今回は直木賞候補作『おれたちの歌をうたえ』の話題の著者、呉勝浩さんについて、ご紹介します!
呉勝浩さんについて
1981年青森県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。現在、大阪府大阪市在住。2015年、『道徳の時間』で、第61回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。18年『白い衝動』で第20回大藪春彦賞受賞。2020年『スワン』で第41回吉川英治文学新人賞及び第73回日本推理作家協会賞を受賞。2021年『おれたちの歌をうたえ』で第165回直木賞候補作になる。他の著作に『ロスト』『蜃気楼の犬』『マトリョーシカ・ブラッド』などがある。
『おれたちの歌をうたえ』の作品紹介

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「あんた、ゴミサトシって知ってるか?」元刑事の河辺のもとに、ある日かかってきた電話。その瞬間、封印していた記憶があふれ出す。真っ白な雪と、死体——。あの日、本当は何があったのか? 友が遺した暗号に導かれ、40年前の事件を洗いはじめた河辺とチンピラの茂田はやがて、隠されてきた真実へとたどり着く。『スワン』で日本推理作家協会賞、吉川英治文学新人賞を受賞。圧倒的実力を誇る著者が、迸る想いで書き上げた大人のための大河ミステリー。
『おれたちの歌をうたえ』のみんなの感想
現代史の中にある事実や事件が物語に織りなす昭和、平成、令和を思い出す。主人公の言葉「二十年前も、四十年前も、生きていたのはおれたちなんだ。」過去も現在も生きているのは自分なのだ。過去は変えられない。それをどう捉えて生きるかを考え行動する。それが生きている意味で、あるのかと思う。
過去の殺人事件を引きずって生きている五人そして被害者の妹、それぞれのその後の人生なかなか重みのある作品だった。
犯人かと思いきや二転三転する裏切り。暗号の謎や長野という舞台背景、人物像、終盤全ての伏線が回収される。現在と過去を往き来する行間から不運の哀しみが感じられる重厚な作品だった。
呉勝浩さんのおすすめ作品
人気NO.1(評価/紙の本)
第41回吉川英治文学新人賞及び第73回日本推理作家協会賞を受賞!
レビュー数
第61回江戸川乱歩賞受賞作!
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ブクログの読書データから呉勝浩さんを読んでいる人はどんな作家に興味をもっているのか、代表作も合わせて紹介します。
道尾秀介
原田マハ
辻村深月
誉田哲也
柚月裕子
おわりに
いかがでしたか。みなさんの読書生活の参考にしてくださいね。
今回は呉勝浩さんをご紹介いたしました!