こんにちは、ブクログ通信です。
今年で6回目を迎える「未来屋小説大賞」の結果発表が12月23日に行われました。未来屋書店の読書好き従業員さんが選考した、今年「いちばん!売りたい本」に選ばれたのは、
安壇美緒さん『ラブカは静かに弓を持つ』です!
おめでとうございます!
第6回未来屋小説大賞ついに決定!大賞は安壇美緒さん『ラブカは静かに弓を持つ』
大賞 安壇美緒『ラブカは静かに弓を持つ』
内容紹介
幼い頃、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇した橘は、それ以来、深海の悪夢に苛まれてきた。ある日、上司の塩坪から音楽教室への潜入調査を命じられた橘。その目的は、「演奏権」侵害の証拠を掴むというもの。身分を偽り、チェロ講師・浅葉のもとに通い始める橘だったが、次第に音楽を奏でる歓びを覚えてゆく。そんな中、法廷に立つ時間が迫り……。
著者:安壇美緒(あだん・みお)さんについて
1986年、北海道出身。早稲田大学第二文学部卒業。2017年、『天龍院亜希子の日記』で第30回「小説すばる新人賞」を受賞する。
2位 凪良ゆう『汝、星のごとく』
内容紹介
瀬戸内の島で育った高校生の暁海と、自由奔放な母に振り回され島に転校してきた櫂。互いに心に孤独と欠落を抱える二人は、惹かれ合い、すれ違い、成長していく。凪良ゆうさんが描く、ひとつではない愛の物語。
著者:凪良ゆう(なぎら・ゆう)さんについて
小説「花丸」冬の号『恋するエゴイスト』(白泉社)でデビュー。『雨降りvega』(イラスト:麻々原 絵里依)、『365+1』(イラスト:湖水 きよ)などの作品を手がける。主にボーイズラブ系で活動。作品多数。主な作品に、『積木の恋』『未完成』『美しい彼』『ショートケーキの苺にはさわらないで』『おやすみなさい、また明日』『2119 9 29』『雨降りvega』など。『悩ましい彼 美しい彼3』がBLアワード2020 BEST小説部門第1位を獲得。『流浪の月』が2020年本屋大賞の大賞を受賞。
3位 夕木春央『方舟』
内容紹介
大学時代の友達と従兄と山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築で夜を越す。だが翌朝、地震の発生で扉がふさがれ、さらに流水が。その矢先で起きた殺人。誰かを犠牲にすれば脱出できる。タイムリミットまで1週間、生贄にすべき殺人犯は見つかるのか。
著者:夕木春央(ゆうき・はるお)さんについて
2019年、「絞首商会の後継人」で第60回メフィスト賞を受賞。同年、改題した『絞首商會』でデビュー。近著に『サーカスから来た執達吏』がある。
4位 兼近大樹『むき出し』
内容紹介
テレビに引っ張りだこの人気若手芸人・石山大樹。しかし彼は、過去にあるスキャンダラスな罪を犯していた……。石山はどのような幼少時代を過ごし、そして現在に至ったのか。勉強もできず、喧嘩に明け暮れてばかりの少年が、人気芸人になるまでの過程をむき出してゆく。EXIT・兼近大樹さんの初小説。
著者:兼近大樹(かねちか・だいき)さんについて
1991年、北海道出身。お笑いコンビ「EXIT」として活動する傍ら、音楽活動や洋服ブランドのプロデュースも行う。2021年10月、自身初となる小説『むき出し』を発表する。
5位 住野よる『腹を割ったら血が出るだけさ』
内容紹介
友達や恋人と充実した日々を送る高校生の茜寧は、「愛されたい」という感情に縛られながら、偽りの自分を演じ続けていた。そんなある日茜寧は、愛読する小説の登場人物〈あい〉にそっくりな、逢という青年に出会い——?数々の人生が交差する、住野よるさん初の青春群像劇。
著者:住野よる(すみの・よる)さんについて
作家。小説投稿サイトで発表した『君の膵臓を食べたい』が話題となり、書籍化されデビュー。『青くて痛くて脆い』は、「2018年二十歳(ハタチ)が一番読んだ小説ランキング」第1位を獲得。
みなさんの気になる作品が選ばれましたか?ノミネート作と併せて、ぜひチェックしてみてくださくださいね。
未来屋小説大賞(みらいやしょうせつたいしょう)とは
未来屋小説大賞は、未来屋書店の従業員の中から選りすぐりの読書好きが選考し決定します。従業員が本の面白さを紹介し新たにスポットを当てることで、次のベストセラー作を生み出し、広く世に紹介していくという趣旨のもと選考されます。https://www.miraiyashoten.co.jp/