こんにちは、ブクログ通信です。
本日、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2022」が発表されました!
ビジネス書を顕彰する賞は多くない中で、「客観的なビジネス書顕彰を目指し、読者であるビジネスパーソンが選出する」ために2016年に誕生した賞です。今年が7回目となりました。総合グランプリと共に、「イノベーション」「マネジメント」「政治経済」「自己啓発」「リベラルアーツ」「ビジネス実務」の6部門で受賞作が決定します。
それでは、受賞作の内容紹介・著者情報を一挙にご紹介しますので、ぜひご覧ください!
ビジネス書グランプリ2022 総合グランプリ
総合グランプリ・自己啓発部門賞 『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』(致知出版社)

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内容紹介
稲盛和夫さん、王貞治さん、井村雅代さん、平尾誠二さん、羽生善治さん、柳井正さん、永守重信さん、山中伸弥さん、佐藤可士和さん、森岡毅さん、フジコ・ヘミングさんなどなど、創刊42年の歴史を持つ『致知』の1万本以上に及ぶ人物インタビューの中から、編集長と編集部が総力をあげてセレクトした傑作選!
ビジネス書グランプリ2022 部門賞
イノベーション部門賞 尾原和啓『プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる』

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内容紹介
インターネットによって完成品はすぐコピーできるようになり、完成品の差別化をするのは困難になった。そんな時代では、プロセスにこそ価値が出る。その人のこだわりやプロセスは、誰にもコピーできないからである。完成品ではなく制作過程を売る「プロセスエコノミー」は、これからを生きる人々の武器になるだろう。
著者:尾原和啓(おばら・かずひろ)さんについて
フューチャリスト。京都大学大学院で人工知能を研究。マッキンゼー・アンド・カンパニーやNTTドコモ、グーグル、リクルート、楽天など数多くの企業で新規事業立ち上げを担う。現在はシンガポール、インドネシアのバリ島が拠点。著書は『ITビジネスの原理』『ザ・プラットフォーム』『アフターデジタル』『ディープテック』など多数。
「2021年 『スケールフリーネットワーク ものづくり日本だからできるDX』 で使われていた紹介文から引用しています。」
マネジメント部門賞 ジム・コリンズ『ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる』

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内容紹介
世界1000万部超ベストセラーシリーズ『ビジョナリー・カンパニー』の原点にして、最新刊!本作は、『ビジョナリー・カンパニー』シリーズの発行前の1992年に、ジム・コリンズが執筆した名著『Beyond Entrepreneurship』の改訂版で、いわばビジョナリー・カンパニーの原点だ。
著者:ジム・コリンズさんについて
『ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則』(Built to Last、ジェリー・ポラスとの共著)をはじめとする世界で1000万部超のロングセラー『ビジョナリー・カンパニー』シリーズの著者。米コロラド州ボールダーの研究ラボを拠点に四半世紀以上にわたって偉大な企業を研究、経営者から絶大な支持を集める。2017年にはフォーブス誌の『現代の経営学者100人』にも選出された。著書に『ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則』(Good to Great)、『ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階』(How the Mighty Fall)、『ビジョナリー・カンパニー4 自分の意思で偉大になる』(Great by Choice、モートン・ハンセンとの共著)。
「2021年 『ビジョナリー・カンパニーZERO』 で使われていた紹介文から引用しています。」
政治経済部門賞 稲盛和夫『稲盛和夫一日一言』(致知一日一言シリーズ 24)

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内容紹介
京セラ、KDDI、JALという3つの世界的企業を率いた名経営者・稲盛和夫さん。その稲盛さんによる語録集が一日一言として誕生した!さまざまな困難に直面する事業経営の中から発せられた言葉は、困難を生きる人々の道標となることだろう。選び抜いた366の金言。
著者:稲盛和夫(いなもり・かずお)さんについて
1932年、鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長を務める。また84年には第二電電(現KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。10年、日本航空会長に就任。15年より名誉顧問。一方、1984年には稲盛財団を設立すると同時に「京都賞」を創設。「盛和塾」(1983年〜2019年)の塾長として、経営者の育成に心血を注いだ。
「2021年 『経営のこころ 会社を伸ばすリーダーシップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」
リベラルアーツ部門賞 筧裕介『認知症世界の歩き方』

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内容紹介
日本初、認知症のある人の頭の中を覗ける本!本人もうまく説明できずに困っていた「認知症のある人が実際に見ている世界」がスケッチと旅行記の形式で、メキメキと理解できる!
著者:筧裕介(かけい・ゆうすけ)さんについて
特定非営利活動法人イシュープラスデザイン代表。1975年生。一橋大学社会学部卒業。東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。慶應義塾大学大学院特任教授。2008年ソーシャルデザインプロジェクトissue+design を設立。以降、社会課題解決のためのデザイン領域の研究、実践に取り組む。2017年より認知症未来共創ハブの設立メンバーとして、認知症のある方が暮らしやすい社会づくりの活動に取り組む。 代表プロジェクトに、東日本大震災のボランティアを支援する「できますゼッケン」、妊娠・出産・育児を支える「親子健康手帳」、300 人の地域住民とともに未来を描く「みんなでつくる総合計画」、認知症とともにより良く生きる未来をつくる「認知症未来共創ハブ」、他。 GOOD DESIGN AWARD 2019 BEST100「SDGs de地方創生」カードゲーム開発者。 日本計画行政学会、学会奨励賞、グッドデザイン賞、D&AD(英)他受賞多数。著書に『地域を変えるデザイン』、『ソーシャルデザイン実践ガイド』、『人口減少×デザイン』、『持続可能な地域のつくりかた』『認知症世界の歩き方』など。
「2021年 『認知症世界の歩き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」
ビジネス実務部門賞 平石直之『超ファシリテーション力』

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内容紹介
個性的な出演者をさばく名ファシリテーター・平石直之アナウンサー初の著書!ことごとくつまらない、終わってみたら何も決まっていなかった、時間がかかり過ぎて意欲が失われる。そんな「つまらない、決まらない、終わらない」会議・ミーティングを一変させるテクニックを、数々の論客の様々な意見が飛び交う場をコントロールしてきた平石直之さんがご紹介!
著者:平石直之(ひらいし・なおゆき)さんについて
テレビ朝日アナウンサー。「ABEMA Prime」の進行を担当。1974年、大阪府松原市生まれ。佐賀県鹿島市育ち。早稲田大学政治経済学部を卒業後、テレビ朝日に入社。報道・情報番組を中心に、「やじうまテレビ!」などでMCを務め、「スーパーJチャンネル」「報道ステーション」などでは、キャスターおよびフィールドリポーターとして全国各地を飛び回る。04年6月から1年間、ニューヨーク支局に勤務。19年から新しい未来のテレビABEMAの報道番組「ABEMA Prime」の進行を担当。“論破王”と呼ばれるひろゆき氏との軽快なかけあいや、ジャーナリスト・佐々木俊尚氏との熱い議論など、アナウンサーという枠を超え、ファシリテーターとしての役割を存分に発揮。個性が強い出演者たちを巧みにまとめ上げる、“アベプラの猛獣使い”として番組を大いに盛り立てている。
「2021年 『超ファシリテーション力』 で使われていた紹介文から引用しています。」
ロングセラー賞(特別賞) アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

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内容紹介
ジョブズはわが子にiPadを与えなかった!?うつ、睡眠障害、学力低下、依存症などなど、最新の研究結果があぶり出す恐るべき真実が明らかに。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となったベストセラー書!
著者:アンデシュ・ハンセンさんについて
精神科医。カロリンスカ医科大学卒業。王家が名誉院長を務めるストックホルムのソフィアヘメット病院に勤務しながら、有名テレビ番組でナビゲーターを務める。『一流の頭脳』が人口1000万人のスウェーデンで60万部が売れ、世界的ベストセラーに。前作『スマホ脳』は日本でも爆発的にヒットした。
「読者が選ぶビジネス書グランプリ」とは
「読者が選ぶビジネス書グランプリ」は、ビジネスパーソンの読書習慣を育てて出版業界を盛り上げたいという思いから創設された賞です。7回目となる今年は、2020年12月から2021年11月に日本国内で刊行された書籍から126冊がエントリーし、一般読者の投票から6つの部門賞と総合グランプリを決定します。
◆主催
グロービス経営大学院、株式会社フライヤー
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