今回は直木賞候補作『星落ちて、なお』の話題の著者、澤田瞳子さんについて、ご紹介します!
澤田瞳子さんについて
1977年京都府生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院文学研究科博士課程前期修了。時代小説のアンソロジー編纂などを行い、2010年『孤鷹の天』で小説家デビュー。2011年同作で第17回中山義秀文学賞を最年少受賞。2012年『満つる月の如し 仏師・定朝』で第2回本屋が選ぶ時代小説大賞、第32回新田次郎文学賞受賞。2015年『若冲』で第153回直木賞候補。2016年同作で第9回親鸞賞受賞。2019年『落花』(中央公論新社)で第32回山本周五郎賞候補および第161回直木賞候補に。2021年『星落ちて、なお』で第165回直木賞候補になる。
『星落ちて、なお』の紹介

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暁斎の死によって、これまで河鍋家の中で辛うじて保たれていた均衡が崩れた。兄はもとより、弟の記六は根無し草のような生活にどっぷりつかり頼りなく、妹のきくは病弱で長くは生きられそうもない。河鍋一門の行末はとよの双肩にかかっっているのだった——。鬼才・河鍋暁斎を父に持った娘・暁翠の数奇な人生とは——。父の影に翻弄され、激動の時代を生き抜いた女絵師の一代記。
『星落ちて、なお』のみんなの感想
暁斎から英才教育を受け、極度なプレッシャーに苛まれながら芸の道を歩み続けたとよ。晩年とよが絵師の人生を回顧していたが、幸福感が伝わり安堵した。
明治から大正へ画家だった父の元画家になるべく育てられた娘の人生、父のこと、兄のこと、そしてその間に関わった人たちの人生の顛末、読み応えがあった。思うに小生の祖父と父の時代に重なるところがある。生きるだけでも大変な時代、そして関東大震災を体験、身につまされた。父のこと祖父のこと何か語り継がなければならない様な気がしてならない。文才の無い小生にはとても無理だ。貴重な一冊になった!
澤田瞳子さんのおすすめ作品
人気作品
第32回山本周五郎賞候補および第161回直木賞候補作品!
レビュー数NO.1
第153回直木賞候補。2016年同作で第9回親鸞賞受賞!
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三浦しをん
角田光代
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おわりに
いかがでしたか。みなさんの読書生活の参考にしてくださいね。
今回は澤田瞳子さんをご紹介いたしました!