Yahoo!ニュース|本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞は佐々涼子さん『エンド・オブ・ライフ』に決定!

#文学賞・マンガ賞 #PR


今年で第3回となる「Yahoo!ニュース|本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞」ノミネート作品が7月20日(月)に発表されました。一次選考で、6冊のノミネート作品が決まり、全国の書店員さんがその6作品をすべて読んだ上で、それぞれ3作品に投票され、その結果をもって11月10日に大賞が発表されました。

2020年、全国の書店員が選んだ大賞タイトルは、

佐々涼子さん
『エンド・オブ・ライフ』です!

おめでとうございます!

Yahoo!ニュース|本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞
特設サイトはこちらから

2020年ノンフィクション本大賞受賞!
佐々涼子さん『エンド・オブ・ライフ』

エンド・オブ・ライフ
佐々涼子さん『エンド・オブ・ライフ
ブクログでレビューを見る

内容紹介

最期の日々を共に過ごすことで見えてきた「理想の死の迎え方」とは。
著者が在宅医療の取材に取り組むきっかけとなった自身の母の病気と、それを献身的に看病する父の話を交え、7年間にわたる在宅での終末医療の現場を活写する。読むものに、自身や家族の終末期のあり方を考えさせてくれるノンフィクション。

著者:佐々涼子さんについて

ノンフィクション作家。1968年生まれ。神奈川県出身。早稲田大学法学部卒。2012年、『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(集英社)で第10回開高健ノンフィクション賞を受賞。文庫と合わせ10万部を売り上げた。2014年に上梓した『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』(早川書房)は、紀伊國屋書店キノベス第1位、ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR第1位、新風賞特別賞など数々の栄誉に輝いた。

佐々涼子さんの作品一覧


ブクログでも2020年11月現在☆4.24の高い評価を集めている本作。佐々涼子さん、あらためまして受賞おめでとうございます!

佐々涼子さんの受賞コメントはこちら

特設サイトでは書店員さんの声他、ブクログユーザーのみなさんのレビューも紹介されています。こちらもぜひチェックしてみてください。

2020年ノンフィクション本大賞ノミネート作品

全国の書店員さんの1次投票により選出されたノミネート作品も、今回惜しくも大賞を逃しましたが、こちらも評価の高い名著揃いです。一挙ご紹介いたします!

梯久美子さん『サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する』

いったい何が彼らを惹きつけたのか?多くの日本人に忘れられた島。その記憶は、鉄路が刻んでいた。賢治の行程をたどりつつ、昭和史の縮図をゆく。文学、歴史、鉄道、そして作家の業。すべてを盛り込んだ新たな紀行作品!

著者:梯久美子(かけはし・くみこ)さんについて

1961年、熊本市生まれのノンフィクション作家。北海道大学文学部卒業後、編集者を経て文筆業に。2005年のデビュー作『散るぞ悲しき―硫黄島総指揮官・栗林忠道』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。同書は米、英、仏、伊など世界8か国で翻訳出版されている。著書に『狂うひと―「死の棘」の妻・島尾ミホ』(読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞、講談社ノンフィクション賞受賞)などがある。

梯久美子さんの作品一覧

石井妙子さん『女帝 小池百合子』

著者 : 石井妙子
文藝春秋
発売日 : 2020-05-29

コロナに脅かされる首都・東京の命運を担う政治家・小池百合子。女性初の都知事であり、次の総理候補との呼び声も高い。しかし、われわれは、彼女のことをどれだけ知っているのだろうか。「芦屋令嬢」育ち、謎多きカイロ時代、キャスターから政治の道へ——。
常に「風」を巻き起こしながら、権力の頂点を目指す彼女。今まで明かされることのなかったその数奇な半生を、三年半の歳月を費やした綿密な取材のもと描き切る。

著者:石井妙子(いしい・たえこ)さんについて

1969(昭和44)年、神奈川県生まれ。白百合女子大学卒、同大学院修士課程修了。2009年『おそめ―伝説の銀座マダム (新潮文庫)』を執筆。綿密な取材に基づき、一世を風靡した銀座マダムの生涯を浮き彫りにした同書は高い評価を受け、新潮ドキュメント賞、講談社ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞の最終候補作となった。『原節子の真実』で第15回新潮ドキュメント賞を受賞した。2019年、「小池百合子『虚構の履歴書』」で第25回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞を受賞。

石井妙子さんの作品一覧

濱野ちひろさん『聖なるズー』

集英社
発売日 : 2019-11-26

犬や馬をパートナーとする動物性愛者「ズー」。性暴力に苦しんだ経験を持つ著者は、彼らと寝食をともにしながら、人間にとって愛とは何か、暴力とは何か、考察を重ねる。そして、戸惑いつつ、希望のかけらを見出していく──。

著者:濱野ちひろ(はまの・ちひろ)さんについて

ノンフィクションライター。1977年、広島県生まれ。2000年、早稲田大学第一文学部卒業後、雑誌などに寄稿を始める。インタビュー記事やエッセイ、映画評、旅行、アートなどに関する記事を執筆。2018年、京都大学大学院修士課程修了。現在、同大学大学院博士課程に在籍し、文化人類学におけるセクシュアリティ研究に取り組む。2019年『聖なるズー』にて第17回開高健ノンフィクション賞受賞。

濱野ちひろさんの作品一覧

高橋ユキさん『つけびの村  噂が5人を殺したのか?』

2013年の夏、わずか12人が暮らす山口県の集落で、一夜にして5人の村人が殺害された。
犯人の家に貼られた川柳は〈戦慄の犯行予告〉として世間を騒がせたが……それらはすべて〈うわさ話〉に過ぎなかった。
気鋭のノンフィクションライターが、ネットとマスコミによって拡散された〈うわさ話〉を一歩ずつ、ひとつずつ地道に足でつぶし、閉ざされた村をゆく。

著者:高橋ユキ(たかはし・ゆき)さんについて

高橋 ユキ (たかはし ゆき)
1974年生まれ、福岡県出身。2005年、女性4人で構成された裁判傍聴グループ「霞っ子クラブ」を結成。現在はフリーライターとして、裁判傍聴のほか、様々なメディアで活躍中。

高橋ユキ(タカハシユキ)さんの作品一覧

ブレイディみかこさん『ワイルドサイドをほっつき歩け –ハマータウンのおっさんたち』

日常をゆるがす大問題を前に、果敢に右往左往するおっさん(おばさん)たちの人生を、音楽にのせて描く。中高年たちの恋と離婚、失業と抵抗。絶望している暇はない。笑って泣ける21篇。

著者:ブレイディみかこ(ブレイディ・みかこ)さんについて

ライター・コラムニスト。1965年福岡市生まれ。音楽好きが高じてアルバイトと渡英を繰り返し、96年から英国ブライトン在住。英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で働きながらライター活動を開始。2017年『子どもたちの階級闘争』(みすず書房)で第16回新潮ドキュメント賞受賞。18年同作で第2回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞候補。19年『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)で第73回毎日出版文化賞特別賞受賞、第2回 Yahoo! ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞受賞、第7回ブクログ大賞(エッセイ・ノンフィクション部門)受賞。著書は他に、『花の命はノー・フューチャー DELUXE EDITION』(ちくま文庫)、『アナキズム・イン・ザ・UK』(Pヴァイン)、『ヨーロッパ・コーリング——地べたから のポリティカル・レポート』(岩波書店)、『 THIS IS JAPAN ——英国保育士が見た日本』(新潮文庫)、『労働者階級の反乱——地べたから見た英国EU離脱』(光文社新書)、『女たちのテロル』(岩波書店)など。
「2020年 『ワイルドサイドをほっつき歩け』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ブレイディみかこさんの作品一覧


「Yahoo!ニュース|本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞」とは

ヤフー株式会社が運営する日本最大級のインターネットニュース配信サービス「Yahoo!ニュース」と、全国の書店員さんがお客様に勧めたい本を投票して大賞を決定する「本屋大賞」が連携し、2018年に創設されたノンフィクション・アワード。2019年はブレイディみかこさん『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が大賞に輝いた。2019年授賞式の様子

なぜYahoo!ニュースは、いまノンフィクション「本」を応援するのか

ノンフィクション本を読むことで、わたしたちの視野はひろがります。
世の中で起きたことを伝えるため、実際に足を運び、見聞きして、
調べているからこそのおもしろさがそこにはあります。

しかし、その取材・執筆の過程では時間やお金がかかることが珍しくありません。
著者は知力をふりしぼり、時には体を張るケースもあります。

Yahoo!ニュースに配信される1本1本の記事にも同様に労力がかけられています。
毎日の配信記事と同様、ノンフィクション本の書き手の思いも伝えたい。
また、読者のみなさまにより深く「知る」ことのおもしろさを感じていただきたい。
だからYahoo!ニュースは、日本全国の書店員さんが選ぶ
「Yahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞」を設けました。
すばらしいノンフィクション本を応援することで、読者のみなさまと出会う機会を
増やすお手伝いができればと考えています。

https://news.yahoo.co.jp/nonfiction/

参考リンク

\2020年本屋大賞は 凪良ゆうさん『流浪の月』に決定/
2018年ノンフィクション本大賞
2019年ノンフィクション本大賞