第165回芥川賞・直木賞候補作が決定!候補作10タイトルと著者情報を一挙紹介!

第165回芥川龍之介賞・直木三十五賞(2021年上半期)の候補作が発表されました!受賞作を決める選考会は7月14日に東京で行われます。今回ノミネートされた話題の著者・候補作を一挙ご紹介いたします。

芥川賞候補作

芥川龍之介賞|公益財団法人日本文学振興会

石沢麻依さん「貝に続く場所にて」(『群像』6月号掲載)

群像 2021年 06 月号 [雑誌]
群像 2021年 06 月号 [雑誌]
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本作は7月9日に単行本化されています。

貝に続く場所にて
石沢麻依『貝に続く場所にて
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くどうれいんさん「氷柱の声」(『群像』4月号掲載)

群像 2021年 04 月号 [雑誌]
群像 2021年 04 月号 [雑誌]
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本作は7月9日に単行本化されています。

氷柱の声
くどうれいん『氷柱の声
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著者:くどうれいん(くどう・れいん)さんについて

1994年生まれ。岩手県盛岡市出身・在住。会社員。樹氷同人、コスモス短歌会所属。著書に『わたしを空腹にしないほうがいい』(BOOKNERD、2018年)、共著に『ショートショートの宝箱Ⅰ・Ⅱ』(光文社)。「POPEYE」(マガジンハウス)にて『銀河鉄道通勤OL』連載中。
「2020年『うたうおばけ』で使われていた紹介文から引用しています。」

くどうれいんさんの作品一覧

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高瀬隼子さん「水たまりで息をする」(『すばる』3月号掲載)

すばる2021年3月号
すばる2021年3月号
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本作は7月13日に単行本化されています。

水たまりで息をする
高瀬隼子『水たまりで息をする
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著者:高瀬隼子(たかせ・じゅんこ)さんについて

1988年愛媛県生まれ。東京都在住。立命館大学部文学部卒業。2019年『犬のかたちをしているもの』で第43回すばる文学賞を受賞。2020年に同作でデビュー。著書に『犬のかたちをしているもの』がある。

高瀬隼子さんの作品一覧

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千葉雅也さん「オーバーヒート」(『新潮』6月号掲載)

新潮 2021年 06 月号
新潮 2021年 06 月号
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本作は7月9日に単行本化されています。

オーバーヒート
千葉雅也『オーバーヒート
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著者:千葉雅也(ちば・まさや)さんについて

1978年、栃木県生まれの研究者。専攻は哲学、表象文化論。立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授。代表作に2013年第4回紀伊國屋じんぶん大賞受賞作『動きすぎてはいけない』、ベストセラーになった『勉強の哲学』などがある。『アメリカ紀行』などエッセイも執筆。『新潮』2019年9月号に、初小説『デッドライン』を掲載。

千葉雅也さんの作品一覧

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李琴峰さん「彼岸花が咲く島」(『文學界』3月号掲載)

文學界(2021年3月号)
文學界(2021年3月号)
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本作は6月25日に単行本化されています。

彼岸花が咲く島
李琴峰『彼岸花が咲く島
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著者:李琴峰(り・ことみ)さんについて

1989年台湾生まれ、台湾籍の小説家・日中翻訳者。15歳から日本語を学び、中国語で小説創作に入った。2013年来日、2015年早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程を修了し、2016年民間企業に就職。2017年、初めて日本語で書いた小説『独舞』で第60回群像新人文学賞優秀作を受賞し、『独り舞』に改題し単行本デビュー。2018年末に勤務先を退職。2019年、『五つ数えれば三日月が』で第161回芥川龍之介賞候補となった。

李琴峰さんの作品一覧

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直木賞候補作

直木三十五賞|公益財団法人日本文学振興会

一穂ミチさん『スモールワールズ』(講談社)

スモールワールズ
一穂ミチさん『スモールワールズ
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著者:一穂ミチ(いちほ・みち)さんについて

2008年『雪よ林檎の香のごとく』でデビュー。劇場版アニメ化もされ話題の『イエスかノーか半分か』など著作多数。
「2021年『スモールワールズ』で使われていた紹介文から引用しています。」

一穂ミチさんの作品一覧

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呉勝浩さん『おれたちの歌をうたえ』(文藝春秋)

おれたちの歌をうたえ
呉勝浩さん『おれたちの歌をうたえ
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著者:呉勝浩(ご・かつひろ)さんについて

1981年青森県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。現在、大阪府大阪市在住。2015年、『道徳の時間』で、第61回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。18年『白い衝動』で第20回大藪春彦賞受賞、同年『ライオン・ブルー』で第31回山本周五郎賞候補となる。2020年『スワン』で第41回吉川英治文学新人賞及び第73回日本推理作家協会賞を受賞。他の著作に『ロスト』『蜃気楼の犬』『マトリョーシカ・ブラッド』『おれたちの歌をうたえ』などがある。
「2021年『バッドビート』で使われていた紹介文から引用しています。」

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佐藤究さん『テスカトリポカ』(KADOKAWA)

テスカトリポカ
佐藤究さん『テスカトリポカ
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著者:佐藤究(さとう・きわむ)さんについて

1977年福岡県生まれ。2004年に佐藤憲胤名義で書いた『サージウスの死神』が第47回群像新人文学賞優秀作となりデビュー。16年『QJKJQ』で第62回江戸川乱歩賞を受賞。18年、受賞第一作の『Ank:a mirroring ape』で第20回大藪春彦賞および第39回吉川英治文学新人賞のダブル受賞を果たす。
「2021年『テスカトリポカ』で使われていた紹介文から引用しています。」

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澤田瞳子さん『星落ちて、なお』(文藝春秋)

星落ちて、なお
澤田瞳子さん『星落ちて、なお
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著者:澤田瞳子(さわだ・とうこ)さんについて

1977年京都府生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院文学研究科博士課程前期修了。専門は奈良仏教史。母は作家の澤田ふじ子。時代小説のアンソロジー編纂などを行い、2008年、第2回小説宝石新人賞最終候補。2010年『孤鷹の天』で小説家デビュー。2011年同作で第17回中山義秀文学賞を最年少受賞。2012年『満つる月の如し 仏師・定朝』で第2回本屋が選ぶ時代小説大賞、第32回新田次郎文学賞受賞。2015年『若冲』で第153回直木賞候補。2016年同作で第9回親鸞賞受賞。2017年『火定』(PHP研究所)で第158回直木賞候補。2019年『落花』(中央公論新社)で第32回山本周五郎賞候補および第161回直木賞候補に。

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砂原浩太朗さん『高瀬庄左衛門御留書』(講談社)

高瀬庄左衛門御留書
砂原浩太朗さん『高瀬庄左衛門御留書
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著者:砂原浩太朗(すなはら・こうたろう)さんについて

1969年生まれ。兵庫県出身。早稲田大学第一文学部卒業後、出版社勤務を経て、フリーのライター・編集・校正者となる。2016年第2回「決戦!小説大賞」を受賞。他の著書に『逆転の戦国史』『高瀬庄左衛門御留書』がある。
「2021年『いのちがけ 加賀百万石の礎』で使われていた紹介文から引用しています。」

砂原浩太朗さんの作品一覧


発表が楽しみですね!気になる作品は、ぜひ今からチェックしておきましょう!

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公益財団法人日本文学振興会 – 文藝春秋