第167回芥川龍之介賞、直木三十五賞の選考会が行われ、芥川賞は高瀬隼子さん『おいしいごはんが食べられますように』(群像 2022年 01 月号 [雑誌])、直木賞に窪美澄さん『夜に星を放つ』が選ばれました!
芥川賞受賞作
高瀬隼子『おいしいごはんが食べられますように』(群像 2022年 01 月号 [雑誌])
内容紹介
「二谷さん、わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」。職場でそこそこうまく立ち回る二谷と、誰からも愛される料理上手な芦川、がんばり屋の押尾。ままならない人間関係を仕事+食べもの+恋愛で描いた、心ざわつく傑作小説。
著者:高瀬隼子(たかせ・じゅんこ)さんについて
1988年生まれ。愛媛県出身、東京都在住。立命館大学部文学部卒業。2019年『犬のかたちをしているもの』で、第43回「すばる文学賞」を受賞。2020年に同作でデビュー。著書に『犬のかたちをしているもの』がある。
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直木賞受賞作
窪美澄『夜に星を放つ』
内容紹介
コロナ禍に婚活アプリで出会った恋人との関係、30歳を前に早世した双子の妹の彼氏との交流を通して、人との別れの哀しみを描く「真夜中のアボカド」。学校でいじめられる女子中学生と、幽霊になった母親との奇妙な同居生活を描く「真珠星スピカ」、父の再婚相手との溝を埋められない小学生の寄る辺なさを描く「星の随に」。かけがえのない人間関係を失った者たちは、再び誰かと心を通わせることができるのか——。
著者:窪美澄(くぼ・みすみ)さんについて
1965年東京都生まれ。2009年「ミクマリ」で第8回「R-18文学賞」大賞を受賞。11年、受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』で第24回山本周五郎賞を受賞、本屋大賞第2位に選ばれた。12年、『晴天の迷いクジラ』で第3回「山田風太郎賞」を受賞。19年、『トリニティ』で第36回「織田作之助賞」を受賞。その他の著書に『水やりはいつも深夜だけど』『さよなら、ニルヴァーナ』『やめるときも、すこやかなるときも』『じっと手を見る』『いるいないみらい』『たおやかに輪をえがいて』『私は女になりたい』など。
「2022年 『いるいないみらい』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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おわりに
あらためまして、受賞おめでとうございます!
受賞作と併せて、ノミネート作もチェックしてみてくださいね。
【公式HP】