和歌山にTSUTAYAの図書館がオープン決定/猫が店員の本屋！？/図書カードの利益は5%！？─12月1週目注目の書店・イベントニュース

ブクログの公式Twitter・Facebookでは、スタッフが気になった書店やイベントのニュースを適宜紹介しています。その中で、反響が大きかった記事をまとめました！　

今週どんなニュースがあるのでしょうか？

和歌山：和歌山市駅　「TSUTAYA」の図書館が2019年秋にオープン予定

和歌山にTSUTAYAの図書館誕生決定！

2019年秋、南海電鉄「和歌山市駅」直結のビルに誕生予定。スターバックスや書籍・文具、和歌山の特産品などの販売スペースもあるそうです。どんな図書館になるのでしょうか。　#書店ニュース
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— ブクログ読書管理アプリ (@booklogjp) 2017年12月1日

過去最大級のTSUTAYA図書館が誕生というニュースです。佐賀県武雄市や神奈川県海老名市にできた図書館は、賛否も含めて大きな話題となりました。和歌山にどこまで溶け込んでいくのか、要注目です。

東京：三軒茶屋、猫が店員の書店「Cat’s Meow Books」

この書店、店員は猫！

東京：三軒茶屋の書店「Cat's Meow Books」（@CatsMeowBooks）が話題です。猫が登場する本を中心に取り扱うお店で、利益の一部は保護猫活動団体に寄付。お近くの方はぜひ。 #書店ニュース
▼https://t.co/fHPD4rc55r

— ブクログ読書管理アプリ (@booklogjp) 2017年11月27日

保護猫活動と書店経営がセットになった場所。猫が殺処分される現状について語る一方で、「三軒茶屋はどんどん本屋が減っている。近隣住民からは『本屋がないと文化が・・・』と憂う声も多く聞く。本屋の火を消さないように二足のわらじで頑張るので、応援してほしい」とも。社会的な使命を果たしている書店だな、と思えます。ぜひもっと広まってほしいですね。なお店内で「水曜日のネコ」というおいしいビールが飲めるのも、素晴らしいですね。

徳島：三好市、「いちにち文庫」12月2日まで期間限定オープン

本屋がない街に、本屋を！

徳島県三好市、中四国では唯一、「書店ゼロ」となった市。そこで11月30日～12月2日、「いちにち文庫」（@ichinichi_bunko）が期間限定オープン、本屋復活。応援したいですね。 #書店ニュース
▼https://t.co/Z5nlf6zR5P

— ブクログ読書管理アプリ (@booklogjp) 2017年11月27日

12月2日までの期間限定ながら、徳島県三好市は中四国唯一の書店ゼロの市を返上することになります。

11月26日朝日新聞「ひもとく」　南陀楼綾繁さん「本を扱う場所や、そこで仕事をする人は、ぜんぶ『本屋』と呼んでもいい」

本を扱う場所や、そこで仕事をする人は、ぜんぶ「本屋」と呼んでもいい─

11月26日朝日新聞「ひもとく」で南陀楼綾繁さん（@kawasusu）が注目の提言。新刊書店も古書店も図書館も出版社も、みんな「本屋さん」と。 #書店ニュース
▼https://t.co/p9c2LDbinf

— ブクログ読書管理アプリ (@booklogjp) 2017年11月27日

本屋のありかたが多様になっているいま、本に関わる人たちはみな「本屋さん」でいいんじゃないか、と。南陀楼綾繁さんの提言は、いま全国で活発になってきたブックフェア、ブックフェスティバルのことを念頭に置いたものとも考えられます。そこでは色々な立場のかたが本を販売していますね。

本というものが大好きな私たちも、新刊書店に行く一方で、ブックカフェに行って時間をすごしたり、ブックフェスや古本屋で何かを探したりしていますね。私たちが赴くそれらの場所すべてを「本屋さん」とすることに、抵抗感のない人も増えてきているように思えます。みなさんどうでしょうか？

本屋さんが図書カードを売って得る利益は5%!?　新井見枝香さん「１銭も出ない内職とかやってます。」

12月に『本屋さんであったいい話』を刊行する書店員の新井見枝香さんが、図書カードの販売現場の葛藤について書いています。実際に販売したときの利益は、定価の5%。さらにその贈り物用の包装は「１銭も出ない内職」。図書カード販売の善し悪しを問題にしているのではなく、本屋さんのリアルな現実を記した文章です。本屋さんは雑誌の付録つけや本のプレゼント包装など、本そのものを売るだけでなく色々な付帯業務に関わっています。

「パン屋の本屋」花田奈々子さん連載、「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」完結！

「今まで人に本を紹介する、ということを少し上から目線でとらえていたのかもしれない、と思う─」

東京：日暮里「パン屋の本屋」店長、花田奈々子さんの連載が最終回。そして連載の書籍化も決定！続報が楽しみですね。#書店ニュース
▼https://t.co/cqSzBpN9kQ

— ブクログ読書管理アプリ (@booklogjp) 2017年11月27日

「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」連載が、2018年春に河出書房新社から書籍化されることも決定しました。WEBでは読めないエピソードも収録とのこと。まだまだすべらないエピソードが一杯あるということでしょうか？　楽しみです。

全国各地で、宇多田ヒカルさんの推薦書を集めた「宇多田書店」開店！！

宇多田ヒカルさんの推薦書を集めた「宇多田書店」開店！！

デビュー12月9日から20周年…初の歌詞集『宇多田ヒカルの言葉』発売記念として全国38店舗でフェアが行われます。詳しくは下記リンクをご覧ください！　#書店ニュース
▼https://t.co/ex4qWsQMlB

— ブクログ読書管理アプリ (@booklogjp) 2017年11月28日

1998年12月9日にシングル「Automatic／time will tell」でデビューを飾って以来、20年目に突入。それを記念した初の歌詞集『宇多田ヒカルの言葉』発売記念のフェアとなります。全国都道府県とまではいえませんが、北海道から九州、沖縄までの各地域で行われますね。東京のアトレ恵比寿では、宇多田の新曲「あなた」とコラボしたクリスマスキャンペーンをスタート。ファンの方はぜひ訪れてみてくださいね。なお、12月8日には最新曲「あなた」を配信とのこと。