【ベストセラー原作の映画大特集!】10月4週公開の映画をご紹介!『彼女がその名を知らない鳥たち』、『先生!』etc.

こんにちは、ブクログ編集部です。

今週末、『彼女がその名を知らない鳥たち』『先生! 、、、好きになってもいいですか?』など注目映画が多数公開されます。今回の「ブクログ通信」では今週末公開される主だった書籍原作映画をご紹介!映画を観るまえに、原作のストーリーと一緒に目を通してみてはいかがでしょうか?

10月28日公開 沼田まほかるさん原作 映画「彼女がその名を知らない鳥たち」

嫌な女、クズな男、ゲスな男、下劣な男。共感しがたい最低最悪の男女が織り成す、ダーク・ラブ・ストーリー。昔別れたDV男を忘れられないクレーマー気質の自己中女は、地位も金もない男と同居中で、体目当ての男と浮気する。しかし昔別れたDV男の失踪から、全員の日常が一変していく…
キャスト:蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊、村川絵梨、赤堀雅秋
監督:白石和彌

原作『彼女がその名を知らない鳥たち』(幻冬舎)

今回の『彼女がその名を知らない鳥たち』原作も、映画と同じ筋立てで、読む人すべてが嫌悪感をもよおすような描写が続きます。しかし読みきった人たちの絶賛のコメントがブクログに寄せられています。

出てくる登場人物はみんな女として、男として最低だ。だからこそ、最後に真相が明らかになったときわたしは号泣していた。

あやこさんのレビュー

再読すると初読時に冗長と感じられた描写全てに意味があったことが分かり、不快だった箇所の印象が一変しました。こういう読書体験はなかなかあることではありません。

sakaiXさんのレビュー

原作者の沼田まほかるさんは1948年生まれで、56歳でデビューを果たした大器晩成の小説家です。2012年発表の『ユリゴコロ』が本屋大賞にノミネートされて以来、既刊にも光が当たり、書店員さんの仕掛け販売も手伝って一気にベストセラー作家となりました。2017年は『ユリゴコロ』に続いて本作『彼女がその名を知らない鳥たち』も合わせ、一年で二作も映画化されました。湊かなえさん、真梨幸子さんとあわせて「イヤミスの女王」とも名指され、いまますます注目が高まる作家の一人にあげられます。

沼田まほかるさんのおすすめ本一覧

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10月28日公開 河原和音さん原作 映画「先生!、、、好きになってもいいですか?」

女子高生、島田響が世界史の教師に恋をした。生まれてはじめての恋に戸惑いながら、彼女は率直に思いを伝える。教師と女子高生、禁断の関係は……?
キャスト:生田斗真、広瀬すず、竜星涼、森川葵、健太郎
監督:三木孝浩

原作『先生!』(集英社文庫)

原作となった『先生!』は、1996年から2003年まで『別冊マーガレット』(集英社)に連載された作品でした。河原和音さん初の連載作品。単行本で発売されていましたが、いま手に入りやすいのは、全11巻の文庫コミック版です。

悩んだり、もがいたり、一生懸命な姿を見ていると、漫画という枠を超えて等身大の登場人物を感じます。名作です。

charo1126さんのレビュー

自分の高校生活を思い出しながら読んでました。恥ずかしいような、くすぐったいような、恋っていいなって思います。

indy4さんのレビュー

ご存じ、河原和音さんは今も人気作を次々と生み出す人気作家。20年近く第一線で活躍されています。主な代表作は映画化された『高校デビュー』、『青空エール』ですが、『俺物語!!』の原作者としても著名ですね。現在は『素敵な彼氏』を連載しています。初の連載作『先生!』と現在の作品を見比べてみるのもおもしろそうですね!

河原和音さんのおすすめ本一覧

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今週末、他にも多くの作品が公開されます。

10月27日公開 フィリップ・K・ディックさん原作 映画「ブレードランナー2049」

10月28日公開 ジミー・リャオさん原作 映画「星空」

10月28日公開 早見和真さん原作 映画「ポンチョに夜明けの風はらませて」

10月28日公開 萩島宏さん原作(電子小説) 映画「リンキング・ラブ」

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