こんにちは、ブクログ通信です。
ブクログのグループ会社「ブックオフ」とスポンサー・所属契約を交わしている読書家スノーボード選手・森井姫明麗(もりい・きあら)さんの連載記事!
第3弾の今回は、森井さんが選ぶ「一気読みしてしまった本」をご紹介!
ぜひチェックしてみてくださいね。
森井さんへのスペシャルインタビュー!
Q.よく読む本のジャンルはありますか?そのジャンルが好きな理由も教えてください。
エッセイ本です。自分とは違う考え方や捉え方を知るキッカケになり、考え方の幅が広がってゆくのでおもしろいです。
あとは、エッセイ本は一つ一つのエピソードが比較的に短く少しの間で読めるので、遠征先でも続きが気になって寝れないっていうことが無くなるので、遠征にはエッセイを持っていってます。短い内容だけど心に響くものが沢山あるのでそこも好きです!
森井さんが選ぶ、一気読みしてしまった本Best2!
サン=テグジュペリ『星の王子さま』
あらすじ
砂漠に飛行機で不時着した「僕」が出会った男の子。それは、小さな小さな自分の星を後にして、いくつもの星をめぐってから七番目の星・地球にたどり着いた王子さまだった……。
森井さんのおすすめポイント!
この本はとても短くてでも、沢山の大切なものが詰まった本でした。読む人によってこの小説に対しての感じ方がそれぞれある本です。
私は初めて読んだ時が中学生時代だったのもあり、あまり理解が出来ず読み終えてしまいましたが、高校に入って読み返してみたら、当時中学生だった頃の自分では感じられないものがありました。そういった思い出のある一冊です。
イラストなども可愛く小さい子でも読める本になっています。
汐見夏衛『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(スターツ出版文庫)
あらすじ
親や学校、すべてにイライラした毎日を送る中学生の百合は、ある日母親とケンカをして家を飛び出し、目を覚ますと70年前の戦時中の日本にタイムスリップしてしまう。偶然通りかかった彰に助けられた百合は、彰と過ごすうちにその誠実さと優しさに惹かれるように。しかし彼は特攻隊員で、ほどなく命を懸けて戦地に飛び立つ運命にあった——。
森井さんのおすすめポイント!
中学生の頃に一気読みをした本です。
当時私は反抗期で母と凄くぶつかっていたんですけど、そんな私みたいな思春期の女の子が主役の小説になっています。
戦争の時代と混ぜて描かれており、今ある日常や当たり前にあるのことが、どんなに幸せで、儚いものなのかを改めて実感させてくれるお話でした。読み始めたら止まらず夜中まで読んで、大号泣しました(笑)。
映画化もされているので、ぜひ両方でこの作品を楽しんでください!
おわりに
読書家スノーボーダー・森井姫明麗さんの「一気読みしてしまった本」、いかがでしたか?
長年愛されてきた心に残るベストセラーや、10代を中心に話題を呼んだ涙腺崩壊必至の一作など、読み出したら止まらなくなること間違いなしです!次回の連載もお楽しみに!
森井姫明麗(もりい・きあら)さんについて
2006年9月29日、愛知県名古屋市生まれ。プロスノーボーダー。2023年ジュニア世界選手権銅メダリスト。2歳からスノーボードをはじめ、兄でプロスノーボーダーの森井海琉樹さんの影響を受け、小学3年生から本格的に競技大会へ出場するように。ご両親もウィンタースポーツ好きであり、森井さん含めて4人きょうだい全員スノーボードを楽しんでいる。
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