙―常野物語』2005年下期、『きのうの世界』2008年下期、『夢違』2011年下期、『夜の底は柔らかな幻』2013年上期、本作で2017年第156回直木賞受賞。

恩田陸さんの作品一覧

森見登美彦『夜行』(小学館)

夜行

著者 : 森見登美彦

小学館

発売日 : 2016年10月25日

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著者:森見登美彦(もりみ・とみひこ)さんについて

1979年奈良県生まれ。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。2007年『夜は短し歩けよ乙女』で第20回山本周五郎賞、第3回大学読書人大賞受賞し、本屋大賞2位、第137回直木賞にノミネート。2010年『ペンギン・ハイウェイ』第31回日本SF大賞受賞、第1回山田風太郎賞候補、2014年『聖なる怠け者の冒険』第2回京都本大賞受賞。第156回直木賞にノミネート。

森見登美彦さんの作品一覧

話題作、人気作目白押しですね。ノミネート作もぜひチェックしてみてください。

2017本屋大賞オフィシャルページはこちらから


本屋大賞(ほんやたいしょう)とは

「本屋大賞」(ほんやたいしょう)とは2004年に設立された、書店員有志で組織するNPO法人「本屋大賞実行委員会」が運営する文学賞。キャッチコピーは「全国書店員が選んだいちばん! 売りたい本」。一般の文学賞とは異なり作家・文学者は選考に加わらず、「新刊を扱う書店(オンライン書店を含む)の書店員」の投票によってノミネート作品および受賞作が決定される。過去一年の間、参加書店員が読み「面白かった」「お客様にも薦めたい」「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票。また「本屋大賞」は発掘部門も設け、過去に出版された本のなかで、時代を超えて残る本や、今読み返しても面白いと書店員が思った本を選ぶ。
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