森井姫明麗さんが選ぶ「落ち込んだときに勇気づけてくれた本」【連載第2弾】

こんにちは、ブクログ通信です。

ブクログのグループ会社「ブックオフ」とスポンサー・所属契約を交わしているスノーボード選手・森井姫明麗(もりい・きあら)さんの連載記事!

初回に続き、第2弾の今回は、森井さんが選ぶ「落ち込んだときに勇気づけてくれた本」をご紹介!
ぜひチェックしてみてくださいね。

森井さんへのスペシャルインタビュー!

Q.ブクログを使っている理由や使い方を教えてください!

ブクログを使い始めてまだ少ししか経っていませんが、色々なテーマでまとめられたおすすめのブックリストを見れたりするので楽しいです。
気分に合わせたテーマの中から、おすすめの読みたい本に出会えるので、これからさらに使いこんでいきたいと思っています。

ブクログブックリストはこちら!

森井さんが選ぶ、落ち込んだときに勇気づけてくれた本Best3!

湊かなえ『ブロードキャスト』(角川文庫)

ブロードキャスト (角川文庫)
湊かなえ『ブロードキャスト (角川文庫)
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あらすじ

中学時代、駅伝で全国大会を目指していた圭祐は、あと少しのところで出場を逃した。高校入学後、とある理由によって競技人生を断念した圭祐は、放送部に入部。新たな居場所で再び全国を目指すことになる。

森井さんのおすすめポイント!

スポーツには怪我が付き物です。怪我を乗り越えてまた新たにレベルアップする人も、選手生命を絶たれてしまう人も中にはいると思います。
この本は、思いもよらない事故で選手生命を絶たれてしまう高校生のお話です。過酷な境遇の中、新しい大きな目標を見つけて、それに向かって努力をする姿が描かれています。たとえ一度目標を無くしても、色んな選択肢があり、何にでもなれるのだと思わせてくれた一冊です。

早見和真『あの夏の正解』

あの夏の正解
早見和真『あの夏の正解
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あらすじ

2020年。新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、春のセンバツに続き、夏の甲子園までもが中止となった。かつて桐蔭学園の野球部に属し、甲子園の魅力、そしてその魔力を痛切なまでに知っている著者は、車を走らせる。強豪校である愛媛・済美高校と石川・星陵高校を訪れ、渦中にいる球児や監督へインタビューをするために——。

森井さんのおすすめポイント!

ただ一つの目標が失われた時、自分ならどう思って、どう行動をするのかを考えさせられる作品でした。
答えが出なくても、何かしら答えを出そうとも、自分自身としっかり向き合えた人が、価値のある時間を過ごせるのだと思えました。
「何ができない」ではなく、「その環境で何ができるのか」「何をすべきなのか」をしっかり考えようと思えた本です。

Caho『うまくいかない日は、甘いケーキをひとつ』

うまくいかない日は、甘いケーキをひとつ
Caho『うまくいかない日は、甘いケーキをひとつ
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あらすじ

「あなたを癒すあまーい言葉、ここにあります。」世界中が敵に見える夜、つまずいたとき、立ち止まったとき、迷ったときに——。あなたを癒す、甘く優しい言葉をお届け。

森井さんのおすすめポイント!

この本は、可愛いけど少し切ないイラストと一緒に、お砂糖みたいに甘く優しい言葉が書かれています。自分に自信がなくなった時や、辛く苦しい時にこの本を読んでいます。
エッセイ本なので、時間が無い遠征先でもすぐ読めてしまうのもおすすめポイントです。

おわりに

読書家スノーボーダー・森井姫明麗さんの「落ち込んだときに勇気づけてくれた本」3選、いかがでしたか?
華々しい舞台の裏で、試練の多い競技世界に身を置く森井さんならではの、激励や癒しが詰まった選書だったかと思います!

みなさんも、落ち込んだ時にはぜひ手に取ってみてくださいね。次回の連載もお楽しみに!

森井姫明麗さんについて

2006年9月29日、愛知県名古屋市生まれ。プロスノーボーダー。2023年ジュニア世界選手権銅メダリスト。2歳からスノーボードをはじめ、兄でプロスノーボーダーの森井海琉樹さんの影響を受け、小学3年生から本格的に競技大会へ出場するように。ご両親もウィンタースポーツ好きであり、森井さん含めて4人きょうだい全員スノーボードを楽しんでいる。

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