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第171回芥川龍之介賞、直木三十五賞の選考会が行われ、芥川賞に朝比奈秋さん『サンショウウオの四十九日』、松永K三蔵さん『バリ山行』、直木賞に一穂ミチさん『ツミデミック』が選ばれました!
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第171回芥川賞・直木賞候補作が決定!候補作10タイトルと著者情報を一挙紹介![2024年6月13日]
芥川賞受賞作
朝比奈秋『サンショウウオの四十九日』

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内容紹介
周りからは一人に見える。でも私のすぐ隣にいるのは別のわたし。不思議なことはなにもない。けれど姉妹は考える、隣のあなたは誰なのか?そして今これを考えているのは誰なのか——。医師としての経験と驚異の想像力で人生の普遍を描く、世界が初めて出会う物語。
著者:朝比奈秋(あさひな・あき)さんについて
1981年京都府生まれ。2021年『塩の道』で第7回「林芙美子文学賞」を受賞。22年、同作を収録した『私の盲端』でデビュー。その他の著書に『植物少女』。現役の医師でもある。
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松永K三蔵『バリ山行』

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内容紹介
古くなった建外装修繕を専門とする「新田テック建装」に、内装リフォーム会社から転職して2年。会社の付き合いを極力避けてきた波多は、同僚に誘われ六甲山登山に参加する。その後、社内登山グループは正式な登山部となり、波多も気楽な活動をするようになっていたが、職人気質で、職場で変人扱いされているベテラン社員・妻鹿が、難易度の高い登山「バリ山行」をしていることを知り……。
著者:松永K三蔵(まつなが・けー・さんぞう)さんについて
1980年茨城県生まれ。小説家。関西学院大学文学部卒業。2021年『カメオ』で第64回「群像新人文学賞」優秀作を受賞し、デビューする。
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直木賞受賞作
一穂ミチ『ツミデミック』

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内容紹介
大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗。ある日、バイト中に話しかけてきた女は、中学時代に死んだはずの同級生の名を名乗った。過去の記憶と目の前の女の話に戸惑う優斗は——(『違う羽の鳥』)。稀代のストーリーテラーによる心揺さぶる全6話。
著者:一穂ミチ(いちほ・みち)さんについて
2007年作家デビュー。以後主にBL作品を執筆。「イエスかノーか半分か」シリーズは20年にアニメ映画化もされている。21年、一般文芸初の単行本『スモールワールズ』が「直木賞」候補、「山田風太郎賞」候補に。同書収録の短編『ピクニック』は「日本推理作家協会賞」短編部門候補になる。その他著書に『パラソルでパラシュート』『砂嵐に星屑』『光のとこにいてね』等がある。
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あらためまして、受賞おめでとうございます!