第166回芥川龍之介賞・直木三十五賞(2021年下半期)の候補作が発表されました!受賞作を決める選考会は1月19日(水)に東京で行われます。今回ノミネートされた話題の著者・候補作を一挙ご紹介いたします。
芥川賞候補作
●石田夏帆「我が友、スミス」(『すばる』11月号掲載)
●九段理江「Schoolgirl」(『文學界』12月号掲載)
●島口大樹「オン・ザ・プラネット」(『群像』12月号掲載)
●砂川文次「ブラックボックス」(『群像』8月号掲載)
●乗代雄介「皆のあらばしり」(『新潮』10月号掲載)
石田夏穂さん「我が友、スミス」(『すばる』11月号掲載)

『我が友、スミス』は1月19日に単行本化される予定です。
著者:石田夏穂(いしだ・かほ)さんについて
1991年生まれ。東京工業大学工学部卒。2021年「我が友、スミス」で第45回すばる文学賞佳作を受賞。
九段理江さん「Schoolgirl」(『文學界』12月号掲載)

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著者:九段理江(くだん・りえ)さんについて
1990年生まれ。2021年、「悪い音楽」で第126回文學界新人賞を受賞。
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島口大樹さん「オン・ザ・プラネット」(『群像』12月号掲載)
![群像 2021年 12 月号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/51BUi-sXTML._SL500_.jpg)
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著者:島口大樹(しまぐち・だいき)さんについて
1998年、埼玉県上尾市生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。現在、会社員。「鳥がぼくらは祈り、」で第64回群像新人文学賞を受賞。
「2021年 『鳥がぼくらは祈り、』 で使われていた紹介文から引用しています。」
砂川文次さん「ブラックボックス」(『群像』8月号掲載)
![群像 2021年 08 月号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/51n1pjVs0HS._SL500_.jpg)
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著者:砂川文次(すなかわ・ぶんじ)さんについて
1990年生まれ。元自衛官。現在、地方公務員。2016年、第121回文學界新人賞を「市街戦」で受賞。2018年、「戦場のレビヤタン」で第160回芥川賞候補になる。著書に両作を収録した『戦場のレビヤタン』がある。
「2020年 『臆病な都市』 で使われていた紹介文から引用しています。」
乗代雄介さん「皆のあらばしり」(『新潮』10月号掲載)

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本作は12月22日に単行本化される予定です。

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著者:乗代雄介(のりしろ・ゆうすけ)さんについて
1986年、北海道生まれ。法政大学社会学部メディア社会学科卒業。2015年、「十七八より」で第58回群像新人賞を受賞し、デビュー。2018年、『本物の読書家』で第40回野間文芸新人賞を受賞。著書に『十七八より』『本物の読書家』『最高の任務』『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』がある。
「2021年 『旅する練習』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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直木賞候補作
●逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』(早川書房)
●彩瀬まる『新しい星』(文藝春秋)
●今村翔吾『塞王の楯』(集英社)
●柚月裕子『ミカエルの鼓動』(文藝春秋)
●米澤穂信『黒牢城』(KADOKAWA)
逢坂冬馬さん『同志少女よ、敵を撃て』(早川書房)

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著者:逢坂冬馬(あいさか・とうま)さんについて
1985年生まれ。35歳。埼玉県在住。『同志少女よ、敵を撃て』にて第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞。
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彩瀬まるさん『新しい星』(文藝春秋)

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著者:彩瀬まる(あやせ・まる)さんについて
1986年生まれ。2010年「花に眩む」で第9回「女による女のためのR-18文学賞読者賞」を受賞しデビュー。著書に『あのひとは蜘蛛を潰せない』(新潮社)『骨を彩る』(幻冬舎)『神様のケーキを頬ばるまで』(光文社)『桜の下で待っている』(実業之日本社)がある。自身が一人旅の途中で被災した東日本大震災時の混乱を描いたノンフィクション『暗い夜、星を数えて――3・11被災鉄道からの脱出――』を2012年に刊行。
「2021年 『OTOGIBANASHI』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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今村翔吾さん『塞王の楯』(集英社)

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著者:今村翔吾(いまむら・しょうご)さんについて
1984年、京都府生まれ。
ダンスインストラクター、作曲家、埋蔵文化財調査員を経て、2017年、火消の活躍を描いた本シリーズ第一作『火喰鳥』でデビュー。『童の神』が 第160回直木賞候補に。20年、『八本目の槍』で吉川英治文学新人賞を受賞、『じんかん』が 第163回直木賞候補となる。今最も活躍を期待される歴史時代作家である。
「2020年 『襲大鳳(下) 羽州ぼろ鳶組』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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柚月裕子さん『ミカエルの鼓動』(文藝春秋)

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著者:柚月裕子(ゆづき・ゆうこ)さんについて
1968年、岩手県生まれ。2008年、『臨床真理』で『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を受賞。16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞を受賞。丁寧な筆致で人間の機微を描きだす、今もっとも注目されるミステリ作家の一人。他の著書に『最後の証人』『検事の死命』『蟻の菜園‐アントガーデン‐』『パレートの誤算』『朽ちないサクラ』『ウツボカズラの甘い息』『あしたの君へ』『慈雨』『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』『盤上の向日葵』などがある。
米澤穂信さん『黒牢城』(KADOKAWA)

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著者:米澤穂信(よねざわ・ほのぶ)さんについて
1978年岐阜県生まれ。2001年、『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞しデビュー。11年『折れた竜骨』で日本推理作家協会賞、14年『満願』で山本周五郎賞を受賞。『満願』は同年の年間ミステリランキングで三冠をとるなど、話題を呼んだ。近著に『王とサーカス』『真実の10メートル手前』『いまさら翼といわれても』『Iの悲劇』『本と鍵の季節』『巴里マカロンの謎』などがある。
「2021年 『黒牢城』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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発表が楽しみですね!気になる作品は、ぜひ今からチェックしておきましょう!