今回は直木賞候補作『テスカトリポカ』の話題の著者、佐藤究さんについて、ご紹介します!
佐藤究さんについて
1977年福岡県生まれ。2004年に佐藤憲胤名義で書いた『サージウスの死神』が第47回群像新人文学賞優秀作となりデビュー。2016年『QJKJQ』で第62回江戸川乱歩賞を受賞。2018年、受賞第一作の『Ank:a mirroring ape』で第20回大藪春彦賞および第39回吉川英治文学新人賞のダブル受賞を果たす。2021年『テスカトリポカ』で第34回山本周五郎賞を受賞し、第165回直木賞候補作になる。
『テスカトリポカ』の紹介
メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、対立組織との抗争の果てにメキシコから逃走し、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会った。二人は新たな臓器ビジネスを実現させるため日本へと向かう。川崎に生まれ育った天涯孤独の少年・土方コシモはバルミロと出会い、その才能を見出され、知らぬ間に彼らの犯罪に巻きこまれていく——。海を越えて交錯する運命の背後に、滅亡した王国〈アステカ〉の恐るべき神の影がちらつく。人間は暴力から逃れられるのか。心臓密売人の恐怖がやってくる。誰も見たことのない、圧倒的な悪夢と祝祭が、幕を開ける。
『テスカトリポカ』のみんなの感想
こんなに厚くて内容もハードで大丈夫か私?と思ったのも束の間。読み始めたらどんどん引き込まれていった。少し前に麻薬カルテルの話を読んでそういう世界のことが少しは理解できていたせいか。また登場人物が生育歴なようなものから描かれていて感情移入しやすかった。残酷な描写が多いのにアステカ儀式の重要性が前提にあるせいか暴力性を感じさせないから不思議な感じでした。とても興味深く読みました。
えげつないのに、純粋で神秘的な物語。二律背反してそうなこの2つの要素が絶妙にマッチしてる世界観、、、新しい世界を垣間見えた気がしました。これだから読書はやめられない!
いろいろ考えちゃったけど、面白かった。コシモが穏やかに、幸せに暮らせるといいな。
佐藤究さんのおすすめ作品
人気作品
第20回大藪春彦賞および第39回吉川英治文学新人賞のダブル受賞!
レビュー数NO.1
第62回江戸川乱歩賞を受賞!
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おわりに
いかがでしたか。みなさんの読書生活の参考にしてくださいね。
今回は佐藤究さんをご紹介いたしました!